うるい。
東北で――おもに山形で古くから食べられていた春の山菜。
山菜とはいえ、アクもクセも少ないそれは、山菜の代表格であるわらびの4.5倍のビタミンC(50mg/100g)が含まれているんだとか
コラーゲンの生成に必須なビタミンC――老化にも影響するようで、東京都健康長寿医療センターによれば 、そのボーダーラインは1日2.5mg。この生活を3年続けると10%が死に至り、13年後には50%にもなるんだそうな
特に偏った食生活をおくっていなければ気にすることはない数値だけれども、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、成人(15歳以上)のビタミンC推奨摂取量は、1日100mgで、こちらは結構難しい数字
ま、いつものググるくん協力のウケウリ――なんだけれど
そして、ウケウリついでに――
山形の食べ物は山形県民に訊けお伺いしよう
というわけで、本日は、おいしい山形のホームページ から、やまがたの郷土料理をパクらせていただこうと思う次第
うるいと言えば天ぷらっしょ
と、天ぷらオシの道民の言うことは華麗にスルーして
山形県農林水産部6次産業推進課が運営するおいしい山形推進機構事務局のやまがたの郷土料理、うるいのサラダ のレシピのつくれぽです。一部を亭みかんが変更するという暴挙に出ています
■材料 うるい*1 6本(100g) オイルサーディン*2 1缶 サラミ 50g 新たまねぎ*3 小1個(100g) フレンチドレッシング*4 適宜
うるい*1は
3cm4cmに切ってザルに入れ、熱湯を回しかけてサッと湯通しし、冷水に取る。ザルにあけて水を切り、キッチンペーパーなどで水を拭う。
新たまねぎ*3は薄くスライスしてサッと水にさらし、布巾に包んで絞る。
サラミは3cm(うるい*1よりやや短め)にして、千切りにする。
うるい*1、サラミ、さらしたまねぎ、オイルサーディンを汁(植物油)ごと、
フレンチドレッシング*4セロリソルト(分量外)少々をあわせて――
ざっくり混ぜればできあがり。
*1 山形県新庄市産のうるい。6本で100g、根元は切り落とされていました。
*2 業務スーパーのオイルサーディン。固形量75g・4尾/内容総量125gで税別88円。4尾では多いような気がします。1/2缶・2尾くらいでよさそう。
*3 オリジナルレシピ ではたまねぎ1個。
*4 酢(レモン果汁)1:オリーブオイル3に塩、胡椒を加えてガンガン振って乳化させることでフレンチドレッシングになりますが、『*ドレッシングは、好みのもので試してみるとよいでしょう。』の注記に甘えて、今回はオイルサーディン*2を缶汁(植物油)ごと使い、セロリソルト で味を整えてみました。
*5 3cmとの指示ですが、5cmでもよさそうです。
んまーい。
みかん亭駅には結構な数のスーパーマーケットがあるのだけれど、うるいを見かけることはほどんどない
今回も出先で立ち寄ったスーパーマーケットで、ひと目合うなり恋に堕ち、ものの数秒後にはお持ち帰りー
うるいと言えば天ぷらっしょ
と、天ぷらをガンオシしてくる道民宅近くのスーパーマーケットには、この時期には普通に並んでいるんだとか。
所変わればなんとか――というやつなのだろう。もっとも、山形県では山の形に並べられてそうだけれども
さて。
オイルサーディンは業務スーパーのこれ――
を使いましたが、これ――
もよさそう。
はたして試す機会はやってくるのでしょうか