BLです。
妄想です。
大丈夫な方はどうぞ。
前ページにも記載してあります。
この【あげたいもの。】のお話をちょっとゔわぁーっと書きました(まだ妄想途中ですが。)作者本人も…ん?となってるところなのです!え?ってなってます!その場面まではもう少し掛かる?かもです…しばしお待ちを?
ひとつ前のお話。
そして、このお話はなぜか?【ほしいもの。】の智くんが校閲?をしてるので智くんの心の声が漏れちゃうことがあるようです。
本文だけお読みになる場合は太黒文字部分だけを読み進めてくださいませ。
【翔 視点】
そこには父の助言があったのも強い。
『翔の気持ちも同じ男だからわかる。
男だからもあるが、どちらかと言うとパパも子どもだった頃があるからな。
ママの気持ちも親だからわかる。
ママもパパも翔が1番大事なんだ。
パパはママとは少し考え方が違うが翔のことを心配してないわけじゃない。
パパはママが具合の悪い翔のそばに居てくれるから安心して仕事に行ける。
でも、ママはちがう。
世の母親が皆同じではないけどね。
翔が倒れて寝てるのに仕事に行くとか考えられないんだよ。
もし悪化したら?とか考えてしまうからね。
それで、もし取り返しのつかない事なったら自分を許すことができないだろうからね。
それはパパも同じなんだよ。
ママに頼んで押し付けてしまったと後悔するとおもう。
あとママの仕事が家ではできない重要なお仕事だからね、どうしても休んだ分数日は忙しくなってしまうのも、また事実だ。
幸いママの会社は家の近くだから、こうしたらどうだろ?』
と、提案されたのが
・ママは仕事に行く。
・翔は朝以上に悪化する兆候があったら連絡する。
・ママから連絡もしていいけど連絡に出ないからと言って慌てないこと。
翔が眠っていたら出られないからね。
・翔も連絡に気がついたらすぐ連絡入れる事。
・ママが連絡して1時間連絡なかったら再度連絡する。
・それでも反応がなかったらママは帰宅して欲しい。
ってことだった。
パパはママに『帰宅して欲しい』とお願いしたのが、すごい言葉のマジックを使ったなぁって感心した。
『帰宅していい』でも間違ってないけど『して欲しい』とお願いされた方が頷けるもんな。
ま、そんなこんなで僕の要望は受け入れてもらえてママも仕事に行くようになった。
に、しても胃がかなり痛い。
起き上がると吐き気が込み上げてきた。
しんどい。
胃が痛すぎて…頭は痛くないのに身体が熱く感じる。
ダメだ…これダメなやつ。
迷って躊躇したらダメなやつ。
スマホを手にしてメールじゃなくて電話した。
「もしもし、翔ちゃん?どうしたの?」
「ママ・・・ごめんなさい・・・胃が・・・病院」
『病院に行きたい。連れて行ってお願い。』と言いたいのだけど痛くて片言でしか伝えられない。
「わかった!もう少し待てる?」
「・・・ぅん。」
近いと言っても直ぐに帰ってくるのは不可能なのもわかってる。
今やってる仕事は終わらせたいだろうし、上司の人に言わないとだろうし、仕事の引き継ぎ的なのもあるかもしれない。
まぁ…ママのことだから僕が休んでる日のお仕事は調整しながらやってるんだろうな。
帰宅もいつもより早いし直ぐに部屋に来るからさ。
すごく心配されてるのわかるんだ。
だけど、やっぱり僕は今は思春期ってやつで…小さな反抗期でもあるんだ…きっとね。
智くんを、そんな思春期と反抗期の僕が巻き込んでしまったんだ。
(巻き込まれたなんておもってねえよ?
てか…あの頃めちゃくちゃ酷かったんじゃん!おばさんが心配するのわかるし、おじさんも翔ちゃんの事よくわかってるよな。
翔ちゃん…こんな優しいパパさんと、ママさんにおれらのこと認めてもらえてよかったな。
まだ、この頃は告ってもないから付き合ってもないけど…たぶんおれの母ちゃんは、おれが翔ちゃんに恋してるってバレてたとおもう。
だから…ってわけじゃないけど…少なからずママさんは勘付いてたんじゃないかな?
翔ちゃんが誰かに恋してる。
その相手はもしかしたらおれかもしれない。
って。
なんなら…そっちじゃなくて、おれが翔ちゃんに恋してること見抜かれてた?だとしたらちょっと恥ずい。
に、しても!翔ちゃん具合悪すぎじゃね?)