初の試み×年下男子②
『やっと、、見つけた、、』
走ってきたのか、息が荒い北人がそこにはいた。
《ちょうどええところに笑》
「、、、」
《あとは、頼んだ笑》
『ありがとう、、』
《〇〇、素直やで笑?》
頭を撫でて、北人と2人きりにしてくれた。
『少し、、いい?』
「、、うん」
ゆっくり私の隣に座る北人。
『、、ごめん』
「なんで謝るの?」
『やっぱり気にしてたんだろうなって、、』
「たいしたことじゃ、、」
『そういう風にさせてるの、あのドラマ見てからでしょ?』
「北人はお仕事だもん、、」
『〇〇、、』
「ほんとはすごく嫉妬してたの、、。
北人とそのっ、キスしてて、ただその女優さんが羨ましかった、、」
『、、、』
「ごめん。やっぱりなんでもない、忘れて、、」
『じゃあ、する?』
「え?」
『キスする、、?』
「え?」
『〇〇がしたいなら、、』
「だめだよ。そういうのはちゃんと、そのっ、気持ちがないとっ」
『俺はずっと〇〇のこと好きだよ』
「そんなわけないよ、、」
『やっぱり気づかれてなかったんだ、、』
「え?」
『俺だっていつも嫉妬してたんだから』
「北人が嫉妬?誰に?」
『なんかある度に俺じゃなくて壱馬のところ行くでしょ?
今回のことだって、壱馬には素直に気持ち言ってたみたいだし、、』
「それはっ、、」
『そういうの、俺だけがいい、、』
「北人に、言えないこともある、、」
『なら、距離感考えて、、』
「え?」
『壱馬は特にだけど、他のメンバーも近すぎるから』
「そう?」
『自覚してよ。ねぇ、分かってる?』
「ごめん、、笑」
『、、で、どうする?』
「え?」
『さっきの返事聞いてない』
「本当に、、いいの?」
『うん、、』
髪を耳にかけられ、頬に触れられるだけで一気に熱くなる。
『〇〇、、赤すぎ笑』
「だ、、って、、//」
『そういうところ、かわいい』
優しく顔を引き寄せて、重なり合う唇。
一度だけなのに、甘くて刺激的なキス。
余韻が残る中、自然ともう一度重なろうとする。
【〇〇さんっつぎの出番ですよーって、、あっえっとー】
《拓磨待てって!あー、間に合わんかったか笑》
【え?あ、俺、タイミング間違えだ感じですよね?
ごめんなさい、、えっと、、】
絶妙なタイミングできた拓磨くんに笑ってしまう。
「ううん、大丈夫だよ笑今行く」
北人から離れてスタジオに向かう。
《素直になれたみたいやな笑》
「壱馬が背中押してくれたおかげ。ありがとう」
《俺は何もしてないで?》
「また、相談乗ってくれる?」
《俺でよけれ『はい、そこまで笑。〇〇スタジオ早く行かないと』
「あ、うん」
...⭐︎
〇〇がいなくなった後の北人と壱馬。
『壱馬はさ、、〇〇のこと、、』
《心配せんでも大丈夫やで?》
『でも、、』
《俺はお前らが幸せならそれでいい。》
『でも、好きでしょ?壱馬も』
《さぁ、どうかな笑》
『なにそれー笑』
《俺の心配より他の心配した方がええと思うけど?ほらあれ、ええの笑?》
『え?あ、、もうっ、言ったそばからっ!』
メンバーと話してる姿を見て走り出す北人。
《次〇〇を泣かせたら、北人でも容赦せえへんからな》
秘めた気持ちを隠して見守る壱馬だった。
end...