にわか日本食ブーム真っ只中のみかん亭。
驚くべきことは、スーパーマーケットでパトロールするのが
肉コーナーじゃなくて魚コーナーになる
こと
ま、お魚の国のひとですから――おっと、みかんはみかん星生まれの海なし県育ちなのでしたっけ
似たようなことは、実はしょっちゅう体験しています。上旬は牛肉コーナーで、中旬は豚肉コーナー、下旬には鶏肉コーナーをそれぞれ重点パトロール……理由は忖度くださいませ
それはそれとして。
お魚コーナーで目が合ったのは――
素敵シールをペタリされた
とろ赤魚。
さっそくお持ち帰りして――
ねぇねぇ、亭。今日も素敵なのと目があったよ
へぇー。半身で頭、ついてないけど
みかんちゃんって、トロなんとかに弱いわよね
なんかやり込められた感じがして、反論したい気持ちは溢れ出るくらいで我慢するのがタイヘンでしたけど、
ぎゃふん。
とだけ言って、エプロンを亭みかんに渡すみかんは、亭みかんより大人だと思うことにして待つこと20分ほどで、赤魚の煮つけのできあがりー
■材料 赤魚(半身) 1切れ(240g) A. こいくちしょうゆ 大さじ1*2 A. たまりしょうゆ*1 大さじ1*2 A. 本みりん 大さじ2 A. きび砂糖 大さじ1 A. 清酒 100ml*3 A. 水 100ml*3 B. しょうが 1カケ(10g) ぶなしめじ(カット) 60g 小松菜 60g
しょうがは皮を剥いて千切りにする。ぶなしめじは石づきを落としてばらす。小松菜は少量の塩を加えた熱湯で30秒ほど下茹でし、冷水にとって絞り、4~5cmに切る。
赤魚は熱湯をそっとかけて霜降りにしてから洗い――
鱗を取ってキッチンペーパーで水気を拭ってから、皮目に切れ目を入れる。
鍋にAを煮立たせ、赤魚を皮目を上にしてそっと入れる。落し蓋をして*4火を少し弱めて6分煮る。
落し蓋を取って――
Bとぶなしめじ、小松菜を空きスペースに加えて中火にし――
スプーンで魚に煮汁をかけながら3分煮ればできあがり。お好みで、魚を取り出したあとの煮汁を強めの中火で煮つめてかけます。
魚の煮つけの基本手順のリンクをペタリ。お時間があればご覧になってください。
さて。
煮魚を取り出す時に便利なのがワイドターナー。
みかん亭では12cm幅のアルティス ホームシェフのワイドターナーを使っています。
これ、ニトリで販売されているもの と同じだという噂です。
しなってほしくない時にはこちら。
*1 みかん亭付近のスーパーマーケットで容易に手に入れられるのはイチビキの小麦を使わない丸大豆しょうゆのみです
*2 たまりしょうゆがなければこいくちしょうゆで。こいくちとうすくちを1:1~1:3くらいにブレンドするのもおいしいと言われています。
*3 魚を煮る場合には1対1にするのがよいとされています。鍋のサイズによって必要ならば、魚が半分浸かるくらいまで、それぞれ50ml~120mlくらいまでで増減してください。このままの分量で、22cmの平鍋で2切れくらいまでは煮つけられます。
*4 煮汁が少ないと感じるならば、さらにきせぶたをして弱火で煮ても。煮魚では生臭さを逃がすために鍋の蓋はしないとされていますが、赤魚(白身魚)ならばやっちゃいます。
お味噌は産地も種類も違うものをブレンドするとさらにおいしくなるとはよく言われます。おしょうゆも同様のようで、煮物にはこいくちとうすくちをブレンドしたりすることもあります。
で、気になっていたのはたまりしょうゆとのブレンド。
みかん亭あたりでは、たまりしょうゆの文化はありませんので――なんて考えていたのが気づくのが遅くなった原因なんですけど、
たまりしょうゆ=小麦粉の割合を低くしたしょうゆ
なわけで、たまりしょうゆと書かれたおしょうゆは棚を見渡しても見つかりませんが、近場のスーパーマーケットのいずれでも見かけていたこれ――
って、もちろん、たまりしょうゆなんですよね
ということで。
ソッコー使ってみました
3割増でおいしくなった気分です
みかん亭では、お魚のサイズに合わせてお鍋を使い分けていて、もちろんフライパンで作ることも珍しくありませんが、友人に勧められているのが――
落し蓋にもなる蒸し目皿や、ワイドターナーがついた3点セットだそうです。
ま、ぼっちには必要ない大きさのように感じていますけど