ぬりえをしましょう●その7 | ひまわりやブログ -中原淳一の美しい言葉-

ぬりえをしましょう●その7

 

 

 

以前は11月の声を聞くと、七五三の月だなと思い、

 

 

晴れ着を着たちょっと得意そうな女の子や男の子の手をひく

 

 

ご家族の姿をみかけたものです。

 

 

 

今年はこの時勢に合わせて、あまり派手に集まらず、

 

 

神社の作法も簡略化しているとか。

 

 

 

でも子供がいるかどうかに関わらず、私たちにとっても、

 

 

起源をさかのぼれば平安時代からという

 

 

子供の成長を祝うこの行事が

 

 

いつまでも受け継がれていくような、

 

 

そんな平和な時代がこれからも長く続くことを

 

 

祈るきっかけにできたらいいですね。

 

 

 

 

久しぶりのぬりえは、子供たちの絵です。

 

 

淳一さんは戦前から子供服の本を出版したり、

 

 

「それいゆ」にも、たびたび

 

 

子供服のデザイン画を載せたり、

 

 

しつけについてのアドバイスを書いたりしていますが、

 

 

一度病気をして療養生活を経た後の1960年代に、

 

 

ふたたび子供服の仕事に力を入れて、

 

 

百貨店で子供服のファッションショーを開いたりしています。

 

 

 

 

この絵は、ずっと昔にファンの方からいただいた

 

 

スクラップブックに貼られていたもので、

 

 

いつ、どの本に描かれたものなのか、長くわからずにいたのです。

 

 

 

 

でも、あるとき、名古屋でイベントを開催していたときに、

 

 

お客様が教えてくださったのです。

 

 

名古屋にあった子供服の店の包装用の紙袋の絵だ、って。

 

 

淳一さんは、頼まれると

 

 

お店用にデザインを描いてあげたりもしていたのです。

 

 

その方は、とても可愛くて印象に残っていたそうで、

 

 

また出会えるなんて! と喜んでくださいました。

 

 

こんなふうに、わからなかったことが紐解かれていく、

 

 

そんな出会いを持つことができるなんて、

 

 

それこそ、私たちにはとても嬉しいことでした。

 

 

 

「子供服」のぬりえのダウンロードはこちら

 

 

 

 

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日本ではお正月とか、七五三のように、

特別な時以外は、子供をあまり着飾らせない習慣が

あったようです。

 

それは「すぐに汚してしまうから」

「すぐ着られなくなってしまうから」など

そんな考え方があったように思うのですが、

なるほどどれも尤もなことのようで、

もし「どうせ子供だから」と云っていたら、

娘時代にも

「どうせすぐ年をとってしまうのだから」と

同じことになるわけで、

それでは一生 美しくなれない。

 

自分の子供がどうすれば可愛くなるかを知っていて、

一つ物を買っても、また同じことをしても、

「子供を一番可愛く見せるコツ」を知った上でするのと、

いいかげんな気持ちでするのとでは

結果が大変に違ってくる、ということを

知ってほしいものです。

 

 

中原淳一