ペーパーはB4で、書いた答えを訂正する場合は、ギザギザ線をつけて直すと指示されます。実質は30分にも満たない試験ですので、短い制限時間の中で処理する力が必要となります。

 

 

数や図形は頻出です。

 

数は数えるだけの問題ではなく、きちんと指示を聞いて、分類しながら考える問題が出されます。位置表象(位置の聞き取り・対応、位置の対応・記憶、移動、左右)を絡めた総合問題として出題されるのが特徴です。数の問題、あるいは、位置を問う問題にしても、短時間で多くの情報を処理しなければならないため、訓練が必要となります。

 

図形の能力を問う問題も、毎年問われています。図形構成の出題割合が高く、ピクチャーパズルの分割(欠所補充の場合もあり)、与えられた図形を組み合わせて考えさせる問題など、図形を左右上下に自由に頭の中で回転させる力が必要です。

図形が得意な子どもは、位置の対応も得意であるます。与えられた短い時間で落ち着いて正確に取り組みましょう。

 

 

常識問題では、難易度は毎年さほど変化はありませんが、理科的常識が出題された場合は、机上の上の勉強だけでは対応しきれないため、お子さまと接するご両親さまの日常生活にかかっております。日常生活や体験を大切に、積極的に言葉で説明する機会を幼いうちから作ってまいりましょう。

 

 

お話の内容理解も毎年出題されます。

 

短いときは2分程度、長いときは5分弱のお話を聞き、質問に答えなければなりません。雙葉小の問題は、お出かけしたときに起こる出来事が語られるの場合が多いのですが、登場人物(動物)が多く、あるいは、その人物が取り扱うものが多岐に渡る場合があります。場面も変わるので、しっかりとイメージを持って、それぞれを記憶してなければなりません。そのためには、まず、内容の理解に重点を置くことを意識するようにしましょう。数の変化や関係などに気を付けることが大切です。

解答も、複数に○をつけるのが正解である問題も多いです。メインの登場人物(動物)が5以上になる場合も多い上に、選択肢には解答に必要ない絵が載っていることがあるので惑わされないようにしなければなりません。

それぞれの特徴を明確にイメージし、メリハリをつけて、お話を聞く練習が必要です。

 

 

最後に、手先の巧緻性についてです。

 

単純な作業を繰り返し、手早く行うことが要求されますが、集中力、取り組み方もみられています。お箸、結び目を作ること、ひも通し、リングをつないでいくなどの定番の作業、また、ボルト、ナット、キャップなどを使い、回す・ねじるといった巧緻性がみられることがあります。

日常生活では、お母さまは、お子さまが工夫して取り組んでいるときは、まずは、子どもなりの取り組み方を見守って、どのようなアプローチをしているかをみてください。未知の問題にも、あきらめずに取り組む姿勢が大切になってくるからです。

 

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