みかん亭付近では、京野菜である壬生菜を見かけることはほとんどありません
同じく京野菜である水菜のほうは、見かけない日のほうが珍しいくらい
壬生菜は水菜の一品種
だし、
目をつぶって食べたらみかんには区別がつかない
のかも知れない
――そんな、水菜よりちょっとお高い壬生菜。
漬物も好きだけれども、ちょっとだけ火を通して食べるのが好き
そして、だいたいはこんな感じでいただきます
みかん亭では通常、油で油揚げとぶなしめじを炒めてからだし汁で煮ますが、鶏もも肉を昆布と鰹だしで煮た煮汁を使う*3――鶏の脂が含まれるだし汁なので炒めずに炊きます。
■材料 壬生菜 150g きざみあげ*1 30g カットぶなしめじ*2 50g A. だし汁*3 300ml A. うすくちしょうゆ 小さじ1 A. 砂糖 小さじ1 A. 塩 小さじ1/4
壬生菜は5cmに切って5分ほど水に放つ。
鍋にAを煮立たせ(だし汁としょうゆを火にかけて、沸騰後に砂糖と塩を加えて溶かす)――
きざみあげ*1とぶなしめじ*2を入れる。
ぶなしめじ*2に火がとおったら壬生菜を加え、サッと煮ればできあがり。
温かいうちにいただきます
*1 油抜き不要のもの。そうでなければ、油抜きをする。松山あげも試したいところ。
*2 カット品でなければ石づきを落としてほぐす。
*3 今回は、水400mlに対して昆布2gを入れて30分放置したものに、今村屋の金の鰹だし1袋(8g)を加えて煮出し、鶏もも肉を15分煮た時に出た煮汁を使いました。
みかん亭で作るのは舞鶴出身の友人のレシピのままなんですけど、この友人に出身地を尋ねると
舞鶴
と、ドヤ顔で答えます。
京都だよね
と念を押しても舞鶴だとドヤ顔です
一方、名古屋出身の友人も出身地を尋ねると
名古屋
とドヤ顔で、愛知だと言わせようと策を練っても絶対にそうは答えてくれないのですが、その理由は教えてくれません
ま、みかんも出身地はみかん星だとしらっと答えるので、おあいこなのでしょうか