エレカシ祭・2 | リッスントゥザミュージック

3.渋谷タワレコ 「戦う男の二十五周年展」



リッスントゥザミュージック


8Fイベントスペースにて実施。


・入場して左の壁にずらっとエレカシの経歴パネル。


随所に軽くエピソードなども書かれており、周知の物もあれば

私は初めて知った、というようなものもありました。

文章のテイストとしてはオフィシャルのBIOGRAPHYをもうちょっとラフにして肉付けした感じ。


・右の壁にずらっとコンサート履歴パネル。


初期の頃は学園祭などもあり歴史を感じる。

本当にずらーーーーーっと書き連ねてあり、一覧すると圧巻。


・突き当り奥のスペースにスクリーンと50席くらい(?)の椅子が設置されており


 1995年3月21日 下北沢シェルターのライブ

(夢を見ようぜ/ライブにせかされて/悲しみの果て/Baby自転車/孤独な旅人/

BABY BABY/さよならばかり/始まりはいつも/花男(CD通り))

 2011年6月3日仙台Rensaでのライブダイジェスト

(moonlight magic/脱コミュニケーション/悲しみの果て/旅/ハロー人生!!/何度でも立ち上がれ/

はじまりは今/今宵の月のように/俺たちの明日…だったかな。抜けてるかも)


を毎時正時に交互に上映。


下北の映像は右下に日付が入っており、一点固定で撮影されたものでした。

記録用にざっと撮った、という印象。(あくまでも印象です)

荒い映像でしたがとても貴重。これどこかでまだちょっとでも流せないんだろうか。


宮本さんは肩ほどの長髪にタートルセーターをパンツにインしたスタイルで、ちょっと不思議な感じ。

途中「宮本!髪伸びたな!」とお客さんからの声が飛びましたがCDにも入ってましたっけ。


ドキュメンタリー映画でいろいろな人がインタビューで答えているように、

この日のライブはお客さんにとっては今までとの違いにちょっととまどいがある様子が

なんとなく伝わってくる気がしました。

2曲目の「ライブにせかされて」の後は延々優しい曲が続きますしね。


「花男」の時だったか、紙コップの飲み物を一口飲んで無造作に投げ捨てるシーンがあり

この日唯一、若干の攻撃性が出ていたような。


宮本さんはこの時期をどういう気持ちで越えていったんだろうか、と

いろいろなことを考えてしまった。

野望と野心と、きっとある種の強い諦観と。


本当にあっちにぶつかりこっちにぶつかり、大変なバンドだなと思いますエレカシは。

希有な才能と強すぎるオーラとエネルギーを自分達でも持て余していたことが

この映像からなんだか痛いほど伝わってきました。


仙台のライブはUstreamで配信されたお馴染みの物。

「何度でも立ち上がれ」で「こっち来い!」と

宮本さんと石君が向かい合ってギターバトルするシーンが個人的に好きで好きで好きで、

このシーンは個人的にちょっともう頭がおかしいんじゃないかというくらいヘビロテしきっているので

この日大きいスクリーンで見られて嬉しかった。


中ほどのスペースには


・ステージ衣装展示

・2002年ライフツアー使用楽器と機材の展示

・白シャツ数枚(たたんだ状態)と宮本さん執筆の生原稿がショーケースに入った状態で展示

(いたずら書き(からかさ小僧?とか)やぐるぐる書きなぐった線とか

飲み物をこぼしたようなしみがリアル)

・歴代PAO閲覧コーナー(自由に閲覧可)

・歴代ツアーパンフ等閲覧コーナー(自由に閲覧可)

・「ズレてる~」ジャケット撮影時の筆字白スーツ展示

・歴代グッズTシャツや語録タオル展示

・物販コーナー


・室内数か所にモニタ。


私が行った時には

EPIC映像集、1998年武道館、桜舞い上がる武道館、ライフツアー

がエンドレスで(たぶん)流れてました。

3回行ったけど、毎回そうだったのでずっと替えていないのかも。

あちこちでそれぞれの映像の音がぶつかり合い、室内エレカシカオス状態。


PAOは初期の頃のものは冊子サイズが大きかったり

CDケース(?)に入っている仕様のものがあったり。

内容は今では考えられないポップな感じで、

カラフルな紙面に「メンバーに聞いてみよう企画!」的なテイストのものがたくさん。

何冊か手に取ってきましたが、

笑顔満開の4人を目にするのはなんだか気恥ずかしく、変な汗かきました。

改めて最近のPAOを手に取った時の安心感たるや、まさしく「エレカシに歴史あり」を実感。


とまあ、とても充実した内容のエレカシ展。


これ、もうこれで終わりなんだろうか。

全国回ったらいいのになあと切に切に思います。

(楽器や機材は難しいかもしれませんが、それ以外のものだけでも…タワレコさん!!)