症例)40歳代、男性
ランニング後、右足の甲に痛みが発症する。
症状/靴を履いて歩行時に痛み(患部が靴に当たって痛みを感じられます。)足の甲に腫脹、圧痛がありました。
治療及び経過/
初検時、右側の腸骨のずれ(専門的にはPI腸骨)、腰椎5番、中部胸椎のずれのため、左右の体のバランスが悪いため、患部だけではなく体のバランスも含めて行いました。
長年の走り込みのため体のバランスがかなり悪くなっていました。
治療はまず、右腸骨と腰椎、胸椎のアジャストメント(矯正)、その後アイシング、リハビリ、長母趾伸筋腱炎に対するテーピングを行い、2日に1度、患部の処置のため通院して頂きました。
1週間は運動を禁止して、体のバランス、体幹トレーニング指導、10日後に外での軽めのジョグを開始し、その後経過良好にて来院14日目で完治しました。
早く故障を治す秘訣は、思い切って休養することです。
一度ケガをすると早く走りたい気持ちが先走り再発という悪循環に陥ってしまいます。
そうならないためにも初期の治療が非常に重要です。
ケガをした時は、普段できない事や体幹トレーニング、入念なストレッチなどで関節を柔らかくし、筋肉の柔軟性を保つことなどやるべきことは沢山あります。
ケガをした時は自分の身体をもう一度見直す良い機会だと思って下さい。
走るという根底にあるのは、健康のためなのですから。
上の写真は、右足の甲の痛みを訴えて当院へ来られました。
足の親指を伸ばすことで痛みが生じ、
特に×印の部分に圧痛、×周辺に痛みと親指を曲げたり伸ばしたりする際に軋轢音(摩擦音の様な音)がありました。
横から見てみると、若干ではありますが、
長母趾伸筋腱の部分で腫れが見られました。
休日/祝祭日 葛飾区亀有5-28-2 中通り商店街内
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