脚本家・演出家の久保田唱が主宰する「企画演劇集団ボクラ団義」の舞台を映画化。当初は2020年10月に上演される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大によって公演が中止となった舞台作品を、クラウドファンディングで資金を集め、舞台と同じキャスト、久保田の監督・脚本によって映画化。同劇団にとって初の映画作品となった。
もうすぐ第一線で活躍するようになると言われ続けてきた中堅お笑いコンビの槙本と尾崎は、長年のコンビ活動に終止符を打ち、解散する。それから数年後、槙本は別の相方と新たなお笑いコンビを組んでいたが、煮えきらないのは相変わらずで、相方からも厳しい言葉を投げかけられる日々を送っていた。
そんなある日、槙本の前に元相方の尾崎が現れる。槙本は昔なじみの医者の診断によって余命わずかということが判明し、尾崎はその事実を医者に代わって槙本に告げにきたのだった。自分の命があとわずかと知り、がく然とする槙本に、尾崎はある提案をする。
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