『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』 | himawari's diary

himawari's diary

映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々

 

 

鑑賞日 2022年9月30日(金)

 

 

製作年 2022年

 

製作国 イギリス・アメリカ合作

 

言語 英語 日本語字幕

 

尺 125分 

 

公開日 2022年9月30日(金)

 

原題 Downton Abbey: A New Era

 

レイティング G

 

配給 東宝東和

 

 

スタッフ

 

監督 サイモン・カーティス

 

脚本 ジュリアン・フェローズ

 

 

主なキャスト


ヒュー・ボネヴィル:ロバート


ジム・カーター:カーソン


ミシェル・ドッカリー:メアリー


マギー・スミス:バイオレット


アレン・リーチ:トム

 


概要 

1928年、英国北東部ダウントン。広大な領地を治めるグランサム伯爵ロバートらは喜びの日を迎えていた。亡き三女シビルの夫トムが、モード・バグショーの娘と結婚したのだ。華やかな宴とは裏腹に、屋敷は傷みが目立ち、長女メアリーが莫大な修繕費の工面に悩んでいたところへ、映画会社から新作を屋敷で撮影したいというオファーが。謝礼は高額だ。父の反対を押し切ってメアリーは撮影を許可し、使用人たちは胸をときめかせる。

一方、ロバートは母バイオレットが、モンミライユ侯爵から南仏にある別荘を贈られたという知らせに驚く。その寛大すぎる申し出に疑問を持ち、妻コーラ、次女イーディス夫妻、トム夫妻、引退したはずの老 執事カーソンとリヴィエラへと向かう。果たして海辺の別荘に隠された秘密は、一族の存続を揺るがすことになるのか…!?

(引用元:公式サイト)

 

 

感想


大好きな作品の続編なので、


とっても楽しみにしていましたが、


期待を裏切らない内容でした。



前作同様に衣装、調度品、


風景、キャスト陣の美しさ、


品がある中にもユーモアを交えた会話、


どれも素晴らしいです。


ドラマティックなストーリー展開に感動し、


悲しい出来事には、思わずウルっとしました。



それぞれの人物の過去を詳しく知っていると


より楽しめるし、深みを感じられるのですが、


過去のドラマ、映画を観ていなくても


それなりに楽しめる作りになっています。



過去のことで言うと、


長女メアリーの最初の夫であるマシューが


事故で亡くなったことを思い出すと、


未だにショックです。


本作でメアリーが

 

「マシューはカッコいい人だった」


と話すシーンがあります。


セリフの中だけでもマシューが


登場したことは嬉しいし、


メアリーの心の中にもいるということで


共感できるし泣ける思いでした。

 

 

屋敷で映画撮影が行われたのには


雨漏りがする屋敷の修繕費に


頭を悩ませているという背景があり


華やかに見えても大変なこともあるんだ、


という現実も見えました。


それでも、使用人たちが急遽、


美しい衣装を身にまとって映画に


出演することになったり、


スターと会えることにワクワクしたりと、


普段と違うざわつきが屋敷にあるのは


観ている側でも心が躍りました。


サイレントからトーキーへと移り変わる


はざまの映画関係者の苦労も見えて、


そういう視点からのおもしろさもありました。

 

 

新たな世界へ旅立つ人がいて、


新たな家庭を持つ人もいて、


悲しいお別れもありましたが、


みんなが次の時代へと歩んでいく姿は


美しくてすてきでした。