★BLです!
★妄想です!
★自己満足のBLの妄想のお話です。
ご理解頂ける方のみお進みくださいね。

ひとつ前のお話上矢印


そして、このお話はなぜか?【ほしいもの。】の智くんが校閲?をしてるので智くんの心の声が漏れちゃうことがあるようです。

本文だけお読みになる場合は太黒文字部分だけを読み進めてくださいませ。






いつもはオレがやってるでしょうが!
に、しても…注射苦手って…なんか、かわいいな。
よく見ると顔立ちも、かわいいかも。
や、かわいいだろ!


…え、まぁ…」


「ボク痛くしないからね?
お注射するの上手いからね!
ボクね、挿入するの上手いよ!
特に、しょぉーちゃんには、優しくするからね!」


「先生?櫻井君聞いてないとおもいますよ?」

なんでかな?子どもとかに注射打つ時、こんなような台詞は言ってんだけどな…櫻井君相手だと…気のせいか、なんか違う意味に聞こえるんだけど?
それって…オレが変なの?
卑猥…とまでは言わないけどさ、同じ台詞なのに違って聞こえるの…なんで?


「え?あ、はい、じゃ、チクッとするかもだけど、ちょっとだからね、我慢してね。」


「…櫻井君…手でも繋ぐ?
ほんと苦手なんだね?
顔強張ってるよ?」

顔は強張ってるし、少し震えてるし、そこがなんともかわいい♡のだけど、それどころじゃないか。


「…つ、繋いでもらってもいい…ですか?」

恥ずかしいことを言ってるのはわかってる。
繋いでもらうなら智くんがいい。
そう…いつも注射を打つ時はおもう。
『智くん手を繋いでくれる?』
『手を繋いだまま…離さないでね?』
なんて言えたら、どれだけ嬉しくて幸せだろ?

注射は子どもの頃から苦手で、幼いころはママが抱っこしてくれてから頑張れた。
小学生になっても注射は相変わらず苦手で、予防接種の日は憂鬱だった。

おじいちゃん先生は、僕が注射が大の苦手だと当然知っているから、診察室は今回みたく先生とママと僕だけにしてくれて、ちょっと恥ずかしいけどママが抱っこしてくれてた。
それは小学生の3、4年生までそうだった。

そういえば男の人が、にこにこして僕を見てたような気がする。
あれは…中高校生くらいの若先生だったのかな?

5年生くらい大きく(3、4年生でも十分大きいよな。)なると…誰も見てないとはいえママに抱っこされながら注射を打つというのは、さすがに恥ずかしくなり、もじもじしていると、そのおにいさんが急に診察室に(絶妙なタイミングだったよな…あれ)入ってきて

『しょーちゃん?だよね?』

『・・・はい。』

『ボクが手を繋いであげるよ? 
なんなら抱っこでもいいよ?
恥ずかしがることないからね!
注射苦手なコなんて、いっぱい居るんだしさ!
それに、じいちゃん、注射上手だからさ!あっという間に終わるよ!』

なんて会話して抱っこしてくれたの…若先生?
手もぎゅっと繋いでくれたの…若先生かも。

なんてことを考えてる場合か?
なんか…僕の頭上で揉めてる?
つうか…騒がしいんだけど?


「あー!!それずるい!!」


はあ?」


「ボクが、しょぉーちゃんと手を繋ぎたい!」


「先生!早く点滴の針刺してください!
やるって言ったの先生ですよ!」

と、か…訳がわからない、やりとりをしているうちに終わったというか点滴はスタートされた…ようだ。
あ…痛くなかった…?
僕は、そのまま点滴が即効で効いたのか?
痛さから解放されたくてか?わからないが気を失った。



翔ちゃん!酷い!浮気だ!浮気!
まだ付き合う前のこととはいえ…他の男と手を繋ぐとか有り得ない!
しかも誘われて、ほいほい簡単に手を繋ぐとかなんなんだよ!もお!
許さないからな!
今夜会って、お灸据えないとだな!
何しようかな?
ちょっといじめちゃおかな?
とことん焦らすとか?
翔ちゃんが『もう、だめっ…おねがい、ゆるして?』とか言われても…ふふっ、楽しみ♡



「さ、としくん?ここに居たの?」
「てか、何…ニヤニヤしてるの?」