2018年の次女の11歳のお誕生日から4年7カ月。

長らくお休みしていたこちらのブログを少しづつ再開していきたいと思います。

 

これまでの記事は、わが家の軌跡としてそのまま残します。

 

これからは、

🍀4年7カ月の間に起ったいろんな出来事の振り返り

🍀現在のわが家の日常エピソード

を中心に、

🍀「子育てお悩み持ち寄り処 メリーのいえ」の活動について

もお伝えしていきたいと思います。

 

気楽な気持ちでマイペースに綴っていきますので、気楽な気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。

これから、また改めて、どうぞよろしくお願いします。

 


 

今日は次女の誕生日でしたニコニコ
毎年この日を迎えると、
どこかホッとしている自分がいます。

 

次女との11年はまさに「未知との遭遇」(笑)
私の想定をある時は簡単にブチ破り、
ある時は軽々とこえて行きました。

※1歳の頃の次女※

 

小さい頃は、
いわゆる親子らしいコミュニケーションが、
ほとんどできなくて、
気持ちが通い合っている実感が薄いまま、
次女の欲求やパニックに振り回されていたっけ。

 

小児の理学療法士という経験から、
それが発達障害という特性からなのだと察してからは、
『この子のことは私がなんとかしなくては』
と、手を変え品を変え必死にアプローチ。


でもそれは、
「普通の子と同じようにして欲しい」という、
自分の気持ちの押しつけであり、
私の不安を解消したいだけの日々でした。

 

クローバークローバークローバー

 

7歳の夏に、
『学校に行きたくない』
『私はダメな子だから死んでしまいたい』
と言われた時、
次女も壊れるほど辛かったと思うけど、
私の心も1度死にました。と、思いました。

 

でも、色んなものが崩れ落ちても、
まだ私は生きていたし、
次女も笑って生きていました。

 

「何にもできないけど、なんかこれで良いんだな」


この時の気づきが今の自分の原動力です。

 

クローバークローバークローバー

 

「次女は次女のままで良い」
「うまくいかないけど、これで良い」


そう思えてからは、
宇宙人のような(笑)次女との日々を
流れに身を任せるように過ごせる時間が増えました。

 

びっくりしすぎて、
思わず笑っちゃうような出来事があったり、
彼女の言葉や文章、作品には、
今までの私には想像もつかなかった、
新しい価値観や表現にあふれていて、
次は何が出てくるんだろう、と楽しみになってきました。

※次女の作品※

 

次女と出会えて本当に良かった。
元気に笑顔で誕生日が迎えられて、
本当に良かった。
来年のお誕生日もまた笑顔でお祝いできるように、
一日一日を大切に過ごしていきたいです。

環境を整えることが大切、と感じたもう一つのエピソードです。

 

先日、5年生最後の授業参観がありました。

クラスメートの次女に対する対応の仕方が、

以前に比べて変わったなぁと感じました。

 

授業参観は、私にとって緊張する行事の一つです(笑)

授業中に、

自由に発言したり、

手悪さをしていたり、

他のことに夢中になっていたり、

居眠りしていたりする次女。

 

そんな次女に対するクラスメートの反応や、

周りの保護者の視線を気にしつつ、

穏やかに笑顔で参観するのには、

ちょっと勇気と気合が必要です(笑)

 

クローバークローバークローバー

 

先日の授業参観は家庭科の授業。

寒い時期にどんな風に服を重ねて着ると、

効率よく体が温まるか?という学習内容でした。

 

班ごとに、ペットボトルを色んなパターンの布で巻いて、

(タオルを何重かに巻く、とか、フェルト生地で巻くとか)

中にお湯を入れ、

どのパターンの巻き方が、温度が下がりにくいかを調べる、

という実験をしました。

 

 

 

次女はこういった「班行動」が苦手です。

 

輪に加わらないで、一人だけ違うことをしている、

または、全ての作業を独り占めしてしまう、

という様子がよくみられます。

 

今回は後者でした。

実験に興味がある様子で、

ペットボトルを持ち、黙々と独りで布を巻き始めました。

ほかの班は、数名で協力し合いながら作業しています。

 

困ったな…と感じてみていましたが、

この時のクラスメートや先生の対応に、私はとても嬉しくなりました。

 

クローバークローバークローバー

 

以前でしたら、クラスメートから

「次女ちゃん、ダメだよ!」と注意されたり、

「ちょっと貸して!」と取りあげられて、

輪から外れてしまうことが多くて、

次女は、泣いたりイライラしたりしていました。

 

 

ところが今回は、

同じ班の子どもたちは、ちょっと困った顔をしながらも、

様子を見守ってくれていました。

「こんな時、どうしたら良いんだろう?」と、

困っているような空気が漂っていましたが、

誰も次女を責めたりしません。

 

そして、それに気づいたとなりの班のA君が、

先生に

「次女ちゃんが一人でやっちゃってます」と、

さりげなく報告してくれました。

そこで先生が介入し、

「次女ちゃん、一人でやると上手くいかないから、

こことここは手伝ってもらって」

と、具体的にどう分担するかの指示を出してくれました。

 

そのことで、同じ班の子どもたちの表情がほぐれ、

次女も納得して、

みんなで共同して作業をする事ができました。

 

 

特に、先生に報告してくれたA君の変化に驚きました。

A君は、正義感が強くて、ちょっと気が強い子で、

マイペースすぎる次女は攻撃の対象になりやすく、

以前に何度かトラブルになったこともありました。

でも今回は、強い調子でなく、

次女が気付かないように、さりげなく先生に伝えていました。

 

 

ちょっと戸惑いながらも、落ち着いた表情で、

皆の輪の中で作業している次女を見て、

私はとても嬉しくなりました。

 

 

5年生の始めに、

「次女ちゃんとクラスメートの間に溝があるように感じます」

と、話してくださった先生。

診断名はふせながらも、

次女の特性についてクラスメートに話をしてくれ、

次女の困った行動について、

どう対応したら良いかを丁寧に指導し続けてくださいました。

 

そのことで、次女とクラスメートが、

溝ではなく、ほどよい距離間で

関われるようになってきているのかなぁ、と感じました。

 

 

4月になるとクラス替えになってしまうのが、残念ですが、

「こうすると、トラブルを減らして生活できる」という、

一つのモデルを学ぶ事ができたと思います。