見た目は赤ちゃんだが知能は大人の主人公ボス・ベイビーの活躍を描いた、ドリームワークス・アニメーションによる映画「ボス・ベイビー」の続編。ボス・ベイビーと兄ティムが繰り広げた、赤ちゃんvs子犬のバトルから30年。

ボス・ベイビーは今や正真正銘のエリート社長、一方のティムは2人の娘を育てる専業主夫となり、別々の人生を歩む兄弟はすっかり疎遠になっていた。ある日ベイビー株式会社に、悪の天才博士が世界征服を企んでいるという情報が入り、再びボス・ベイビーとティムの力が必要となる。

その任務を伝えるため2人の前に現れたのは、新たに「ボス・レディ」に任命されたティムの娘ティナだった。ボス・ベイビーとティムは世界中の赤ちゃんを洗脳しようとする博士の計画を阻止するべく、スーパーミルクで赤ちゃん返りして潜入捜査に乗り出すが……。

「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラスが前作に続いて監督を務め、英語オリジナル版ではアレック・ボールドウィン、日本語吹き替え版ではムロツヨシがボス・ベイビーの声を続投。





映画レビュー


星大人目線でも子供目線でも、みんながそれぞれのポイントで楽しめる映画でした。

赤ちゃんって、ぷくぷくしてて可愛いけど、ふとした瞬間に偉そうなおやぢに見えることがありますよね?
ベビーカーにふんぞり返ってガードに両足を乗っける姿なんて「いまどき、どこのボスだってそんな格好しないわよ」と、ツッコミたくなります。
ふてぶてしい態度に不敵な笑み。傍若無人な行動は、まるで私が困る姿を見て楽しんでいるかのよう…
きっと誰もが感じていた事でしょうが、実は赤ちゃんの中身は…

大胆で突拍子もない展開が楽しかった!
子供の頃、悪い大人をやっつける児童文学が大好きでした。『マチルダは小さな大天才』『チョコレート戦争』『大どろぼうホッツェンプロッツ』などなど。
子供なら憧れるシチュエーションですよね??
自分が子供だった頃のワクワクが蘇ってきて、きっと子供の頃の私が見たら忍者のくだりがお気に入りだったはずww

そして、温暖化や戦争…大人に任せておけない問題に心がチクリ。

子育て中の方にもオススメです!
どうして赤ちゃんって、機嫌良く遊んでいるのに突然ギャン泣きしたりするのかしら??
意味不明な行動に振り回されていたけれど、実は何かのミッションから大人の目を逸らそうとしているのかも??
そんな風に思うと、子育てのしんどい部分がちょっぴり楽しくなる。
時にはイマジネーション(妄想)を広げて、自分を楽しませてあげるの大事!
そんなヒントをもらえた気がしました。

そして、前作で語られていた兄弟の関係に、親子の関係も加わって…
同じ家族でも性格も違えば価値観も違う。
いつのまにか少しずつすれ違ってギクシャクしてしまった関係は、同じ目的に向かう事で最高のバディに戻る。
お互いがお互いを意識しすぎてしまっているが故に、自分には無い部分を否定したり羨んだりするけれど、
一緒に同じ方向を向くことで、自分には無い部分を助け合い補い合える息ぴったりの相棒になる!
そんな関係修復のヒント。面倒だったり嫌だったり後回しにしたくなる事を楽しむヒント。
いろんなヒントが詰まった映画でした。

ボスレディのツンとした口元がキュート!
あと、塊魂 好きも必見です(*^^*)


星試写会にて。

子供時代は終わってしまうけれど家族はずっと続くし、いつかは大人にならないといけない。
(◦ˉ ˘ ˉ◦)可愛いベビーちゃんたちのプニプニほっぺやクリクリな目はニコッとされるだけでいい癒し💕💕

前作は子供向け感が強めだったけど、今作は大人になってからの目線や心情が多め、
スピード感とわちゃわちゃ感満載でいい意味″ムロさん劇場″が出来上がっていたので、
ただただ楽しんで笑いたい人も必見👍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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