名店街と名づけられたデパ地下の一角をぶらりするのは、みかんの至福のひととき。
目を見開いてそれらを細部に至るまで脳裏に焼きつけ、
くんかくんか
と香りさえも記憶に植えつけて家に帰り、
それらをおかずに白めしを――
だなんて秘技を繰り出すことがなくなって、早一年半
マスクをつけて
くんかくんか
したところで、強烈な匂い以外は、記憶できるほどには感じられません
そんななか、先日はその見た目だけでメロを――税別798円なんて亭みかんをも恐れぬお値段のメロを――
欲望のままに買ってしまった名店街で、本日昨日出逢ったのは――
サーモンフライ税別398円也
となれば、タルタルソースを自前で――なんてのが、お料理関連のブログの、たぶん正しい姿
さらに、タルタリストだとか、タルタリアンだなんて、自称してしまっていたとしたら――
ま、そんななか、マスカルポーネを入れたマッシュポテトにフィーチャーしちゃおうというのだから、やっぱりみかん亭は
まぁ、そんなところだ
デパ地下のサーモンフライとともに。
■材料 じゃがいも 5個(430g) 無塩バター 25g 牛乳 100ml*1 マスカルポーネ 100g 粉チーズ 大さじ2*1 塩 小さじ1/2*1
鍋に洗ったじゃがいもを入れ、水をじゃがいもが半分強――浸るまで加えて、蓋をして中火にかける。ふつふつし始めたら弱火にして30分茹でる。レンチンで短時間でできますが、熱の入り方が違います。お時間があるときにお試しあれ。
じゃがいもの皮をやけどに気をつけて剥いて、マッシュ、マッシュ。
バターを入れて、マッシュ、マッシュ。
マスカルポーネを加え、粉チーズも加えて、マッシュ、マッシュ。
牛乳を少しづつ加えながらマゼ、マゼ、マゼ。お好みの柔らかさになるまで、マゼ、マゼ。
塩で味を調えればできあがり。
みかん亭のいつものマッシュポテトはこれっ。
*1 お好みで増減してください。
冷蔵庫に他につけあわせが見つからなかったから…
ま、そんな理由でお皿にもられたわけだけれども、今朝昨朝――
ドイツではごはんの代わりにポテトを食べるのよ。
だなんて、たぶんどこかで聞いて、正しく覚えているかもわからない言葉とともに、
てんこ盛りにされたマッシュポテト
の写真を載せるよりもよいなんて考えるのも、みかん亭
それでも、こんな感じのサーモンフライに満面の笑みをこぼしたのでした。
ちなみに、てんこ盛りの『てんこ』とは頂上を示す『てんこつ』が基だとの説もありますが――
どうやら、香川県や北海道などの方言のようです。