壬生菜。
一節によれば冬の野菜で1月から2月が旬だとのことで……
確かに、昨年末に食べていました。
結構好きなお野菜で、冬だろうが春だろうが夏だろうが、はたまた秋だろうが毎週、オーケーストアの京野菜のコーナーをチェックしています。
で、ありました
調べてみれば、8月にも食べた記録がありました。
どうやら、春蒔きのものが、主に6月に収穫されるようで……
JAの京壬生菜のページには、
年中出回っているとの記述
もあります
それでもやっぱり、みかん亭あたりでは、今の時期と冬くらいにしか見かけないわけで、となれば、みかん亭ど定番のしめじ(丹波しめじ)と油揚げを合わせて炊いて
東を向いて大笑い
するのが初物に対する礼儀だし、75日間寿命を延ばさないと
ま、西を向く場合もあるそうですけど。
写真は1/4量弱。
今回はオプションでひとくち小結びしらたきも入れています。
■材料 壬生菜 1袋(120g)*1 丹波しめじ 1パック(120g)*1 油揚げ*2 1枚 A. 出汁*3 300ml A. しろたまり*4 小さじ2*5 A. 本みりん*4 小さじ2*5 A. 塩 小さじ1/4
壬生菜はよく洗って5cmに切って5分ほど水に放ち、もう一度すすぐ。
丹波しめじは石づきを落としてバラす。油揚げ*2は必要なら油抜きをして、四等分してから1.5cmほどの幅で短冊に切る。
鍋にAを煮立たせ、
丹波しめじ、油揚げ*2()加える(今回はオプションでひとくち小結びしらたき6個も入れています)。
丹波しめじがクタッとしたら、壬生菜を加えて……
サッと煮れば……
できあがり。
*1 重量は可食部。
*2 タイシの日光国産油揚げ。油抜きしなくてもそのまま使えると表示されていて、みかん亭では油抜きをしません。お豆腐もタイシと言っちゃいたいところですが、ま、それは月初めから月中あたりまでのお話。豆乳はタイシの北の大豆豆乳、一択です。
*3 鰹昆布だしでしたが、あごだしのほうがみかん好みかも。
*4 薄色の流山みりんとの組み合わせがよいとされている日東醸造の足助仕込三河しろたまりを使いました。
ま、今回は流山みりんじゃありませんでしたけど
白扇酒造の福来純もよいみりんだと思います。
そろそろかごやに流山本みりんの予約を入れないと
注文の際にはこぼれ梅(みりん粕)もお忘れなく。
*5 みかん亭では薄めの味にしますが、お好みで調整してください。
食材を出汁と醤油、酒、みりん、砂糖などのひたひたの煮汁で調理したものを
炊いたん
というんだとか。
で、大豆を使用していないため法律上、名称を「しょうゆ」とは表記できず、小麦醸造調味料と呼ばなければならない『しろたまり』……
を使ったとしたらどうなるのか……だなんてことを本気で考えたわけではないんですけど、ま、これまでのふたつと……
差別化をはかろうということで、
壬生菜と丹波しめじのタイタン
を経て
壬生菜と丹波しめじの土星第六衛星
と呼ぶことになりました
それっぽく盛りつけようなんて議論も重ね、丹波しめじの大きいのを土星、小さいのを衛星に見立てて……なんて発言も出ましたけど、ま、ごらんのとおりです
ちなみに土星の第六衛星タイタンはこんな星です。
photo by しばいぬだいすき さん via photoAC