撤去の現場から | 週刊 姫路モノレール

撤去の現場から


どうもです。


2月16日の深夜から6日連続で行われました 「高尾アパート」 より姫路側

建物上に残っていました姫路モノレール跡6本の軌道桁が撤去された事は

2月25日付けのブログ  にて撤去された後の様子までお伝えしました。


ならば今回は、姫路モノレール跡の軌道桁が実際に撤去されている現場を

撤去6日間の内、2日目の様子を時系列順に書いてみようと思います。


てなわけで今日の写真は

撮影日は 2014年 2月17日~18日。

2月17日24時を過ぎて撮影した画像については18日となっています。


2014年2月17日22時30分気温4度、軌道桁撤去の現場近くまで着くと

すでに簡単な交通規制と撤去工事が始まっていました。



高所作業車に乗った2人の作業者さんが、今回撤去される予定の軌道桁と

隣りの軌道桁へつながるレールや橋脚跡のアンカーとの 「縁切り作業中」 。



22時50分頃、たった今姫路駅から出発して来た最終バスが目の前を通過。



それが工事開始の合図かのように、監督さんがまわりの人たちに声をかけ

無線機で何かを伝えたかと思うと、どこからか、それまで目につかなかった

大型クレーン車やトレーラー車が次々と撤去現場に集まってきます。



あっという間に撤去現場周辺は重機たちで埋めつくされました。


まずは軌道桁を実際に吊り上げる2台の大型クレーン車の位置決めから。



16輪500t吊り、最も大きなクレーン車は 「高尾アパート」 側へ配置。



10輪200t吊り中型 ( と言っても十分大きい ) クレーン車は姫路駅側へ。



小ぶりな ( と言っても十分大きい ) クレーン車は、大、中の間に。



高所作業車で軌道桁へ上り。



ワイヤーロープを軌道桁に架けます。



そして日付が変わった24時過ぎ、ついに軌道桁が吊り上げられます。



軌道桁が橋脚跡から完全に離れました。



軌道桁は平衡を保ちながら、ゆっくりと下ろされていきます。


ゆっくり下ろされた軌道桁の重量と


全長とが計られます。



全長は24.95m



軌道桁を2分割するため、軌道桁上と横に設置されているレールを溶断。



レールが溶断されたら軌道桁にドリルで穴を開け、ワイヤーソーの準備。


と、ここで25時を過ぎ、帰宅するため自分が撮影できたのはここまで。


この後、約25mある軌道桁をワイヤーソーにて2時間くらいかけて切断し

27時30分にはトレーラーに積まれ処分してくれる専門業者さんへ搬送。


てなわけで、今回のブログでは 2月25日付けのブログ にも書きました

姫路モノレール跡と建物の配置図からすると


              桁① 桁② 桁③  桁④  桁⑤ 桁⑥    | 山

[ 高尾アパート] [ ① ] ②  [ ③  ④ ]  [ ⑤  ⑥  ⑦ ] | 電


17日、2日目に撤去されました 桁④ の撤去の様子を書いてみました。


この日は 「けんかラーメン ありがたや 」 さん上の軌道桁という事もあって

「けんかラーメン」 さんのご主人も夜遅くまで作業を見ておられました。


その他の5本の軌道桁撤去についても、自分が下から見ているだけでは

クレーン車の位置が変わるくらいで、ほぼ同じ手順で作業は進みました。

その迷う事無く作業される姿を見ていると、おそらく関係者さんたちの間で

毎日細かな打ち合わせが軌道桁ごとにあったかと思われます。


姫路モノレール跡が撤去されていく姿を見るのは複雑な気持ちでしたが

クレーン車が吊り上げた瞬間は、「おおっ!」 という気持ちになりましたし

ワイヤーによって垂直に吊られていた軌道桁は、吊り上げられた瞬間も

まったく揺れる事なく、クレーンの操縦技術の高さにも驚かされました。


なかなか見る事のできない、姫路モノレール軌道桁の撤去現場でした。

いや、もしかしたらこの先、頻繁に見る事になるのかもしれませんが…。


次なる姫路モノレール跡の撤去は、一体どのあたりになるのでしょうか?


関係者さんより、これから先予定されている姫路モノレール跡撤去の話も

少し聞けましたので、また近いうちにブログに書いてみようと思います。


それではまた。