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皆が歌って盛り上がっている中、
名織先輩とカラコ先輩の会話は続きます。
たまたま近くに座っていたから聞こえた会話…
himeは表情を曇らせ、会話に聞き耳をたてました…
どうせ、聞いてショック
┛)"O"(┗
を受けるんだから、
聞かなきゃいいのに…
聞きたくなっちゃう乙女心…?
(>_<;)
名織先輩:『でもさぁ~、もし本当なら、
よっしぃーもスゴイよね。』
よっしぃーとは、男子バスケ部の部員で、
名織先輩と同じクラスの先輩です。
目立つ先輩では無く、
レギュラーでもないので、
himeも関わりが無く、
話したこともありません。
何故ここによっしぃー先輩…?
himeだけではなく、
奈月も同じように思ったようで…
奈月:『M先輩、どぉかしたんですか?
よっしぃー先輩が関係してるんですか?』
himeが聞きたいことを、ズバッと聞く奈月。
頼もしいと言うか…
やや、おばちゃん…?
Σ( ̄□ ̄;|||
名織先輩とカラコ先輩は、悪戯っぽく笑い、
奈月とhimeに耳打ちするように、
こっそり教えてくれました。
『Mとよっしぃー、実は付き合ってるんだよ~
知ってる人は少ないみたいだけど。』
!!!!!!
\(◎o◎)/
なんですってぇ~???
(`ε´)
奈月とhimeは、驚きと怒りで、目を丸くして、
先輩に詰め寄ります。
奈月:『えぇ~?知らなかった~!
いつから、どっちからですか?』
冷静な質問を返す奈月は大人だと思いマス…
カラコ先輩:『詳しくは教えてくれないんだけど、2ヶ月位前かな~?
Mが告ったみたい( ´艸`)
あのこ、結構積極的だからね~』
2ヶ月前…
って、
himeが良ちゃん達が通う塾に行った頃…
あの日、himeと良ちゃんが帰って、奈月はM先輩と話した…
その時、はっきり言ったはず…
良ちゃんが好き
って…
ドォイウコト…?
テンパってるhimeにお構い無く、
先輩達と奈月の会話は続きます。
名織先輩:『奈月もMのコウノトリの噂聞いたでしょ?』
慌てて奈月の顔を見ると、奈月は表情を変えること無く、
『聞いたことはありますけど…本当なんですか?』
名織先輩:『本当かどうかはわからないんだけど、
本当なら、よっしぃーもやるよね~』
何?なに?ナニ?
話に付いていけないhimeに、カラコ先輩が解説を行ってくれました…
『今、M、学校来てないんだよね。
表向きは、怪我で学校来れないってことになってるんだけど、
誰も怪我のこと知らないの。
部活で怪我したんなら、誰か1人位気付くはずでしょ?
誰も知らないなんて、有り得ない。
それが理由かどうかはわからないんだけど、
Mに妊娠の噂があるのよ…』
衝撃的でした…
赤ちゃんできたの…?
当時、M先輩は中学2年生。
14歳…
himeの周りにも、
H経験者なんていっぱいいました。
小学生で初H済ませた子もいましたし、
援交してる子もいました。
二股もいたし、
一夜だけ…って子もいました。
でも…
『妊娠』って言葉が、
こんなに身近な所で出てくるなんて思ってもいませんでした。
当時の避妊の知識なんて、今思えば、薄っぺらいものです。
でも…
こんなに身近に、
妊娠と言う2文字が降ってくるなんて…
M先輩がよっしぃー先輩と付き合っている事実以上に衝撃は大きく、その後の会話は全く頭に入りませんでした。