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試合当日。
朝から気は重く、
絶え間なく、溜め息…
C= (-。- )
家を出る時も、
電車に乗る時も、
学校に着いても、
ユニフォームに着替えても、
溜め息しか出てこない…
(*´ο`*)=3
溜め息と共に生気まで抜けたのか…
頭はボーっとするばかり…
この日、
himeはスターティングメンバーに選ばれ、
後半戦では奈月も試合デビュー
(o^-')b
練習試合ではあるものの、
初めて一緒に試合に出れ、
本当は…
すごく
嬉しくて嬉しくて
堪らないはずなのに、
笑顔になれない…
この後、M先輩と会うと思うと、
気は滅入ってくる…
o(´□`*)o
いくらhimeが足掻いても、時は着々と刻まれるわけで…
いつしか試合は終わり、
皆はウキウキしながら、お片付け。
周りに合わせて、
必死で笑顔を作っても、
心の底から笑えない…
笑えば笑う程、
疲れるのがわかる…
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
片付けを終え、
皆でカラオケへ向かう。
貧乏学生にとって、
パーティーするには、とっておきの場所。
フリータイムで入ればお安いし。
一番大きな部屋に、
ワイワイと人が集まり、
宴会女王の名織先輩の掛け声で乾杯!
(* ̄∀ ̄)ノ■☆■ヾ( ̄∀ ̄*)
次から次へと曲が入り、
場は大盛り上がり。
なんとなく、
その場の雰囲気に流され、
himeも楽しみ始めた頃…
女王 名織先輩が、
『M(先輩)は来ないの?』
と…。
唐突にM先輩の話題となり、鼓動は高鳴ります…
『今日はパスって。まだ調子良くないみたい。』
そう答えるのは、通称カラコ先輩。
本名は「幸子」なんだけど、
M先輩が間違えて、「辛子」と書いてしまったから、
という理由で付いたニックネーム。
珍しい間違えです…(^_^;)
カラコ先輩はM先輩と1番仲良し☆
に見える先輩です。
1番仲良し…
ずっと、そぉ思ってました。
この時までは。
カラコ先輩:『メールは返ってくるんだけど、電話出ないんだよね~。
やっぱ、マジなんじゃな~い?』
すかさず、名織先輩が食らい付く。
『マジっ?
カラコ、何か情報ゲットしたの!?』
カラコ先輩:『わかんないけどさぁ~
もし本当なら、早過ぎじゃな~い?
多分付き合い始めて、まだ、2ヶ月位のはずよ ヾ(‐ ‐;)』
この言葉に奈月は、
hime以上に食いついたのでした…
2ヶ月…
やっぱり、M先輩と良ちゃん、
付き合ってるんだ…
(´□`|||)
一気に奈落の底に落とされた気がしました…