PACSをしました。
日本にはないフランス独特の制度、公式の事実婚です。
日本語で言うと、民事連帯契約らしいです。
手続きが完了するまで実感はなかったのですが
彼の家族からおめでとう!!おめでとう!!と声をかけてもらい
何か想像以上の大イベントだったのだな、と感じました。
そう、うちの母にPACSしようと思うんだけど、と報告した時なんか
「二人で決めたんならいいんじゃない?
(戸籍の書類送ってもらうのを頼んだら)はぁ!?また!?面倒くさいなぁ。」
そんな感じだったので。
彼の家族はPACSしようと思うって報告した時からざわざわし始めました。
フランスは一応キリスト教の国なので
教会で、神の前で約束を交わすのが結婚と考えるようです。
なので、最近無宗教化してきているフランス人からすると
市役所に行って結婚式して
教会に行って結婚式して(←これはしない人も多い)
結婚パーティして…と結婚はなかなか面倒くさい行事に位置づけされているようです。
(個人的な情報収集によるものですが。)
彼の友達にもPACSをしているカップルがちょこちょこいます。
身近なところだと義母の妹も確かそうだったと思う…。
子供もいるし。
ついこの間、友達カップルの男性の方が結婚するには時間もお金もかかるとブツブツ言ってました。
そう考えると日本人ってすごいですよね。
キリスト教でもないのに、十字架を取って付けただけの偽チャペルで結婚式を挙げるんです。
外国人を雇って牧師に見立てるなんて。
恐るべしウェディング業界です。
PACSの申請ですが、ちょっと面倒くさかったです。
何より私が日本人なので、フランスには存在する書類が日本には存在しないということ。
お決まりの、書いてある書類を持っていったのに、これじゃ足りないよ、と言われること。
私のPACSに必要だったものについてご紹介します。
PACS申請に必要だった書類
(パリ市内、すべての書類にA4コピーも添付要)
●Un acte de naissance en original 出生証明書●
渡された必要書類の項目にも、なんなら在仏大使館でも私だけの証明でいい感じだったので
最初は戸籍抄本を持っていったら、これじゃダメ、全員分載ったものを出して、と言われました。
日本でアポスティーユを付けてもらった戸籍謄本を在仏大使館で翻訳してもらい提出しました。
区のTribunal(簡易裁判所)によっては法定翻訳家の翻訳を指定されるようです。
●Un certificat de coutume 慣習証明書●
これが日本に存在しない書類。
在仏大使館のホームページに書いてありますが、日本で身分証明書を発行してもらって
在仏大使館でPACSに使用する書類だと伝えれば必要なフランス語訳を追加していただけます。
これにもアポスティーユをつけました。
そして、最初に戸籍抄本だけを提出した時に
あなたが独身だってわかるものがないじゃない、と言われました。
抄本には”独身”と翻訳があるのでそれを伝えたら
独身だけの書類はないの?と言われました。
なので追加して『独身証明書』も取り寄せました。
これもアポスティーユを付けて。
在仏大使館ではこんなの必要なのかと聞かれたので、事情を説明すると
追加で提出先の裁判所宛にフランス語の文面で説明文をくれました。
しかも無料で!!ありがたかったです。
●Uncertificat de NON-PACS●
PACSをしていない証明書ですが、管轄の役所に連絡して
私がPACSを結んでいる事実はないという証明書を送ってもらいました。
●Un certificat de non inscription au répertoire civil●
フランスで悪いことしてないっていう証明の書類(だったと思います)。
PACSしてない証明書と同じように管轄の役所に連絡して証明書を送ってもらいました。
●お互いが親近者ではないという証明書●
●PACSしてお互い助け合いますという証明書●
この二つは彼がPACSのHPから持ってきた書類。
もらった必要書類の紙には書いてなかった気がするけど
HP上に記載されている必要書類だったようです。
こんな感じで、書類を提出したら
「書類はOK、じゃあこの日のこの時間に来てね。」
とランデブーの日時を知らされ、その日に裁判所に言って
裁判員の人と3人でサインを交わして終了しました。
書類を提出した日、書類確認してOKなら、その時にサインして終わったんじゃないか?
という議論が繰り広げられたのは言うまでもありません。
これがフランスの不思議なところです。
何より裁判所の職員が慣れてなさすぎて、グダグダでした。
今度はビザのことがあるのでそれはもっと不安です。
一筋縄でいかないのがフランスのお役所手続きですから…

にほんブログ村
日本にはないフランス独特の制度、公式の事実婚です。
日本語で言うと、民事連帯契約らしいです。
手続きが完了するまで実感はなかったのですが
彼の家族からおめでとう!!おめでとう!!と声をかけてもらい
何か想像以上の大イベントだったのだな、と感じました。
そう、うちの母にPACSしようと思うんだけど、と報告した時なんか
「二人で決めたんならいいんじゃない?
(戸籍の書類送ってもらうのを頼んだら)はぁ!?また!?面倒くさいなぁ。」
そんな感じだったので。
彼の家族はPACSしようと思うって報告した時からざわざわし始めました。
フランスは一応キリスト教の国なので
教会で、神の前で約束を交わすのが結婚と考えるようです。
なので、最近無宗教化してきているフランス人からすると
市役所に行って結婚式して
教会に行って結婚式して(←これはしない人も多い)
結婚パーティして…と結婚はなかなか面倒くさい行事に位置づけされているようです。
(個人的な情報収集によるものですが。)
彼の友達にもPACSをしているカップルがちょこちょこいます。
身近なところだと義母の妹も確かそうだったと思う…。
子供もいるし。
ついこの間、友達カップルの男性の方が結婚するには時間もお金もかかるとブツブツ言ってました。
そう考えると日本人ってすごいですよね。
キリスト教でもないのに、十字架を取って付けただけの偽チャペルで結婚式を挙げるんです。
外国人を雇って牧師に見立てるなんて。
恐るべしウェディング業界です。
PACSの申請ですが、ちょっと面倒くさかったです。
何より私が日本人なので、フランスには存在する書類が日本には存在しないということ。
お決まりの、書いてある書類を持っていったのに、これじゃ足りないよ、と言われること。
私のPACSに必要だったものについてご紹介します。
PACS申請に必要だった書類
(パリ市内、すべての書類にA4コピーも添付要)
●Un acte de naissance en original 出生証明書●
渡された必要書類の項目にも、なんなら在仏大使館でも私だけの証明でいい感じだったので
最初は戸籍抄本を持っていったら、これじゃダメ、全員分載ったものを出して、と言われました。
日本でアポスティーユを付けてもらった戸籍謄本を在仏大使館で翻訳してもらい提出しました。
区のTribunal(簡易裁判所)によっては法定翻訳家の翻訳を指定されるようです。
●Un certificat de coutume 慣習証明書●
これが日本に存在しない書類。
在仏大使館のホームページに書いてありますが、日本で身分証明書を発行してもらって
在仏大使館でPACSに使用する書類だと伝えれば必要なフランス語訳を追加していただけます。
これにもアポスティーユをつけました。
そして、最初に戸籍抄本だけを提出した時に
あなたが独身だってわかるものがないじゃない、と言われました。
抄本には”独身”と翻訳があるのでそれを伝えたら
独身だけの書類はないの?と言われました。
なので追加して『独身証明書』も取り寄せました。
これもアポスティーユを付けて。
在仏大使館ではこんなの必要なのかと聞かれたので、事情を説明すると
追加で提出先の裁判所宛にフランス語の文面で説明文をくれました。
しかも無料で!!ありがたかったです。
●Uncertificat de NON-PACS●
PACSをしていない証明書ですが、管轄の役所に連絡して
私がPACSを結んでいる事実はないという証明書を送ってもらいました。
●Un certificat de non inscription au répertoire civil●
フランスで悪いことしてないっていう証明の書類(だったと思います)。
PACSしてない証明書と同じように管轄の役所に連絡して証明書を送ってもらいました。
●お互いが親近者ではないという証明書●
●PACSしてお互い助け合いますという証明書●
この二つは彼がPACSのHPから持ってきた書類。
もらった必要書類の紙には書いてなかった気がするけど
HP上に記載されている必要書類だったようです。
こんな感じで、書類を提出したら
「書類はOK、じゃあこの日のこの時間に来てね。」
とランデブーの日時を知らされ、その日に裁判所に言って
裁判員の人と3人でサインを交わして終了しました。
書類を提出した日、書類確認してOKなら、その時にサインして終わったんじゃないか?
という議論が繰り広げられたのは言うまでもありません。
これがフランスの不思議なところです。
何より裁判所の職員が慣れてなさすぎて、グダグダでした。
今度はビザのことがあるのでそれはもっと不安です。
一筋縄でいかないのがフランスのお役所手続きですから…

にほんブログ村