ハクソー・リッジ | himawari's diary

himawari's diary

映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々

「ハクソー・リッジ」




{6273B42E-76C5-49E7-BCA3-57AA90D54C63}





メル・ギブソン監督作品

実話をもとにした作品



第2次世界大戦で武器を持たずに

衛生兵として 沖縄の

ハクソー・リッジ(前田高知)に行き

1人で75人の命を救ったデズモンド・ドス






デズモンドがなぜ

武器を持たないと誓ったのか

これには家族が関わる
 
辛い理由がありました


戦争に行かない選択肢もあるのに

負傷者を助けたいがために

自ら志願して衛生兵として参戦

フィクションでも衛生兵を

主役にした作品はあまりないので 

これが実話だというのは驚きです



ハクソー・リッジでの壮絶な戦いの中

仲間を助けるために駆けずり回るのは

勇気の要ることだったと思います

観ていてもかなりヒヤヒヤしました


デズモンドの信条を理解できない

仲間や上官が戦場での彼の働きを見て

だんだん認め 頼りにしていく様子に

グッときました


そして何より武器を持たないという信条を

貫いて命を助け続けたデズモンドは

素晴らしいです



沖縄で日本兵と戦うという内容なので

どうかなとは思っていましたが

あんまり変な感じはしませんでした

それにデズモンドが敵の日本兵を

助けるシーンには感動しました





デズモンドが途中でどうすべきか

一瞬分からなくなり 神の言葉を

聞きたいと願うシーンがありました

これは 演じた

アンドリュー・ガーフィールドが

出演した「沈黙 ーサイレンスー」を

思い出させる切ないものがありました






前半ではデズモンドが後の妻となる

ドロシーと出会い恋をして

映画館デートをしたりと楽しく過ごす

素敵な日常が描かれています




それに対して後半の戦場でのシーンは

かなり凄まじいものです

銃弾や手榴弾が飛び交うのも恐ろしいですが

内臓が飛び出したり

手足がちぎれた兵士の姿

死体に群がるネズミやウジ虫も悲惨で

これが戦争なんだなと……






想像以上のスゴイ作品でした