himawari's diary

himawari's diary

映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々

 

 

鑑賞日 2024年10月6日(日)
 
 
製作年 2023年
 
製作国 オーストラリア
 
言語 英語 日本語字幕
 
尺 93分 
 
公開日 2024年10月4日(金)
 
原題 Late Night with the Devil
 
レイティング PG12
 
配給 ギャガ
 
 
スタッフ
 
監督・脚本・編集 コリン・ケアンズ&キャメロン・ケアンズ
 
 
主なキャスト
 
デヴィッド・ダストマルチャン:ジャック・デルロイ
 
ローラ・ゴードン:ジューン・ロスミッチェル 
 
フェイザル・バジ:クリストゥ
 
イアン・ブリス:カーマイケル・ヘイグ
 
イングリッド・トレリ:リリー
 
リース・アウテーリ:ガス・マコーネル
 
 
概要
 

1977年、ハロウィンの夜。テレビ番組 「ナイト・オウルズ」の司会者ジャック・デルロイは生放送でのオカルト・ ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。霊視、ポルターガイスト、悪魔祓い・・・・・・怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露され、視聴率は過去最高を記録。しかし番組がクライマックスを迎えたとき、思いもよらぬ惨劇が 巻き起こる一。

(引用元:公式サイト)
 
 
感想
 
モキュメンタリーの一種、
 
「ファウンド・フッテージ」スタイルの作品。
 
1970年代を舞台としています。
 
序盤は説明的なものが多いですが、
 
その後は、ジャック・デルロイが司会の
 
生放送のテレビ番組が舞台です。
 
いかさまで盛り上げているはずが、
 
予想外のことが次々と……
 
『エクソシスト』っぽい演出もあり、
 
ホラーの世界へいざなわれます。
 
全米を震撼させることになる映像とは、
 
どんなものなのか……
 
 
映像の粗さなど、当時のテレビを実際に
 
見ているような演出です。
 
フィクションだけど、
 
ノンフィクション的に感じられる恐怖が
 
醍醐味ですね。
 
「結局何なの?」を求めることなく
 
単純にホラーを楽しめればいいと思います。



鑑賞日 2024年10月4日(金)
 
 
製作年 2024年
 
製作国 アメリカ
 
言語 英語 日本語字幕
 
尺 109分 
 
公開日 2024年10月4日(金)
 
原題 CIvil War
 
レイティング PG12
 
配給 ハピネットファントム・スタジオ
 
 
スタッフ
 
監督・脚本 アレックス・ガーランド
 
 
主なキャスト

キルステン・ダンスト:リー・スミス

ワグネル・モウラ:ジョエル

ケイリー・スピーニー:ジェシー・カレン

スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン:サミー

ソノヤ・ミズノ:アニャ

ニック・オファーマン:大統領

ジェシー・プレモンス:兵士
 
概要
 

 「お前は、どの種類のアメリカ人だ?」


 連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリウォルニアの同盟からなる“西部勢力“と政府軍の間で内戦が勤発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている一一」。就任”3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていくー

(引用元:公式サイト)
 
 
感想

A24作品ですね。

Dolby Atmosで鑑賞しましたが、

銃や爆破などの

音のインパクトがすごかったです。


ストーリーは主に4人のジャーナリストの

目線で描かれています。

NYからワシントンD.C.へ車で向かう、

ロードムービーでもあります。

そのため、内戦そのものよりも、

ジャーナリストの心境を強く描いています。

想像とはちょっと違いました。


ベテラン勢は3人。

キルステン・ダンスト演じるリー、

ワグネル・モウラ演じるジョエル、

スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン

演じるサミー。

彼らには共感できるところもあり

演技もよかったです。

このベテラン3人についてきた、

若い戦場カメラマン志望のジェシーを

演じたのはケイリー・スピーニー。

彼女も演技そのものはよかったのですが、

演出上、イラッとさせられるシーンが

いくつかありました。

彼女の浅はかな行動が原因のひとつとなり

死人が出るも、

責任を感じている様子がないなど。

もしかしたら、その部分を隠している、

という演技かもしれませんが……

最終的にはこの若いジェシーの

成長物語といった感じでした。


予告編にも登場していましたが、

赤いサングラスの兵士を演じた

ジェシー・プレモンスには戦争と

それによって狂ってしまう人間性の

恐怖を感じました。


途中で立ち寄った街があまりに普通で、

内戦なんてないような雰囲気でしたが、

そこの人は、

「関わるとろくなことがないから…」

みたいな考え方らしく、

これはまさしく今の現実世界への皮肉かと……

その街を見た2人のセリフ

リー:「忘れていたすべて」

サミー:「覚えているすべて」

自分だったらどっちかなと、

ちょっと考えさせられました。


エンドロールの画像は

戦争のばかばかしさを象徴しているようで、 

結局、なんなの?

って気分にもさせられました。


入場者プレゼンントはポストカード。


 
 

 

 

鑑賞日 2024年9月27日(金)
 
 
製作年 2024年
 
製作国 アメリカ・イギリス
 
言語 英語 日本語字幕
 
尺 165分 
 
公開日 2024年9月27日(金)
 
原題 Kinds of Kindness
 
レイティング R15+
 
配給 ディズニー
 
 
スタッフ
 
監督 ヨルゴス・ランティモス
 
脚本 ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ
 
 
主なキャスト
 
エマ・ストーン:リタ/リズ/エミリー
 
ジェシー・プレモンス:ロバート/ダニエル/アンドリュー
 
ウィレム・デフォー:レイモンド/ジョージ/オミ
 
マーガレット・クアリー:ヴィヴィアン/マーサ/ルース/レベッカ
 
ホン・チャウ:サラ/シャロン/アカ
 
ジョー・アルウィン:収集品鑑定人1/ジェリー/ジョセフ
 
ママドゥ・アティエ:ウィル/ニール/死体安置所の看護師
 
ハンター・シェイファー:アナ
 
 
 
概要
 

世界を未体験の興奮と感動に導いた、アカデミー賞®4部門受賞『哀れなるものたち』の監督・キャスト・スタッフ再集結。 選択肢を取り上げられた中、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海難事故から帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、奇跡的な能力を持つ特別な人物を懸命に探す女……という3つの奇想天外な物語からなる、映画の可能性を更に押し広げる、ダークかつスタイリッシュでユーモラスな未だかつてない映像体験。

(引用元:公式サイト)
 
 
感想
 
ヨルゴス・ランティモス監督による、
 
3つのオムニバス作品。
 
3つともほぼ同じキャストが、
 
違う役柄を演じるというのがユニークさであり、
 
混乱を招くところでもあるかな......。
 
ほとんどが3役ですが、
 
マーガレット・クアリーに至っては
 
4役を演じています。
 
観ていると、混乱を招くのも
 
狙いのひとつと思えてきました。
 
更にシュールで、
 
意味不明な部分やツッコミどころもあります。
 
しかし、それらをまじめに
 
議論するタイプの作品ではないかと。
 
ヨルゴス・ランティモス監督が
 
表現したい世界観ってこんな感じなんだと
 
素直に受け止めて観るだけです。
 
ただ、ヨルゴス・ランティモス監督の前作、
 
『哀れなるものたち』を超える感動は
 
正直なかったです……
 
 
全体的にユーモアを交えた怪しさが満載で、
 
不穏な空気感を醸し出す不協和音な音楽などの
 
演出はさすがにうまいです。
 
ジェシー・プレモンスが
 
マット・デイモンに見えてしまう不思議。
 
エマ・ストーン演じる3話目のエミリーの
 
かなり荒いけれどうまい運転、おかしなダンス。
 
これらも結構おもしろかったです。
 
変態さや、グロさもあるので、
 
そういうのが苦手な方はご注意を。