ザ・マミー / 呪われた砂漠の王女 | himawari's diary

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『ザ・マミー   / 呪われた砂漠の王女』




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過去には『ハムナプトラ』でも

再現されたミイラの話なので 

どうしても比較されてしまうのでしょうが

これはこれで別物と考えた方が

良いと思います




オープニングではイギリスの地下で

十字軍の遺跡が発掘される


舞台はイランに移り 

そこでは軍人の

ニック(トム・クルーズ)らが

銃撃戦・集中砲火に巻き込まれながら

エジプトの遺跡を偶然にも発見

貴重な女王の棺を飛行機で輸送していると

突然のトラブルで飛行機は

イギリスに墜落してしまう

(ヒッチコックの『鳥』のような

シーンもありました)


ニックは死亡したかと思われたが

死体安置所でなぜか無傷で生き返る…




このあたりまではかなり

テンポが良くて面白いです

今作でのトム・クルーズは少々お調子者

軍人ですが偵察中にお宝があると

盗んで売りさばいたりしているようです

完璧なスーパーヒーローではなく

こういう感じもたまには良いのでは




途中からは脚本のせいか

残念ながらちょっと失速しました



生きたままミイラにされ封印されていた

悪の王女は 人間の生気を吸って復活

しかし あっけなく捕まってしまい

生気を吸われた人間は

ゾンビ化してましたね……

捕まえた組織はラッセル・クロウ扮する

博士の研究所なのですが

「悪を検証する」のが目的だとのこと

博士はジキルとハイド的な人物でした

この組織と博士のことをもう少し

理解できるようにしてほしかったです

社会的には良いのか悪いのか

表向きにはどうなっているのかなど。。。




ニックと行動を共にする考古学者の

ジェニー(アナベル・ウォーリス)との

関係性もいつの間に深くなったのかが

ピンとこなかったです

これはある意味で テンポが良かったから

早すぎる展開に感じたのかもしれません




ラストにはアクションシーンがありますが

トム・クルーズ主演作品と考えると

少し物足りないかなぁと思ってしまいました






以上のような印象を受けましたが

さすがに映像は迫力があったし

トム・クルーズはやはりカッコ良いです

ラッセル・クロウも良い役者だし

2人の共演は豪華ですね


ラッセル・クロウがトム・クルーズに

「君は若いが…」と言うシーンがあります
 
トムの方が実年齢は2歳年上ですが

ラッセルがかなり恰幅良くなったのに対し

トムは昔と体型が変わらないというか

鍛えているせいか かなり若く感じました

役柄的にも 多分30代位の設定ではないかと

思いましたが違和感無かったです


悪の王女の (ソフィア・ブテラ)の

復活後の黒いアイメイクと

ボディペイントもかっこ良かったです

アナベル・ウォーリスは綺麗でした

 


次回作へ続く要素を残していますが

どうなるのでしょうか⁉️

続編が製作されるなら早く観たいです



「ダーク・ユニバース プロジェクト」として

今作が第1弾ですが 

ハビエル・バルデムの

『フランケンシュタインの花嫁』(仮題)と

ジョニー・デップの『透明人間』(仮題)も

楽しみにしています