★BLです!
★自己満足の妄想のお話です!
ご理解頂き大丈夫なら場合はお進みください!
ひとつ前のお話
すこし智くんの出番少ない(出てなくない?)ですが、お許しを。
なぜか?こうなっちゃったの。
(知らぬ間に登場人物増えちゃった件)
〈若先生vs看護師君〉
だって智くんは僕にとって唯一無二の存在なんだもん。
それとも、あれかな?白衣かな?白衣がそう見せるのかな?
てか、そりゃ“しょーちゃん”なんて記入したら電子カルテじゃなくて手書きでもダメだろ。
それにカルテに愛着わくって…何?
患者さんに親身になれる。的なこと?なのかな?
それ…僕以外の時も、こんな感じで電子カルテに記入してんの?
ほんと不思議な人だな。
あと…若先生は、僕の知ってる人の中で(智くん抜きで!智くんは僕の中でダントツとかじゃなくて常に一番で特別な存在だもん!)ダントツで笑顔が素敵だとおもう。
あの笑顔を見せられると落ち着く。
僕でも落ち着くんだもん、きっと幼い子どもたちは泣いていても泣き止むだろうし、つられて笑うかも。
若先生には、そんな不思議なチカラがある。
で?これはどうゆう状況!?
「なんで、もう、しょぉーちゃんの手を握ってんの?」
「櫻井君が注射が苦手だと、先日の点滴で理解したからですが、何が問題ですか?」
とか、さらっと言ってのける男性看護師さん。
待って…なんか恥ずかしいんだけど!
手は、いつの間にか握られてるし!
言われてることは間違ってないけど!
この年齢でも注射が苦手って…やっぱり恥ずい。
でも…いつもなら何も考えられないほど注射が怖くて母さんが、そんな僕を心配して背中とかずっと摩ってくれてるのに…今、母さんは居なくて待合室で待ってる。
たしか…この看護師さんが
『櫻井君?大丈夫じゃ、ないよね?
お母さん、今回は、ぼくが翔くんに着いてますので大丈夫です!!待合室でお待ち下さい。』
『でも…このこ…』
『存じてます!翔くんの体調が悪くなると、いつも以上に心配になりますよね?
お母さんが翔くんを愛されてるのは、よく伝わってきますよ!
注射が苦手な翔くんを心配したり見てるの辛いですよね?』
『え?っと…まぁ…。』
『翔くんは弱い子じゃなくて!単に注射が苦手なだけ!なんです!』
『です…かね。
だから側に付いていてあげた方がいいかな?って。』
『そのお役目は、ぼくが引き受けるので!お母さんは待合室で少し力抜いてお待ちください!』
『力を抜く?』
『お母さんも少し気が張ってるように見えますよ!待合室で恐縮ですが、リラックスして翔くんをお待ちください!』
『マ…かあ、さん…なんか大丈夫かも?』
『翔ちゃん…わかったわ、あっちで待ってるわね。』
なんて会話をしてた。
そして母さんは待合室へと戻って行った。
そんな会話も、いつもなら耳に入ってこない。
だけど、この会話…聴こえてたし間違ってないとおもう。
こういう記憶力は僕の特技でもある。
風景が浮かんで、その時、その場の雰囲気も覚えることができるのは、自慢にはならないが、ちょっとした特技だとおもっている。