美酢カラマンシー伝道師の姫神みかんです
いらっしゃいませ。
その後――
美酢を買い揃えたみかん亭。
お料理の仕上げにちょびっとふれば華やかな香りが…
と信じて、取り分けてはふり、取り分けてはふりしています
何に何が合うかはまだ実験中ですが、これだけは断言できます。
シシグには美酢カラマンシー
鶏レバーと豚の頭――豚耳(ミミガー)や豚顔皮(チラガー)を刻んでカラマンシーを効かせたしょうゆ味のそぼろがシシグだとすれば、豚の粗挽き肉と豚皮を刻んだので作ったカラマンシーを効かせたしょうゆ味のそぼろは何と呼ぶべきか――悩んだ結果、
フィリピン風そぼろ
と呼ぶことに
一応、名前をつけておかないと、
アレだよアレ、わかんないかなぁ
アレって何よ。だいたいあなたは――
なんてことになりかねないし、いちいち
豚の粗挽き肉と豚皮を刻んだので作ったカラマンシーを効かせたしょうゆ味のそぼろ。
なんて言うのもなんだから、名前は大事。
ということで。
本日はフィリピン風そぼろを使った
フィリピン風焼きそば。
■材料(2人分)ただし写真は半量の1人分 A. 豚粗挽き肉 200g A. 豚皮 80g A. バター(無塩) 15g A. 長ねぎ 15cm A. 青唐辛子 1本 A. 岩塩 小さじ1/2 A. うすくちしょうゆ 小さじ4 A. 美酢カラマンシー 小さじ4 B. 長ねぎ(青い部分) 1本分 B. にんにく(潰す) 1~2カケ B. しょうが(薄切り) 1カケ B. 酒 大さじ3 焼きそば麺(蒸し麺) 2玉 炒めもの用カット野菜 200g しょうゆ 大さじ1 美酢カラマンシー 小さじ2 油 大さじ1
長ねぎは縦四つにしてから5mm幅に切り、青唐辛子は5mm幅のななめ切りにする。
豚皮はBとかぶるくらいの水で7~8分茹でる。下記手順。
80gほどを取って、ハサミを使って長さ3cm、幅3~5mmに切る。
フライパンを熱し、豚粗挽き肉を入れて炒める。フライパンに豚肉が張りついたら無理に動かさずに蓋をして火を弱め、豚肉から出た脂で自然と剥がれてくるまでしばし待つ。脂が出たら豚皮を加えて透きとおるまで炒める。
脂を拭き取って、バター、長ねぎ、青唐辛子を加えてサッと炒めたら塩をふり、しょうゆを加える。水気が減って肉に馴染んだら美酢カラマンシーを回し入れて少し煮詰めれば、フィリピン風そぼろのできあがり。粗熱が取れたら保存容器に移す。
写真左では別に炒めた豚皮を加えています。
焼きそば麺は袋に切れ目を入れて、500Wで1分30秒~2分レンチンする。カット野菜は耐熱容器に入れ、ラップをふんわりかけて500Wで3分レンチンして、庫内に2~3分おいて蒸らす。
フライパンに中火で油を熱し、フィリピン風そぼろをほぐしたら*1野菜を加えてサッと炒める。
麺を加えて炒め、しょうゆを回し入れて味つけする。美酢カラマンシーを回し入れてパッと煽ればできあがり。
器に盛って、いただきます
*1 作り置きしたフィリピン風そぼろを使って焼きそばを作る手順の一例。すでに味つけされているそぼろなので、麺を炒めて味つけをしてから加えるほうが味が決まるのですが、冷蔵保存すると脂が固まるので、みかん亭ではこの手順にしています。
一度温めて取り出すのが最善でしょう
試作とはいえ、おいしゅうございました
豚皮の食感がポイント。
豚皮を倍増して、手順を見直して――
できたよ、フィリピン風焼きそば――次回あたりに亭みかんはそう言うのでしょうけれど、ぶっちゃけ、
できあがったカラマンシーを効かせた薄めのしょうゆ味の焼きそばに湯煎したそぼろを載せれば完成
だと、みかんはそう思っています