ン年間も寝かせてでろでろにしたのが好みの三升漬け。
一ヶ月ほど、毎日毎日
おいしくなぁれ、おいしくなぁれ、もえもえきゅん
と言い聞かせながら、魔法のステッキを振るようにかき混ぜ、ようやっとスタートラインにつく三升漬け。
そんな三升漬けでさえ、ヨーグルトメーカーは6時間ほどでスタートラインに立たせてくれるらしい
もはや、スローフードの代表格であった三升漬けでさえ、
ファストフードの仲間入り
ということらしい
そもそも、青唐辛子と米麹と、しょうゆを一升づつでつくるから三升漬けとされているそれは、一升という体積で計られるべきそれは、1対1対1の重量でつくってもいいともされている。
ま、確かにン年という時間を待てば、その味に大差はないのかもしれないし、ン年後を楽しみにして作るみかん亭も、
なんかなんかな気分は残しつつも、あまり気にしないで作っていた。
ま、一回作るのにも一ヶ月もかかるとすれば、気になったとしてもあえて新しいことを試そうとは思わなかったのだけれど、先月から新たにみかん亭の保温調理担当に抜擢された
ヨーグルトメーカーに相談してみたところ
御意(`・ω・´)ゞ
との頼もしい返事
任せたよ。
御意(`・ω・´)ゞ
そうして、二種類の三升漬けを試すことになったのでした。
方や、これまでどおり、小口切りした青唐辛子18本(可食部 52g)を刻んで、
乾燥米麹 50g(70ml)、しょうゆ 50ml(60g)を混ぜて、
60℃で6時間(塩麹モード)で保温したもの。
結局、しょうゆを更に20ml加えて、計70ml(82g)になりましたけど、たった6時間で、でろでろになる準備は見事整いました
ここからがでろでろの真の三升漬けに向かう旅路のはじまりです。
そして、体積比で作ったものがこちら。
次回に松前漬けを漬け込んだおせちバージョンを仕込むための実験を兼ねています。
■材料(370ml) 青唐辛子 130ml*1(60g) 乾燥米麹 130ml*1(90g) 水(米麹に対してひたひた)*2 60ml(60g) しょうゆ 130ml(152g)
青唐辛子は洗って水気を拭い、
ヘタを落として4~5mmの小口切りにする。種込みで使う。
乾燥米麹は水を加えて30分放置する。
青唐辛子()と米麹()をボウルで混ぜ合わせて、
煮沸消毒した372mlのガラス瓶に入れ、しょうゆを加えて混ぜ、キャップをしてヨーグルトメーカーにセット。60℃ 6時間(塩麹モード)で保温開始。
ヨーグルトメーカーが完成したことを教えてくれればできあがり。
*1 いずれも固形物なので、見かけ上の体積。誤差はあります。
*2 いろいろ試す意味もあって、80%である72gの米麹と18gの水で戻す方法は取りませんでした。130ml(90g)の乾燥米麹をひたひたの水に浸したところ、30分後には160mlになりました。ひとまず1.23倍になったのがわかりました。
東北出身の友人に
と教えてもらって作り始めた三升漬け。
同量=同じ分量
分量=重量・容積・数量・割合
∴ 同じ重量・容積・数量・割合
同じ重量でも同量だし、同じ容積でも同量だし、同じ数量でも…以下略。
口頭で伝えるのは難しいと感じた一件でした
ま、彼女にしても力説していたのは、
青唐辛子と米麹は醤油に漬かってなければだめよ。
だったし、実際にはしょうゆを多めにして、上澄みを使ったりする裏技もあるそうですし、三升床にしていろいろと漬け込んじゃったりするそうで、その場合にはしょうゆをホントにひたひたにするんだとか。
ま、
重量だの体積だの悩んでいたのに呆れたりもする今日このごろになりました
さて。
となれば、三升漬に松前漬けの具材をぶちこんでおせちに加える計画、いよいよスタートします。