読んだ本の話――西洋占星術編 | 姫嶋のトート・タロット日記

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占いを勉強中のオタク会社員によるブログ。
人生の転機をきっかけに、目標に向かって頑張る楽しさを知りました。

日記と言いつつ時々更新の予定です。
たまにタロットから離れた話題も書きます。

西洋占星術の課題図書を決めて読み込んでみることにしたのは昨年11月のこと。
もう年をまたいでしまった上にそろそろ1月も終わってしまう……!
ということで、読んだ本の記録を残しておくことにします。

・難易度☆☆

占星術コーナーで平積みされていたのを手に取った最初の一冊。擬人化による10天体の説明がお気に入りでした。

(去年習ったトートタロットのアテュを擬人化していたのは、その方が個人的に覚えやすかったからです指差し

各天体同士のメジャーアスペクトまで網羅されており、これ一冊でなんとなくホロスコープを読めそうな気になれます。

付録のホロスコープを自動計算できるサイトではアスペクトの補助線が出ないので、天体同士のつながりは表を頼りにするしかないのが読みづらいな、と今は思います。

 

段階を踏んでガッツリ勉強しようと思い、初学者むけの各種書籍に手を出しました。

(以下、読んだ本と簡単な所感が続きます。雑なまとめ方してたら力量不足ごめんなさい…!)


 

『新版 しあわせ占星術 自分でホロスコープが読める本』

・難易度☆

味のあるマンガでサインやハウスの初歩的な説明が入るので、文章だけの説明ではツラい人にもオススメ。とにかく読みやすい。

「勉強嫌いな人にも読みやすく」を重視されているため、いきなり本格的なアスペクトは使わずに「ホールサインアスペクト」を採用しています。

(牡羊座29度にある太陽と蟹座1度にある月のアスペクトは物理的にはセクスタイルですが、サイン同士の位置関係でスクエアが採用される、といった感じ)

「やさしくて分かりやすい!」と興味を持たせてから「もっと詳しく知りたい!」と誘導するにはぴったりの一冊。

 

『基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門 』 +続編

・難易度☆

1冊あたりの文量は少な目で読みやすいのに、四大元素や錬金術の概念の要点、アングルの星座のみによるホロスコープの大枠の説明が目新しかったです。

続編は他の本と守備範囲がかぶるので、余力があれば読んでもいいかもしれません。

 

『占いはなぜ当たるのですか』

・難易度☆☆

これはエッセイ?入門書??と思いながらボリュームに圧倒されつつ読んだ本。

占星術がたどった大まかな歴史から、実際の星座の配置と占星術のサインにある誤差、占星術上の象徴の話や各ジャンル(古典、心理etc)占星術の考え方などにざっくり触れられます。

上級者むけの参考書籍もご丁寧にのせていただいてるので、初学者むけの本は一通り読んだけど次に何を読もう?となったらまた読んで参考にしたいところ。

 

『鏡リュウジの占星術の教科書 Ⅰ』+Ⅱ・Ⅲ

・難易度☆☆(Ⅱ・Ⅲは☆☆☆)

言わずと知れたド定番の入門書。でも文章ベースでの説明になるため、知識ゼロからいきなりこの本を読むと挫折するかもしれません。

基本にしたがって手書きでホロスコープを書くところから学べますが、独学では手書きする気力が出ず、もっぱらwebサイトの自動計算に頼っています…… 文明に感謝!

(最近になって新版が出ましたが、旧版とどう変わったか少し気になります)

Ⅱ・Ⅲはプログレスやトランジットの読み方になるので、アスペクトの読み方に自信がついたらそこそこ読めるかも。

 

『鏡リュウジのルネーション占星術』

・難易度☆☆

ネイタルの月への理解を深めたあと、プログレスの月を読んで自分の人生のフェーズがどのあたりかをチェックできる本。月に関わる感受点(ノード軸、リリス)も学べます。

占いの世界において月の満ち欠けが注目されるのはこういうことね……!と腹落ちしました。

 

『占星学』
・難易度☆☆☆

これ1冊に未来予測まで入っているので星3つにしましたが、普段なかなか使わない言葉づかいも考慮すると星4つでもいいかもしれない……

「占星術は単なる占いの方法ではなく学問である」というスタンスの本ですが、学問であるからには参考文献やベースとなった出典が分かると有難いのになあ、と個人的に思います。

吉凶をはっきり出すスタイルは最近の占星術ではあまり見ないので、いつか何かの参考になるかも……?

 

『星の叡智と暮らす 西洋占星術 完全バイブル』

・難易度☆☆

全ページフルカラーで見ていて楽しいのはもちろんのこと、ホロスコープを読んでいく流れや拾うべき情報の優先順位が分かりやすい点も優れている本。

入門書の位置づけですが、天体同士のアスペクトがもたらす意味や、サイン・天体・ハウスの関係がもたらす意味などの細部までは網羅されておらず。

不慣れな人は教科書的に網羅されている本を用意して、テーマ別にホロスコープを読んでいくと楽しめそう。


『増補改訂決定版 最新占星術入門』

・難易度☆☆☆

マイナーアスペクトとハウスコネクションを知りたいなら読むべき本。

ホロスコープ解読にあたってのQ&Aコラムがわりと好きで、大学でお世話になった先生と雰囲気が似ているせいかもしれません(ただの私情……!!)

「入門」とタイトルに付けておきながらややクセのある文章を書く筆者ですが、①や②の入門書を書かれたのは彼のお弟子さんです。いい感じに住み分けされているのかも。

 

 

占星術の勉強は上半期の目標を優先すると後回しになりますが、トートタロットのモニター鑑定が落ち着いたらまた本を読みなおしたいと思います。

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