『どん底作家の人生に幸あれ!』 | himawari's diary

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映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々

 

製作年 2019年

製作国 イギリス・アメリカ 

尺 120分

配給 ギャガ 

劇場公開日 2021年1月22日

原題 The Personal History of David Copperfield

レイティング G


スタッフ 

監督 アーマンド・イアヌッチ

脚本 アーマンド・イアヌッチ、サイモン・ブラックウェル

原作 『デイヴィッド・コパフィールド』

 

原作者 チャールズ・ディケンズ


主なキャスト

 

デヴ・パテル:デイヴィッド・コパフィールド

 

ティルダ・スウィントン:ベッツィ・トロットウッド(デイヴィッドの伯母)

 

ヒュー・ローリー:ミスター・ディック(ベッツィの同居人)

 

ピーター・キャパルディ:ミスター・ミコーバー(デイヴィッドの里親)

 

ベネディクト・ウォン:ミスター・ウィックフィールド(アグネスの父親)

 

ロザリンド・エリーザー:アグネス

 

アナイリン・バーナード:スティアフォース(デイヴィッドの友人)

 

ベン・ウィショー:ユライア(デイヴィッドを陥れる悪人)

 

モーフィッド・クラーク:デイヴィッドの母親クララと令嬢ドーラの二役)

 

デイジー・メイ・クーパー:ペゴティ:優しい家政婦

 

 

概要

 

優しい母親クララと家政婦ペゴティと一緒に

 

幸せに暮らしていたデイヴィッド。

 

独裁・暴力的な継父が現れたら

 

工場で強制労働をさせられることになった。

 

里親は借金まみれのスター・ミコーバー。

 

ある日、母親の死を知らされたデイヴィッドは

 

唯一の肉親の伯母ベッツィの助けを求めて


工場から逃げ出す。

 

伯母のおかげで名門校を卒業し

 

法律事務所に就職したデイヴィッドは

 

令嬢ドーラと恋に落ちる。

 

幸せをつかんだかと思われたが

 

ユライアという男にはめられてまたもやどん底に。

 

それでもデイヴィッドは

 

少年時代からつづってきた言葉を生かして


再起を図る…

 

 

感想

 

原作の長さからすると


やはりダイジェスト感はあります。

 

でも、デイヴィッドの


浮き沈みする波乱万丈な半生に

 

いろんな人種の個性的なキャラクターが

 

たくさん登場するのはおもしろかったです。

 

 

ヒュー・ローリー演じるミスター・ディックが

 

たこ揚げをするシーンが好きです。

 

デヴ・パテル演じるデイヴィッドのアイデアで

 

ミスター・ディックの頭に取りついた言葉を

 

たこにたくさん貼り付けて揚げます。

 

しがらみから解放される感じがよかったです。

 

 

ティルダ・スウィントン演じる


デイヴィッドの伯母ベッツィはロバが大嫌いです。

 

庭にロバで乗り込んできた人に

 

思いっきり跳び蹴りをしたシーンが笑えました。

 

 

デイヴィッドとベッツィを陥れるユライアを演じた

 

ベン・ウィショーがうまかったです。

 

執着心が強くて不気味な雰囲気が


とってもよく出ていました。

 

 

デイヴィッドのイギリス的な仕立てのスーツや

 

ベッツィのオレンジのドレスに丸サングラス姿、

 

テイーカップなどの調度品もすてきでした。

 

ブラックユーモアもおもしろいのですが

 

好みは分かれるかもしれません。

 

 

ダイジェスト感があるので細部を深く考えると

 

物足りなく感じますが

 

デイヴィッドが困難を乗り越えて作家として成功し

 

周りのみんなも幸せそうなラストを見たら

 

いろいろなものが


相殺されたという気分になりました。