3年ぶりに彼氏 | ヒメニッキ

ヒメニッキ

モデル。大学生。

過去には六本木でホステスやったりもしてました。

そんなヒメの日常と思い出話がつらつら。

出来るかもしれません。

15日に毎年恒例でみんなに義理チョコを配っていた私ですが、今年は一個だけプチ本命をあげました。
相手は元彼なんだけどね。
元彼とは3年前の今頃1,2ヶ月付き合ってた。
知り合ったのはその更に1年前。
初めて会ったときから顔も性格も「超タイプ」だった。
気が強くて人一倍明るかった私は男の子にちゃんと「女の子扱い」されることがなかったから、私のことを「女の子」として扱ってくれるかっこよくてとにかく優しい彼にどんどんはまっていった。
週3,4回は遊んだし彼と彼の友達が住んでいる友達の家にもしょっちゅー遊びに行ってた。
彼はキャバクラのマネージャーだったけど全然気にならなかった。
まーとにかく夢中だったわけですよ。

ある時なぜか六本木に呼び出された。
お茶しながら彼は「夜辞めようと思うんだ」と私に言った。
私は「賛成だよ」みたいなことを言ったと思う。

彼とはそれから音信不通になった。
私毎日泣いてた。
2週間近く家から出なくてある日気晴らしに学校行くことにした。
それまで馬鹿にしてた大学の子達は意外と面白くて、私はすぐにみんなと仲良くなった。
ある時授業の合間にカラオケしていたら知らない番号から電話が…
彼だった。
責める気持ちはなくてただただ嬉しかった。
その後も彼とは連絡取ったり取らなかったり…でもなんとか繋がってきた。
もちろんずっと彼だけを思い続けてきたわけではないけど彼は私にとってファンタジスタみたいなもので、いつでも誰より好きだった。
1年後なんとなく付き合ったけど私が浮ついてたのと彼が新しいお店のオープンの時期でとにかく忙しくてすれ違いまくりで別れてしまった。

あれから既に3年経ったわけなんだけど私たちはまた付き合うかもしれない。

彼には1年くらい続いてる彼女さんがいる。けどバレンタインチョコをあげた日私は不覚にも酔っ払って彼の家に泊まってしまったのだ。
もちろんソソウはない。
が、寝ているとき彼女さんが入ってきてしまったのだ。
彼女はそのまま出て行った。 私は自分が一番嫌いな方法で他人を傷つけてしまったのだ。
昔からの仲間以外で彼女のいる男友達の家に泊まってはいけない、と改めて思った。彼のことは男の子としても友達としても好きで、家族みたいな気持ちすらある。
だから私じゃない相手とでも本当に幸せになってくれるなら祝福していた。
だけど近くにはいたかったからずっと「明るくて何も考えてないけどイイ奴」を演じてきた。
けど心のどこかでは「相手が私だったらいいのに」って思いはずっとあって… 酔っ払ってそれが出ちゃったんだね。
いつかこういう時が来るだろうと思わなくも無かったけど、自分史上最高の修羅場にただ頭が真っ白になった。
「あの子泣いてただろうな」とか「なんで始発待ちで帰らなかったんだろう」とか、今更考えても仕方の無いことを何度も思った。

それはそのあと彼女と電話した後の彼の涙を見たからっていうのも大きいんだけど、1人の女の子として彼女の気持ちを考えてしまう私がいるのも本当だ。(都合の良いことを言っているのはわかっているけど)

その2日後の今日また彼に会った。
初めての昼間のデート。
昔もご飯やカラオケなら行ったことあったけど昼間待ち合わせして2人っきりで映画に行ったりその後普通に夕飯食べて夜景(デートで夜景なんて初めて!)見て家まで送ってもらう、なんてしたことなかったから。
というかずっと私が好き過ぎたからそういうのは叶わない夢なんだろうと思っていた。
普通だったら「けっ。なにが夜景だよ」とか思ってしまうのに彼が私のためにしてくれたのだと思うとすごく嬉しかったしなんだか可愛い気持ちになった。

帰り道に
「彼女のこと諦めつかないなら何度でも謝って許してもらえるまで頑張りな?」
「私はすごい好きだから“彼女とうまくいかなくなったからヒメ”じゃなくて“ヒメの方が好き”って心から思うんなら大歓迎だけど」
「もし彼女に戻るんなら私はAくんの前から消えるから。」
といった私の決心を話した。
彼がどう受け止めたかはわからないけどもう、こうなってしまった以上「友達だから連絡とってたっていいじゃん」とは言えない。
大好きな彼の幸せを邪魔するほど勇気も覚悟も無い。
ただ、本当に私のことが好きでいてくれてるなら私はもう他の男なんていらないとさえ思える。
今の私は相当私らしくない私だ。
私は元々二股紛いな行動をとる人間が一番嫌いだし、次に嫌いな人種は「都合の良い女」だからだ。
だけど今の気持ちはどうしようもない真実。
傷ついても仕方ないし、そのくらいの価値はある。(と信じてる。)

今は彼の決断待ち。

どうなるかわからない。
大好きな彼と一生会わないという悲しい結果になってしまうかもしれない。
けど、全て受け止めるつもり。
もしもそうなったとしても、今日のことはずっと覚えておきたい。