ことわざ辞典には 「病気は気の持ちようによって、良くも悪くもなるということ。」と書かれています。
悩み事や精神的に心配事などを抱えていると、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなったり、病気が重くなったりする例はあります
たとえば癌と宣告された方が、そのとたんにガックリして気力体力が衰えてしまう方、また逆に、前向きに開き直って、残された時間を明るく過ごしているうちにがん細胞が小さくなったというような例もあるようです。
このように気持ちの持ちようで病気になったり、病気を克服することはよくあることです。
一般的に、このように「気」は精神面に大きくかかわっているのは事実です。。
しかしこの言葉はもっと深い意味を持つのです。
そもそも「病は気から」という諺の原点は、中国の最古の古典といわれている黄帝内経という書物に書かれているのです。
「百病は気に生ず」つまり、「すべての病は気より生ずる」という一文が語源となっているからです。
一言でいえば原点でいわれている「気」とは気持ちではなく体を動かす物質的なエネルギーのことなのです。
このエネルギーである気は物質なので、自分の努力で。大きくしたり、パワーを上げたり、改良が可能なのです。
実際に病気になったとき、病気がなかなか回復しないときに「気持ちの持ちよう」を変えることは難しく、そう努力してもかえってストレスになう場合も多いのです。
しかし、食事や生活を見直して、気のパワーをアップして元気になる方法は努力次第で実行できるのです。