嫁に来た当初から、姉は、
私に、言った。
弟、私の主人の事だが、
無駄に、お金を、使っては、
いけない。
今からでも、少しずつでも、
お金を、貯めよ。
家に来る度々、
言われ続けてきた。
私の、娘には、
お金を、少しずつでも、
貯めていきや。
こんな、お金の無い、両親、
みたいに、なるな。
お金があったら、幸せに、なる。
だから、公務員に、なりや。
公務員は、毎月、決まった
給料、夏、冬には、
ボーナスがある。
働く時間も、大体、決まってる。
年功序列で、給料が、
上がっていく。
ある程度、仕事の、内容が、決まっている。等々。
と、このように、小さい頃から、
言われ続けてきた娘が、
小さいながらも、たくさん、
お金を貯めて、私は、幸せに、
なる。と、思い続けた娘だ。
姉の、二人の息子達は、
公務員には、ならなかった。
一人でも、公務員に、なって
ほしかっただろうな。
それぞれ、自分で決めて、
働きに、行った。
遠くへ行った子供が、
久しぶりに、帰って来たら、
ご飯は、好きな食べ物を、
沢山作って、食べさせ、
往復の、旅費を、渡す姉。
子供の為には、
至れり尽くせりの姉。
姉の、主人に対しては、
どうなんだろう。
好きなタバコは、吸わんとき!
味付けは、薄味で、食べ!
身体に、悪い事は、
全て、止めとき!
と、言う姉。
身体の事を、思って、
言うのは、いいが、
あまりにも、頭ごなしに、
言いすぎだ。と、思う。
姉の子供達は、姉の言う事に、
ああ、わかった。わかった。と、言うだけで、真からは、
何も、思っていない。
又、言ってるわ。と、
思っているだけである。
姉の家から、少し離れて、
広〰️い、田、畑が、ある。

そこに、どんな大きさかは、
知らないが、小屋があり、
ご飯ぐらいは、ゆっくり、
食べられる、広さがある。
と、聞いた。
そこで、兄さんは、
誰にも、知られず、何も、
言われず、ゆっくりと、
タバコを、吸っている。
姉が、知らないだけで…
鬼の居ぬ間の、ほっこりした、
時間なのだろう。と、思う。
これは、私の主人が、
姉の家の、田植えや、稲刈りの
手伝いに、行った時の、話だ。
姉は、兄さん、タバコ止めた。
と、聞いたが、なんの、なんの、
タバコ、スッパ、スッパと、
吸ってはるわ!
家で、吸ってないだけや‼️
姉の前では、
吸ってないだけや‼️
と、主人が、言って、いた。
姉が、それを知ったら、
どう言うのかな?
それとも、知ってて、
知らぬふりを、してるのかな?
まぁ、まるっきり、タバコを、
止めた。とは、思ってない。
と、思うんだけどなぁ。
だって、タバコを、吸ったら、
匂いが、するもんなぁ。