「バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画をつくったら」「くれなずめ」など意欲的な作品を手がけ続けている松居大悟監督のオリジナル脚本を、池松壮亮と伊藤沙莉の主演で映画化。

ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げる、ジム・ジャームッシュ監督の代表作のひとつ「ナイト・オン・ザ・プラネット」に着想を得て書き上げた新曲「Night on the Planet」に触発された松居監督が執筆した、初めてのオリジナルのラブストーリー。

怪我でダンサーの道を諦めた照生とタクシードライバーの葉を軸に、様々な登場人物たちとの会話を通じて都会の夜に無数に輝く人生の機微を、繊細かつユーモラスに描く。2021年・第34回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、観客賞を受賞。


ハート池松壮亮×伊藤沙莉 6年間の恋を主題歌にのせて遡る「ちょっと思い出しただけ」ロングトレーラー

池松壮亮伊藤沙莉が主演し、第34回東京国際映画祭の観客賞に輝いた松居大悟監督作「ちょっと思い出しただけ」のロングトレーラーが披露された。「クリープハイプ」が手掛けた主題歌「ナイトオンザプラネット」にのせて、男女のなんでもないけど愛おしい日々が映し出される。映像にはキスシーンをはじめ、初披露となる本編シーンがふんだんに使われている。

本作は、「バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら」「くれなずめ」の松居監督が、「クリープハイプ」の楽曲「ナイトオンザプラネット」をモチーフに書き上げたオリジナルラブストーリー。怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松)と、タクシードライバーの葉(伊藤)を中心に、彼らと関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生の機微を繊細かつユーモラスに描く。

本作誕生のきっかけとなった楽曲「ナイトオンザプラネット」は、「クリープハイプ」の尾崎世界観が、ジム・ジャームッシュ監督の映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」に着想を得て書き上げたもの。松居監督は、「2020年の4月頃に、『松居くんと作りたいものができた』という言葉と共に尾崎くんから送られてきたのが「unbelievable」(のちの「ナイトオンザプラネット」)という曲でした」と振り返る。そして「この曲を聴いた瞬間にMVや短編じゃなく、長編映画にしたいと感じた」ことを明かした。本作のタイトルは、映画スタッフの提案で曲の歌詞から付けられた。

ロングトレーラーでは、主題歌「ナイトオンザプラネット」にのせて、照生と葉の6年間が紐解かれていく。デートの帰り道、タクシーでふざけあった思い出、意味もなくはしゃいで駆け下りた階段、部屋でケーキを食べながら映画を観て過ごしたひととき。そのどれもが、なんでもないけどかけがえのない、たまらなく愛おしい時間だった。映像には、照生と葉のキスシーンをはじめ、初披露となる本編映像が満載。永瀬正敏國村隼成田凌河合優実尾崎世界観、お笑いコンビ「ニューヨーク」の屋敷裕政らバラエティに富んだキャストも登場する。