姿勢は、年齢問わず、体を支えていくため非常に大切です。
なぜかというと子供の成長時期では、姿勢による歪みが心や体の発育に影響してしまうからです。
子供のころから悪い姿勢を習慣づけてしまうと肩こりや腰痛に早くから悩まされることになります。
姿勢が悪いとつい背中が丸くなってしまいますが、その代表的な症状に猫背があります。
猫背を放って置くと何れ背骨が後彎し背筋も伸びなくなるという事態になってしまいます。
背骨が後彎すると内臓を圧迫し、胃下垂や便秘になりやすくなります。
背骨のズレやゆがみは、進行している時、症状として現れないことが度々あります。
それは神経がまだ圧迫されずにいる状態だからです。
神経圧迫が起きて初めて脳に伝達され、痛みを感じることになります。
症状をいつまでも放置していると年を重ねるごとに関節が狭くなり椎間板の弾力性が失われてしまいます。
それでは体のゆがみは、どのような時に気づくのか？
●マッサージや整体、整骨院で足の長さ、肩、骨盤の高さが違う
●病院でレントゲンを撮って背骨が曲がっていると指摘された
などと言うように背骨の歪みの自覚がないものが大半を占めていると思われます。
そして初めて背骨の歪みに対する必要性をこの時点で感じ来院されます。
歪みの原因は、日常生活の負担や不良姿勢、外傷後痛い所を庇うために起こるものと様々です。
近年デスクワークが多くなり、座っている時間も長くなるとつい足を組んでしまいがちです。
それが歪みを起こす原因にもなっているのです。
椎骨とズレや骨盤のズレを放置して、二次的に起こる体の防御反応が歪みなのです。
日頃からウォーキング、ランニングなどで下半身を鍛えることも大切です。
ウォーキングとはいえ、体の使い方や関節の動かし方が出来ていないと効果も薄くなってしまいます。
したがって効果を最大限に生かすためにも基礎的な運動方法を知る必要があります。
ランニングも同様に言えることです。
さらに体幹トレーニングで体の重心を安定させることが猫背や歪みのない体を作りに繋がります。
いつも背筋が伸びた体は、若々しさと健康な体のバロメーターです。
しかも内臓機能も高まり、基礎代謝もアップします。
朝起きてから日常生活の中で、背伸び、体操、姿勢を意識することが歪みの予防の第一歩です。
是非姿勢を意識する習慣を身につけましょう。
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