図書館で『偏差値29からの東大合格』という本を借りました。
滅茶苦茶面白かったです。
面白い!?
そう、勉強方法もとっても参考になって有用なのですが、
それを更に上回る面白さ。


  勉強嫌いで選んだ芸術コースに通っていた静岡の女子高生が、
  高3の1学期に高校を中退して東京で一人暮らしをしようと思い立って
  ハローワークで仕事を探しに行ったら、高卒だって仕事が無くて
  低賃金の仕事しかない現実に気付き、母親と同じ薬剤師を目指します。

  ところが、東京に出る為には国立でないといけなくて、
  東大の薬学部を目指す事になるのです(笑)

  スタート時に数学の偏差値が29だったのに、最初の受験で
  見事に東京の公立の薬学部に合格!
  これで親の援助は約束されたのに、一度東大を目指したのだからと
   妥協せずに一浪して、翌年には本当に東大に合格しちゃうんです!

  途中、開成の子は高2で高3の模試を受けてA判定を叩き出すだの、
  「Molecular Biology of the Cell」(細胞の分子生物学)を英語版で
  読み終えてる、だの脅威的な情報が載っていて、
  ヤジウマ的に愉快な本です。

  しかし著者もかなりマニアックで、本番の頃は苦手だった数学を
  しっかり物にしていて、2問完全に回答すれば合格という
  難解な東大の数学を6問中5.5解いたとの事。(最後は時間切れ)
東大合格にお薦めの参考書などの話ものっているので、
買っても良いな、と思える1冊でした。
偏差値29からの東大合格/中央公論新社
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