『エスター』復習 | himawari's diary

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映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々

 

 
製作年 2022年
 
製作国 アメリカ
 
言語 英語 日本語字幕
 
尺 123分 
 
公開日 2009年10月10日(土)
 
原題 Orphan
 
レイティング R15プラス
 
配給 ワーナー・ブラザース映画
 
 
スタッフ
 
監督 ジャウマ・コレット=セラ
 
製作 ジョエル・シルヴァー、レオナルド・ディカプリオ、他
 
原案 アレックス・マセイ
 
脚本 デビッド・レスリー・ジョンソン
 
音楽 ジョン・オットマン
 
 
主なキャスト
 
ヴェラ・ファーミガ:ケイト・コールマン(母親)
 
ピーター・サースガード:ジョン・コールマン(父親)
 
イザベル・ファーマン:エスター(養子)
 
ジミー・ベネット:ダニエル・コールマン(長男)
 
アリアーナ・エンジニア:マックス・コールマン(次女)
 
 
概要
 
その“正体”が見えた時、世界中がショックに震えた。
ダークキャッスルが放つ衝撃的サスペンス・ホラー!
この娘、どこかが変だ。

赤ん坊を死産して悲嘆に暮れるケイト(ベラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)。その悲劇はふたりの結婚そのものを揺るがすだけでなく、悪夢にうなされ、つらい過去に悩まされるケイトのもろい神経にも打撃を与えている。表面だけでもなんとか普通の生活に戻そうと必死の夫婦は、養子を迎えることを決意。そして訪れた地元の孤児院で、彼らはなぜかエスター(イザベル・ファーマン)という名の1人の少女に惹きつけられる。だが、引き取ったあとでエスターの本性に気づき始めたケイトは、家族の身の安全を守るため、ジョンたちにエスターの愛らしい外見の裏に何が隠されているのかを知らせようとする。しかし、彼女の必死の警告は聞き入れられないまま時間が過ぎていき……。

(引用元:公式サイト)

 
 
感想
 
『エスター ファースト・キル』が
 
いよいよ3月31日に公開するので
 
前作を復習しました。
 
 
なかなかおもしろいサスペンスホラーですが、
 
少女エスターがとにかく恐ろしくて、不気味。
 
ピアノや絵の才能がある、一見いい子なのに
 
なぜ恐ろしい子になってしまったのか、
 
本作では深くは語られていないので
 
前日譚である『エスター ファースト・キル』で
 
そのあたりも描かれていたら嬉しいです。
 
 
エスターの部屋には彼女の描いた絵が
 
いくつも飾られています。
 
ブラックライトの下で見ると、
 
彼女の闇の心境を描いた、
 
おぞましい絵が浮かび上がってきます。
 
ザワっとしました。
 

学校の気に入らない子、
 
お世話になった孤児院のシスター、ダニエルと、
 
次々に手をかけていくのは
 
少女とは思えない残酷さ。
 
父親に女として迫っていくのは
 
気持ち悪くてゾッとしました。
 
 

幼いマックスは生まれつき難聴を患っていて、

 

それにエスターが付け込んで

 

シスター殺しの共犯者にされてしまいます。

 

そのため両親にエスターの悪行を

 

伝えることができないのが辛かったです。

 

 

エスターの子どもとは思えない言動には

 
やはり原因があり、これは衝撃的です。
 
終盤で更にエスターの表情が豹変するのも
 
見どころです。
 

かなりハラハラさせられましたが、

 

ラストでは母親と幼い娘マックスが

 

グッジョブでした。

 

 

父親が鈍感すぎて、母親がいくら言っても

 

なかなかエスターの異常さに気づかないのには

 

ちょっとイラっとしました。

 

 

それと、マックスが寝る前に外した補聴器を、

 

エスターがコッソリと盗みます。

 

このことがその後に大きく影響するのかと

 

思ったのですが、

 

意外とそうでもなかったので、

 

ちょっともったいなかったです。

 

そういえば、銃声にビビらずに済んだという

 

逆によかった点がありました。

 

 

キャスト陣ではやはり


エスターを演じたイザベル・ファーマンと

 

マックスを演じたアリアーナ・エンジニアが

 

印象的でした。

 

 
イザベル・ファーマンは複雑な人格を
 
生々しく演じましたが、当時12歳とは驚き。
 
 
アリアーナ・エンジニアは
 
手話を使いこなしていて、
 
笑顔も悩める表情もとっても可愛いです。
 
彼女は実際に難聴を患っているのですが、
 
本作でブロンドヘアーで手話が出来る少女を
 
探していたところ、アリア―ナに
 
白羽の矢が立ったようですね。

 

 

 
 
続編ではイザベル・ファーマンが
 
再びエスターを演じています。
 
25歳時点での撮影、しかもストーリーは
 
本作の前日譚なのですからすごいですね。