前回の続きです。

 

諦めなかったおかげで、とうとう半襟用の絽を作ってくれるという繊維会社に

たどり着きました。立派な会社なのに話を聞いてくれると♪

 

3月くらいから福井の繊維会社とメールでやりとりして、織ってほしい生地の見本を送ったりして、なんと、ひめ吉半襟用に開発してくれると言うのです。しかもそちらの会社負担で。信じられないびっくり 

 

一か月後に、出来上がりましたと見本が送ってきました。

 

それを見て、がっくり・・・・

絶対に嫌だっと言ったのにツルツルテカテカで固い生地。

といっても、これはみんなが知ってる有名ブランド、シ○ックの絽の半襟そのものでした。

 

率直な意見を。とメールに書かれていたので、率直に意見を言い、一度そちらに伺って説明したいと食い下がりました(笑)

小さな会社が何言ってんだって感じです。

織ってもらえるだけでも、信じられない事なのに・・・

 

そして5月にいざ繊維大国、福井に。

そこは、海外のハイブランドの生地を作ったりもしている大きな会社でした。

 

そこの若い社長さん相手に、いろいろと見本を出して糸を引き抜いて見せて、今回の見本と私が欲しい生地の糸の違いを見てもらったり、力説しました(笑)ここまで来たんです、ここは後で後悔しないように頑張りました。社長さんは、いろんな意見を出してくれて、真面目に話を聞いてくれましたよ。若いっていいなぁ~素直で。

 

それと、和装業界ではなくアパレル系なので、話していても圧がないんです。

残念ながら和装業界は、マウントや圧の世界で、そして割と男尊女卑です。それが板に付いているから、本人も分かっていない状態です。特に何代目とかは・・・

 

前の記事に書いた、麻や綿でいいんじゃない?と言った方も、あるメーカーの女性社長で和装業界ではなく、アパレルの方に行った方がいいと、やっぱり言ってました。その方も女性ですし、今に至るまで苦労したんだと思う。でも絽はアパレルにないのよ。和装独特の生地だから・・・

 

話を戻します。

社長は和装の生地はさっぱり分からないのでと年配の社員を呼んで来られました。この方は長年勤めた和装関係の生地を取り扱っていた会社が倒産して、ここに転職して来たそうです。なので、その方と生地の話をしたのですが、たぶんこの方が最初の見本もまかされて。シ〇ックと同じ感じにしてたら間違いないと思ったんだろうと思う。この方たちは、直接の消費者ではなく、大手の着物業者としか話すことが無いので。

 

そして、二か月後に新しく2種類の見本が届きました。

半襟用生地カット前、真ん中が耳になります。

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涼匠という名前の方の生地を選びました。

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光沢は残っているものの前の生地より要望に近づいていました。

100%思い通りではないですが、仕方ないです。

 

ちょっと硬いかなぁ~とも思いましたが、もうこれ以上、開発費も出してないのに言えないなっと思い、これでいいですと返信しました。時には妥協も必要。大人だから(笑)

 

しかし、社長さんからのメールの返信で、少し硬い気がするので、もう少し柔らかくも出来ますがどう致しましょうか?とラブ

 

実は私もそう思っていました。もう少し柔らかくお願いしますと返信しました♪

 

次に続く。

 

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