ディスカスの飼い方 大崎善生
丹念に丁寧に、
とにかくディスカスを
育てる過程を描いてゆく。
美しい肢体の
熱帯魚の生態、繁殖、
に哲学を感じ、
主人公は己の全てを傾倒していく。
ディスカスを支配することは世界を理解することと同義なのだ、彼にとっては。
たとえ職も恋人も失っても、世界の仕組みが詳らかになるならそれもかまわない。
そこまで人生を捧げられる何かに出会えることに不思議な羨望を感じた。
金も名誉も生活もない、ただただ魂を燃やしていく対象に出会えることは幸せだ。
人と世のコトワリがいかに不可思議で、奇妙で、偶然の一致に溢れているか。
ラブロックの宇宙の話をよんでいるかのような深遠さがこの小説にはある。
とにかくディスカスを
育てる過程を描いてゆく。
美しい肢体の
熱帯魚の生態、繁殖、
に哲学を感じ、
主人公は己の全てを傾倒していく。
ディスカスを支配することは世界を理解することと同義なのだ、彼にとっては。
たとえ職も恋人も失っても、世界の仕組みが詳らかになるならそれもかまわない。
そこまで人生を捧げられる何かに出会えることに不思議な羨望を感じた。
金も名誉も生活もない、ただただ魂を燃やしていく対象に出会えることは幸せだ。
人と世のコトワリがいかに不可思議で、奇妙で、偶然の一致に溢れているか。
ラブロックの宇宙の話をよんでいるかのような深遠さがこの小説にはある。