映画「青い山脈」「続・青い山脈」 | ひめみこ。。のブログ

ひめみこ。。のブログ

ナミヤ店で占い師してます。
占いしたい方は、こちらのHPでアプリをインストールして下さいね!
https://www.namiyaapp.com/
平安時代の古典【宇津保物語】の漫画を描いています。

 

 

1949年 日本

 

主演 原節子 池部良 杉葉子

 

あらすじ

 

若い男女の交際が抑圧されていた大戦直後の日本

 

女学校の生徒、新子(しんこ)は

金物屋に米を売りに来る

 

お金がないので、米を売って、

教科書を買うのだという

 

金物屋の息子で高校生の六助は

彼女の身の上話を聞いたりしているうちに

意気投合する

 

その後、教師の雪子のもとに

新子がラブレターを持ってくる

 

それは、新子が男性からの呼び出しに応じたら、

からかってやろうという

同級生のいたずらだった

 

雪子は生徒たちの目の前で

好奇心を満たすためにこのような手紙を同級生に送るのは

卑しいこと、と犯人の女生徒たちを糾弾する

 

しかし、犯人の女生徒たちは

「学校の風紀を正すためにやった」

と言い逃れをする

 

犯人たちの言い分ももっともと言う

古い考え方の教師や生徒の保護者たちが

雪子に反発し、町を巻き込んだ騒動になっていく

 

 

一応、「青い山脈」「続青い山脈」の2篇で

一つのお話です

 

久々に見たら面白かったです

 

何が目当てだったかと言えば、

池部良だったりするのですが

 

池部良は戦後のイケメン俳優です

 

イケメンと言っても

最近のイケメンとは全然違いますけどね

 

先日、ネットで

「ディーン・フジオカに似てる」

とちょっとだけ話題になってましたが

(ウィキペディアより引用)↓

 

池部 良

 

映画撮影時、池部良は31歳

 

大戦時は召集されて

終戦時まで中尉として

軍隊にいて苦労したみたいですね(´・ω・`)

 

日本に戻ってきて、高校生役をやらされるのは

どんな気分だったのかと思いますが(´・ω・`)

 

(エッセイストでもあり、

のほほんとして爽やかな独特の言い回しで

本に書いていらっしゃいます)

 

(「七人の侍」の木村功も31歳で

15歳ぐらいの少年侍を演じてましたが)

 

私は母に

「青い山脈いいよ」

と言われ、一緒に見たのですが、

当時はこの映画の良さは一切わかりませんでした

 

今は面白い

 

…というか、この映画の原作は1947年頃ですから、

一番、価値観が近いのが

この1949年版の映画なのです

 

その後、何度か映画化されてますけど、

この映画の学生の男女交際云々を議論する感じは

今ひとつ伝わってこないいんですよね

 

教師や保護者は似たような感じかもしれないけども、

生徒側は新しい価値観で動いてますから、

女学生同士が

「男女交際は学校の風紀を乱すかどうか」

という議論にはならないでしょう(´・ω・`)

 

1963年の吉永小百合主演のを見ましたが、

吉永小百合が演じる新子の言動が

もっと性的な意味合いを帯びていて、

過激になっているだけで、

1949年版が持ってる緊張感は

あまりないのです

 

そういう意味でこの時代背景と価値観を

元に作られた物語なので

この1949年の映画というのは

もっとも貴重ですね(*´∀`*)

 

創作とは言え、二度と作れないですから!

 

高校生の六助の着ている服も

帽子だけは学生らしく学帽なんですけど、

半袖のシャツと作業ズボンみたいな感じで

 

当時の風俗もよく分かります

 

女学生の書いた偽ラブレターも面白いです^^

 

☓変しい、変しい→○恋しい、恋しい

 

雪子先生が誤字脱字だらけの偽手紙に

呆れるシーン、

この手紙を会議で大真面目に読み上げる先生も

面白いです^^

 

雪子先生役の原節子は

戦後の大女優です

 

今敏監督のアニメ「千年女優」のモデルでもありますね(*´∀`*)

 

 

いつも「いいね!」ありがとうございますm(_ _)m

 

フォローしてね!

 

青い山脈 前後篇 青い山脈 前後篇
980円
Amazon