水無月の夏越の祓ひする人は、千歳の命延ぶというなり
後拾遺和歌集に収められたよみ人しらずの歌だという。
こちらは56年前にお邪魔した
月がきれい で有名な某神社。
どうやら、
六月の夏越の祓をする人は、千年寿命が延びるといわれている
そんな意味らしいんだけれど、姫神みかんは千年経ってもまだ17歳
そう言えば6月30日は夏越の祓だったと思い出したはいいものの、何の準備もないので、去年の記事の冒頭をペタリして、雰囲気だけは出しておこうという朝知恵を思いついたワケ
ついでに今年の半夏生は7月1日だったことも思い出しちゃって、こちらはたこさえ買ってくればまだなんとかなりそうな気もするんだけれど……月末進行中だとは言え、今月はまだ少量のたこなら買えるし
それでも意図的にウッカリ忘れちゃうこともあるだろうから、こちらも去年の記事からペタリしちゃっておこうと思う次第
今のみかん亭は行事食よりもおきゅうりさまが最優先ですし
つまり、ウッカリしていなければ、おきゅうりさまがたっぷりはいったたこ入りトラジムチムを温存していたハズで。
というか、今は……コレを書き始めた今は大後悔中
で。
あらためて。
半夏生、カラスビシャクが生え始める季節になりましたが、皆様に於かれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
カラスビシャクの花
来る20243年7月12日は、七十二候 第30候(夏至・末候)が半夏生。
無事三年つづけて『たこの日』や『うどんの日』と重なりました。
残念ながら2024年は『たこの日』や『うどんの日』と重なりませんでした
ちなみに2025年の半夏生も7月1日です。
ということで、本日は夏越の祓、明日は半夏生。
今すぐ行動を開始すればなにかできるかも知れません
さて、昨日よりおきゅうりさまを崇め奉っちゃったみかん亭。
夏越の祓にはきゅうりを封じるという風習……人の立ち姿に似たきゅうりを我々の身代わりに見立て、水分豊富なきゅうりに我々の病根、願いを邪魔する邪気を染み込ませ封じ込み、きゅうりに持ち去って頂き、病魔退散、無病息災、心願成就するもの(かっぱの寺栖足寺/静岡県賀茂郡河津町のホームページ↓より抜粋)があるそうで
ま、なんとか夏越の祓ときゅうりが結びついたところで。
例えば祭の期間中(7月)にはきゅうりを食べてはならないなんていう習わしもあるそうですが
そのきゅうり、食べます
前回はおっきなテーオー食品のヤンニンジャンで和え……
自家製ヤンニョムで作る場合のも分量を誤魔化しちゃったw오이 생채……オイセンチェにします。
みかん亭の最もシンプルなきゅうり用ヤンニョムを使います。実際にはすべて半量で作っています。余ったヤンニョムは冷蔵庫(や冷凍庫)で保存できますが、なるべく早く使い切ってください。
しっかり休ませました。
■材料(作りやすい分量) きゅうり 5本 塩 小さじ1*1 A. コチュカル(粗挽き)*2 大さじ1.5(12g) A. カナリエキス*3 大さじ1(16g) A. おろしにんにく 大さじ1(20g) A. おろししょうが 小さじ1(5g) A. メシルチョン(梅シロップ)*4 大さじ1/2(8g)
きゅうりは両端を落として5cmの筒切りにし、四つに割る。ボウルに入れて塩を振ってサッと混ぜ、10~30分(1%の塩ならば1時間でも)おいて水洗いし、水気を絞る。
半量で作っています。
Aはよく混ぜてヤンニョムとする。
こちらは全量。
きゅうり()にヤンニョム()を加えて混ぜ、しばし休ませればできあがり。味がぼやけるようならば塩(分量外)で調える。
こちらはすべて半量。
フリーザーバッグなどに移して冷蔵庫で保存します。
器に盛って、お好みでごま油(分量外)を細く回し入れていただきます
*1 きゅうりの重量の1%ほど。きゅうりが5本で500gとすると、塩は小さじ1弱の5g。ただし、本レシピでは塩漬けしたきゅうりを水洗いするので、多めでも問題ありません。
*2 粗挽き赤唐辛子。キムチ用でおk。みかん亭の標準在庫品はこれ↓。
使ってみたいと思っているのはこれ↓。甘口の粗挽き。
*3 またはナンプラーなどの魚醤。
*4 韓国料理では結構使います。
こちらはカナリエキス*3とイワシエキスとメシルチョンのセット品。
さぁて、明日は半夏生かぁ。
どうすっかなぁ……やっぱきゅうりなのかなぁ。
カロリーないから罪悪感はカケラすらないんだけどなぁ……
photo by miiinaamiii さん via photoAC