垣谷美雨の同名ベストセラー小説を「狗神」(2001)以来20年ぶりとなる天海祐希の単独主演作として映画化。家計に無頓着な夫の章、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人と暮らす平凡な主婦・後藤篤子は、あこがれのブランドバッグも我慢して、夫の給料と彼女がパートで稼いだお金をやり繰りし、コツコツと老後の資金を貯めてきた。
しかし、亡くなった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の結婚相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担、さらには夫の会社が倒産と、節約して貯めた老後の資金を目減りさせる出来事が次々と降りかかる。
そんな中、章の妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃を引き取ることを口走ってしまう。芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ出費がかさみ、篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。
前田哲
東映東京撮影所で大道具、美術助手を経験したのち、フリーの助監督となる。伊丹十三、滝田洋二郎、阪本順治、松岡錠司、崔洋一、東陽一、黒沢清、大森一樹、周防正行らの作品に携わる。
映画のメイキング映像を監督した後、1998年に、相米慎二総監督のオムニバス映画『ポッキー坂恋物語』で監督デビュー。2009年度より、東北芸術工科大学デザイン工学部映像学科准教授、2013年に退任。
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