パッケージに作り方が記載されている食材は結構見受けられます。

それはたぶん、多数に支持される味であり、簡単に作る方法でもあるようです。

えーっと思いながら作ることもあり、なるほどと思いながら作ることがある――というのは、亭みかんの言。

 

料理は科学で、過去には恐らくは経験則であったものが、科学的に裏づけされていたりして――なんて考えると、

 

嫌悪感を抱くかたも、逆に好奇心を刺激されるかたもいらっしゃる

 

のだろうと思います。

味も科学的に構成することができるそうですが、例えば、みかん亭においては

 

万人にうまいと言わしめるお料理

 

作る必要もなく、みかん亭唯一無二の客である

 

姫神みかんが満足すればよい

 

わけでグラサン

ま、なにはともあれ、

 

食べる人の好みに合わせられるのが家庭料理の真髄

 

業務スーパーで購入した筑前煮(水煮)を、パッケージの作り方を基にみかん好みにアレンジしてみた――

 

いわばこれは亭みかんの戦いの記録であるてへぺろ

 

 

みかん亭流 -筑前煮(業スー改)-

 

■材料(3~4人分:18cm 満水量1.8㍑鍋)
  鶏手羽元*1 5本*1
  鶏手羽元の下茹で汁 200ml*2
  干ししいたけ 大3枚*3
  200ml*2
  業務スーパー筑前煮(水煮)*4 1袋(500g)
  清酒 大さじ2
  本みりん 大さじ3
  しょうゆ 大さじ3
  砂糖 大さじ1

1 干ししいたけは水につけ、しいたけが水に完全に浸かるように水面にラップをして冷蔵庫でひと晩寝かせて戻す。軸を除いて、二つまたは四つに切る。

2 筑前煮(水煮)*4は水洗いしてザルに取る。

3 鍋(満水量1.8リットル)に、鶏肉*1を入れる。鶏もも肉ならば、ひと口大に切って油 大さじ1(分量外)で炒める。

4 筑前煮(水煮)*4、しいたけを入れて、鶏手羽元の下茹で汁としいたけの戻し汁を注いて酒とみりんを加えて中火にかける。

 

 

5 沸騰したらアクを取って砂糖、しょうゆを順に加え、落し蓋をして火を弱める。

 

 

6 20分煮ればできあがり。

 

 

 

 

*1 水、黒胡椒(ホール)、にんにく、しょうが、ローリエ、塩、で1時間下茹でしたものと、その下茹で汁。こんな感じで下茹でします――

 

 

*2 鶏手羽元の下茹で汁としいたけの戻し汁を合わせて400ml。

*3 小なら倍量。

*4 れんこん、ごぼう、たけのこ、にんじん、こんにゃく、いんげんの水煮。500gで税別195円。常温保存品。

 

 

半量に松山あげを15g入れて、落し蓋をして5分。蓋を取って3分ほど煮込んだ

 

 

これ――

 

 

は、さらにおいしゅうございましたラブ

 

――ちなみに、オリジナルのレシピはこれ。

 

 

和風だしの素の一部が見切れていますが、分量は小さじ1+1/2。材料の最下部の見切れは、砂糖 大さじ1です。

 

酒1:しょうゆ1:みりん1は和食の煮物の黄金比

 

 

と言われていますし、砂糖を加えるならば

 

酒2:しょうゆ2:砂糖1。

 

この比率に基づいた味つけがされているわけですが、使う酒でも、使うしょうゆでも、使うみりんでも、使う砂糖でも味は変わりますし、入れるタイミングでも、火力でも煮込む時間でも変わりますびっくり

ま、結局のところは

 

こまめに味見をしつつ、できあがりを想像する

 

以外にはないですよねガーン

少しでもおいしく食べたいと思うみかんと、少しでもおいしく作りたいという亭みかんの戦いは、もちろん明日も続くのでした。

 

 

 

あ。

友人から勧められた落し蓋、使ってみました。

 

 

波佐見焼き――少し重いかとも思いましたが、これ、結構アクが取れちゃったりします

ま、今回の水分量では落し蓋は必要なかったのですがアセアセ

――みかん亭のいつもの筑前煮では水分量は半分ほどで煮ています。