橋脚跡のスパン?
どうもです。
前回 の予告通り、 「橋脚跡のスパン?」 について書いてみます。
「橋脚跡のスパン」 なんて意味がわかりにくい書き方をしていますが
もっとわかりやすく書けば、「隣り合わせた橋脚跡と橋脚跡との距離」
との意味で自分は書きました。
ところで前回の 「現存する橋脚跡の本数?」 を読まれた人の中で
実際に橋脚跡の本数を数えられた方はおられるでしょうか?
そんな面倒な事をする人もいないと思いますが、もしおられたのなら
途中でどうしても数えられない所があったと思います。
現存する橋脚跡の本数? の中に 「実際に数えられない所もあるし」
と書いていますが、 どちらかといえば 「数えられない所」 というより
「数え方がわからいない所」 と書いた方が正しかったのかもです。
その場所とは?
「大将軍駅跡」 のある 「高尾アパート」 がその場所です。
「高尾アパート」 内を橋脚跡の1本と数えるか、複数本と数えるかで
現存する橋脚跡の本数も変わってきますし、総本数も変わります。
しかし 「高尾アパート」 を外から見るだけでは橋脚がどこにあるかや
建物内に何本の橋脚が入っているのかはわかりません。
そこで今回のお題である橋脚跡間のスパンが役に立ってくるのです。
適当に並んで造られているように見える姫路モノレール橋脚ですが
当然ながらその強度、耐久性等は建造計画時からきちんと計算され
それなりの余裕をみて造られた事と思います。
姫路モノレールの車輌は2種類あった100型、200型共に全長15m。
それに対して特殊な場所を除けば橋脚跡間のスパンは約20mあり
通常の橋脚と橋脚の間には2台分の車輌が決して入らないようにと
設計されていたようです。
現在はかなりの橋脚跡が撤去されているため、実際散策してみると
橋脚跡間が長く開いてしまっている所もあってわかりにくいのですが
橋脚の間が25mを超えている場所が昔は2ヶ所ありました。
1ヶ所は現在も残っている最も手柄山側の船場川の中の 橋脚跡 で
きれいなカーブを描いた軌道跡は目測で30m近くはありそうです。
あともう1ヶ所はJR線を跨いでいたトラス橋で、橋の全長が長いため
両側を頑丈そうなT字型の橋脚によって支えられたその軌道の長さは
姫路モノレールの橋脚間では最も長く、約47mもあったそうです。
この2ヶ所の軌道桁は通常のコンクリート製ではなく、強度の問題か
基準以上25mを超える軌道桁は鋼で補強されて造られたようです。
逆にスパンの極端に短い所もあって、場所はJR線のすぐ南側にあり
トラス橋を支えた南側 (手柄山側) のT字型をした橋脚跡のすぐ横に
次の通常型 (I 型) の橋脚跡が立っています。
そして上記のトラス橋は 1998年 12月に撤去されてしまいましたが
同じ時期にトラス橋を支えていた北側 (姫路側) のT字型の橋脚跡も
撤去されてしまったようで、この撤去されたT字型の橋脚跡とすぐ隣の
今も残っている通常型 (I 型) の橋脚跡との距離も短かったようです。
てなわけで今日の写真は
撮影日は 2011年 1月23日。
場所にもよりますが、橋脚跡はだいたい等間隔で並んでいます。
「船場川」 沿いはモノレール跡下を歩けるし、軌道も直線が多いので
スパンを歩いて計るには好都合。
JR線すぐ南側 (手柄山側) の上記のトラス橋を支えていたT字型の
橋脚跡とその横の数本はスパンが短いです。
現在、JR線のすぐ北側 (姫路側) にある通常型 (I 型) の橋脚跡の
すぐ隣 (JR側) にも上の橋脚と同型 (T字型) の橋脚が反対側から
トラス橋を支えていましたが、その橋脚跡はすでに撤去されています。
「月見橋」 付近、現在最も手柄山側にある軌道跡は鋼鉄でできており
茶色く錆びているのがわかります。
確かに隣り合った橋脚跡同士との距離は30m程ありそうなのですが
両側からT字型の大きく長い土台の橋脚跡に支えられているために
鋼鉄製の軌道跡は橋脚跡のスパンよりも5~6mくらいは短そうです。
そしてここが橋脚跡が数えられない所 「大将軍駅跡 高尾アパート」
橋脚跡は建物の西端と
建物東側は建物から約10mくらい離れた所に橋脚跡があります。
下からではホーム内をどうやって覗いても見えるのは軌道跡だけで
橋脚跡がどのように建っているかは見えません。
ここからやっと 「高尾アパート」 内の橋脚跡本数の話に戻ります。
橋脚跡の本数を知るには上に 「橋脚跡間のスパンが役に立ってくる」
と書きましたが、何度か橋脚跡間を歩きその歩数を覚えておきます。
歩いて測る場所は最も手柄山側にある橋脚跡手前付近が歩きやすく
数本の橋脚跡がほぼ等間隔で並んでいるので参考にしやすいです。
そして自分の橋脚跡間の歩数を覚えたら 「高尾アパート」 へと行き
建物の端から端まで歩いて歩数を数え、橋脚跡間の歩数で割れば
「高尾アパート」 内の橋脚跡の本数が割り出せます。
「高尾アパート」 内の橋脚跡本数がわかった今、これでやっと正確な
「現存する橋脚跡の本数」 を数える事ができます。
前回うまく数えられなかった人は、これを基に数え直してみましょう!
長々とアホな事を書きましたが、本人は至って真面目に書いてます。
次回の 月刊 姫路モノレール 「あまり知られていない事」 シリーズ は
姫路モノレールの延長計画ついて書こうと思っています。
題して 「延長計画は本当にあったのか?」 を予定しています。
それではまた。
