雙葉小学校は、小学校受験をされる女のお子さまのご両親が志望なさる場合、格別な思い入れがあるように感じます。
幼稚園受験、小学校受験は、決してその後の中学受験で見られるような偏差値による序列はないのですが、こと雙葉小に限っては、女児の小学校受験の最高峰といったイメージがあるような印象を受けます。
お子さまの出来具合、模試での判定により、雙葉小を受けることにしたというご家庭もありますが、それ以前に、そもそも、雙葉小学校以外であれば、公立でよいと考えるほど熱望されるご家庭が多いのです。
中学受験では、長い間、桜蔭、女子学院、雙葉は御三家として、トップ層が受験をしてきました。雙葉中高は、他の2校が違って、幼稚園・小学校を持つ附属校でありますから、幼稚園、小学校から教育を受けられるのは御三家の中では雙葉しかありません。
大学合格実績をみると、桜蔭の独走状態、そして、最近では目覚ましい頑張りを見せている豊島岡女学院の台頭により、雙葉は岐路に立っているのかもしれなせん。
しかし、雙葉小は、カトリックの精神の教育理念を持つ学校です。その特色を活かし、その上で、学校を競争の場にしないという学校側の意向を組み、理解ある入学者の家庭を望んでいると思われます。それゆえ、自ら受験教育について熱心に考えられるご両親が多い学校といえるでしょう。
雙葉小学校のテストを受けた方からは、ペーパーだけできても、ご縁はいただけないという声をよくいただきます。
あんなにペーパーはできたはずなのに、なぜなのだろうという感想が出てくるのが、この小学校の難しいところです。
雙葉という校名は、２つの葉が結びついている様子で、西洋と東洋の女性が手を携えてほしいという意味で名づけられたことをご存知でしょうか。
葉が２つ合わさっているように、手と手を合わせて祈る姿から、何を得ていくのか。雙葉の教育はそこから始まっているような気がいたします。
「謙虚・寛容・感謝」を大切にしている学校です。学校のことを知るために、できる限りの努力をいたしましょう。
次回は、雙葉小学校の１日目に行われるペーパー・巧緻性の考査について述べます。
ひまわり 受験サポート
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