リッスントゥザミュージック

Amebaでブログを始めよう!

前記事に書いたことでいろいろ試行錯誤を繰り返しましたが

今回の文字サイズ改定は私にはやはりどうにも使い勝手が悪く

ブログを移転することにしました。


アメブロさんには長いことお世話になって、愛着もあるので名残惜しいのですが…


アメブロ仲間の皆様ともお別れするのは寂しいのですが…


また是非、新しいブログにも遊びに来てやってください。


お引っ越し先はこちらになります。


リッスントゥザミュージック


ここはこのまま残しておきます。アカウントも削除しません。

自分も時々遊びに来ようと思います。


別荘みたいですね。レンタルブログだから借り別荘だけど。


放置しっぱなしで追い出されないといいんですが。


ではでは。

ひとまず。


皆様、これまで大変お世話になりました!ワラ


今後ともリッスントゥザミュージック をどうぞよろしくお願いいたします。


文字サイズの件、解決、と思いきや。


投稿前の「表示を確認する」の段階では、

大きい文字の状態になってしまうんですね。


うーーーーーーん


全然「確認」にならないな、こりゃ…


アメブロに意見投稿してみるか…


変わらないようならブログのお引っ越しも検討かも。


ここで大きい文字のまま続けるのは、私は多分無理だなぁ。


どうしようか…

久々にブログを開いたら、あれっ?

なんだこの違和感?


と思ったら、


なにやら、アメブロの方でブログ全体の仕様変更があったようで。


PCブログ 文字サイズ・フォント変更のお知らせ


いやー、困りますわ。

過去記事のレイアウト、ぐちゃぐちゃになってるし…(凹)


そりゃないよなーと思ってちょっとふらっといろいろ調べてたら、こんなサイトを見つけました。


アメブロの変更された文字サイズとフォントを元に戻す方法


おそるおそる言われた通りやってみたら…


おおおおおお!あんぐり


できました!戻りました。


今のこのサイズが、もともとのサイズです。前と同じです。


いとも簡単にできました。


同じようにお困りの方、是非お試しください。


ブログ主様に感謝です。

(アメブロ用に貼り付け専用のリンクがあったので勝手に貼らせていただきました。

この場を借りて御礼申し上げます)




それにしても。


うーん。

これは「改善」なのでしょうか。


字を大きくした方が見やすい、というのはもちろん一般的にその通りなんでしょうけど、

こと「読みやすさ」に関して言えば、

私はある程度文字が小さい方が読みやすい一人です。


一目見た時に目に(というか脳に)入ってくる文章の量がある程度多い方が

さくさくっと読み進められる。


文字が大きいと、何かこう「つっかえつっかえ読む」感覚になるんですよね…


文字の大きさを選択できるようにするのは大がかりすぎてできなかったのかな。


無料で使わせてもらっている場ですので文句は言えないんですけどね汗


ちょっと慌ててちょっと不満を持ってしまったのは正直なところでした。

ミュージックフェア「エレカシ特集」。


見ました。絵文字


『あなたへ』があまりにも端折られすぎていてちょっと「へっ!?」となりましたが顔13
放送時間には限りがありますからね…あれだけ過去映像を流してたし、仕方がないかな。
でもいい歌詞をことごとくすっ飛ばしたなぁ、とちょっと残念だったけど。


まあエレカシファン以外の方にとっては

初めて聴く曲はダイジェスト的にざっと聴けるのは楽ではあるんですよね。
「出演アーティストが誰かに関わらずミュージックフェアは好きなのでよく見ている」

という方もたくさんおられる人気番組かと思うので、

そういう方が「エレカシ初めて聴いたけど、結構いいな」と思ってくれたら

それはそれで嬉しいことです。


トーク。

いやあ思った以上に放送事故寸前シーン満載でごちそうさまでした。絵文字8


宮本さん、質問されるとあまりにもたくさんのことが頭に浮かびすぎるんだろう。
要領のいい人ならそれでもうまく大事なところをピックアップしてトークするのでしょうが
宮本さんにとっては全部が同じくらいものすごく大切だから(爆)軽いパニックになるんだろうなと。


結果、出てくる言葉はスタートからゴールまでの99%の道のりを省略した

ゴールの瞬間の言葉だけだったりして、慣れない人にはさっぱり、ってことになる。


「サラリーマンが蕎麦屋で一杯…かっこいい」
「あーパン食ってる…かっこいい」


普通の司会の方はここで

「すみません、何言ってるんだかちょっと(笑)」と笑いに持っていってしまうんですよね。

実際テレビ的にもそうすべきなんでしょうが、

でも「あーなんでわからない?」ともやもやした気持ちになることも多々。


だからあそこの鈴木杏樹さんの「きらきら見えるんだ」には感動。

とても勘のいい最適なフォローをしてくださって本当にありがたかった。ペコ


過去映像。


個人的に『俺たちの明日』がすごく嬉しかった。


まさしくあれが、私がエレカシファンになったきっかけの映像。
まったく偶然テレビで流れて「へえ、エレファントカシマシってまだ活動してるんだ」と
ぼんやり見ているうちにぐいぐい引き込まれて、涙が出てきて。
一気にエレカシアリ地獄へひきずり落としてくれた記念すべき映像。


久々に見られて感無量でした。ちょっとだけだけど保存出来てとっても嬉しい。
顔があんなにまんまるだったっけ!!ってびっくりしましたが。


あとはやはりさださんとのコラボ。
V明けの宮本さんの表情が実にいいですね。
嬉しそうな感極まった表情を見ているとこちらまで嬉しくなってしまう。


宮本さんの好きなところは、ああいう時に頭でなく心で「ありがとうございます」と言葉にするところ。
他に言葉が出てこないっていうのもあるんでしょうが。(爆)


さださんとのこのコラボ、世間的にも評判がとてもいいようで

両者のファンである私はそういう声を聞くととても嬉しいです。


このコラボの好評の理由ですが、実力派同士の聴き応えある声の交わりのみならず

画面を通してびしびし伝わってくる「互いをリスペクトし合う空気」から来るものも大きいのだろうな、と。

そんなことを改めてまた思いました。


さださんが他アーティストとのコラボであんなふうに遠慮せず歌い切るのって結構珍しいんです。
たいてい相手の声の出方に合わせて、一歩ひいて歌うことが多い。
さださんファンとしては、もっと前に出てくれていいのにともどかしく思うことすら。


それが今回、さださんがまったく遠慮してない。(笑)
全力の宮本さんに思わず笑ってしまう(もちろん嬉しかったんだと思います)
シーンもあったりで、本当に見応えのあるコラボになったと思います。


ラストの「私が主人公だと」のフレーズで血管が切れそうなくらいシャウトしてる宮本さん、
宮本さんの声が途切れた後に長く柔らかく続くさださんの優しいビブラート。

ここ、本当にいい。ついリピートしてしまう。


まったく真逆のタイプの「本物の歌手」のぶつかり合い。

真剣勝負の清々しさは、いつだって見る者の心をとらえて離さない。


宮本さんのさださんへの敬意と、さださんの宮本さんを見守るあたたかい眼差し。

一流対一流の、ぴりっとした心地よい緊張感。

きっとそれが、多くの人の心に直球で響いたのだろうなと。そうだったら嬉しいなと。


今回、久々にこの名コラボを見ながら、改めてそんなことを感じました。



さて。そして。


今夜はなんと

「天下の木村さん」(http://natalie.mu/music/news/104937 宮本さんコメントより(笑))

とのコラボです!!


いやあ…ドキドキします。

なんかこう、もう、いろんなドキドキがあります(爆)


どうか無事に(爆)

そして、またこれも歴史に残るような、素敵なコラボになりますように!きらきら!!

『清須会議』見てきました。 感想です。
(ネタバレはほぼしていませんが、感想から内容が想像できてしまう部分はあるかと思います。
あと、大筋には関係ありませんが細かいディテールに若干触れたりもしています。
ご了承ください。ペコ



三谷作品独特の笑いや小ネタの仕込みは健在。面白かった。
ただ、これまでの三谷映画のように気軽に「さあ笑いに行こう!」という映画ではないです。
歴史が苦手な人はちょっとストーリーについていくのが大変かなと思いました。
一方で、正統派の歴史映画を期待した人にはエンタメ性が強すぎて抵抗があるかも。
あくまでもこの作品は「史実を軸とした三谷コメディ」
であるということを頭に置いて見に行かれるのがいいかと思います。

歴史はさっぱり…でも三谷映画は見たい!という方は、
「清須会議(清州と表記する場合もあり)ってなんだ?」とちょっと調べてみて
ざっと概要を予習する程度でもだいぶ違うと思います。

それから公式サイトの人物相関図は、是非、じっと眺めて
役者さんの顔と演じる人物の名前を事前に一致させておくのをお薦めします。
映画を見ながら覚えていくだろうと思っていると厳しいかも。どんどん登場してくるので。
できたらそれぞれの人物のキャラやエピソードなども読んでおくとなおいいです。
(特に滝川一益なんかは、予備知識がないと映画での彼のシーンは
「いったいなんのこっちゃ?」になってしまうかも)



『清須会議』公式サイト



ちょっと余談ですが私は2011年NHK大河ドラマ「江」を
途中までですが見ていたのが思いの他役立ちました。
時代はあの辺です。(江がまだ幼い頃)
お市の方の秀吉への恨みの経緯を理解していると、サイドストーリーをより楽しめます。

あとは、三谷さんの歴史好き(というか歴史上の人物、エピソード好き)による
歴史上の「あるある」ネタが各所に出てきます。
というか、出てきている、ようです。
私はあまり詳しくないので多分だいぶ見逃してます。

例えば事前にテレビの宣伝で知っていたのは、
「織田家の家系は鼻が大きい」
「秀吉の家系は耳が大きい」
特殊メイクに「なるほど」と楽しんできました。笑



まあいろいろ書きましたが、とにかく
「清須会議とはなんぞや、は知っておく」
「役者さんと人物の名前は一致させておく」
この2点だけは、是非。

キャスティング。

これはもう文句なし。豪華すぎ。
メインの会議出席者の4人はもうその顔ぶれから当然のことながら全員言うことなしです。
一流の俳優陣の「競演」を楽しめました。



大泉さんさすがの芸達者。
秀吉の、天性の人たらしの根底にあるしたたかさが
表情で、動きで、台詞まわしで、存分に楽しめます。
ちょっとした時の表情がたまらなく良かった。



役所さんは安定の余裕ある力の抜けたコメディアンっぷり。
武骨で不器用で小汚い(笑)勝家が、観客の笑いを誘っていました。
見終ってもなんだかまた、人のいい勝家に会いに行きたくなる。
(ただ史実による今後を思うと切なくもなるんですが)



「かっこよくない佐藤浩市」さんの池田恒興。いい、いい。(笑)
「のぼうの城」の丹波と180度別人。へたれキャラお見事。



もともとご自身が丹羽長秀の大ファンでイメージがまるまるそのまま長秀だったという
三谷さん念願のキャスティングの小日向さん、
ベテランの貫禄で要所要所の大切なシーンをぐっと締めていました。



それ以外で印象に残った人。



妻夫木君の、ダメ次男、信雄(のぶかつ)役。
「コメディとしての『清須会議』」に一番貢献していたのがこの方だったかと思います。
期待通りの「大うつけっぷり」にその都度客席がクスクスと波打つように沸いてました。



中谷美紀さんの、秀吉を尊敬し愛しみ、
しかし一方で秀吉に気付かれずに上手に背中を支える妻、寧役。素晴らしかった。
田舎踊り?がとても上手でびっくり。はじけてました。



鈴木京香さんのお市。オンナの迫力!笑
きっとあの役すごく楽しかったろうと思う。



剛力彩芽さんは世間で言われているほど下手だとは思わないんですが、
豪華な「三谷ファミリー」の中ではどうしてもちょっとまだまだ印象が薄い。
この松姫役は映画のとてもとても重要なキーパーソンなのでもうひと頑張りほしかったかな。でも頑張ってました。最後の表情はよかった。



信長の弟、信包役の伊勢谷友介さん。
出番は多くありませんが、飄々とした役はお手の物、という軽やかさがこの方の味ですね。
カリスマ性あふれる信長と同じ血を継ぐ、変わり者、キレ者、スマートな感じがよく出ていまし
た。



音楽。

今でもまだ三谷作品独特のあの、
明るい中にもどこか物哀しくい、洒脱で独特なメロディラインが心地よく耳に残ってます。
三谷作品の音楽が好きな方の期待はきっと今回も裏切らないかと思います。
サントラレンタル(すみません。笑)しよう…



国際映画祭にもいくつか出たようですが、海外の評価はどうなんだろう。
課題はやはり歴史のややこしさでしょうか。
同じ時代劇でも敵と味方がはっきりしている合戦物は
割合外国人の方でもわかりやすいかと思いますが、
『清須会議』の面白さは敵味方の戦いではなく人間関係が絡み合ってのお互いの腹の探り合いなので日本の歴史に疎い外国人が観るとなると結構厳しいかも?

ただ三谷流のキレのある人間群像劇、こういう面白さはきっと世界共通。
国際的にもいい評価がされると嬉しいですね!

今、こんな本読んでます。これ、読みやすくて面白いです。
本当は映画を観る前に読み終えたかったのですが間に合わなかった。
映画は観てしまったので、マイペースでゆっくり楽しく読み進めています。


誰も書かなかった 清須会議の謎 (中経の文庫)/中経出版



¥600

Amazon.co.jp



肝心な三谷さんの原作はまだ読んでません。

これを読み終わったら読もう。楽しみ。ワラ



その他、どこで入ったか忘れたMCや雑感など。

順不同です。


・「二週間くらい、本当に聴こえなかった。今はほぼ治った。

治っちゃったから、恥ずかしくて言いたくないんだけど」


・「二か月くらい、完全に休んだ。みんな、夏休みとかでなくそんなに休んだことある?
すごいだろ(みたいなこと言ってました。笑)」

「ここぞとばかりに駿台予備校の漢文の問題集買ってきて(会場笑)

レ点とか忘れちゃってるから。論語読まなきゃならないから。」


・(ドキュメンタリーの撮影でずっとカメラがある状態について)
「みんなだって家でポテトチップスとかバリバリ、そんなの撮られたら恥ずかしいでしょ」
会場の反応が薄く寂しかったのか(決してそんなことはないんだけど!)

後ろの成ちゃんを振り返って「面白くない?俺はすごく面白いんだけど」


・「(休養中)成ちゃんなんか一週間ベース置いちゃって」

映画や各種雑誌を事前に見た人は、全員もれなくだってそれ宮本さんの指示だから、と思ったはず。笑
宮本さん、こういうの素で忘れちゃってるんだろうか。


・初日メンバー紹介の時。

自分を忘れて少し経ってから「総合司会宮本です」

拍手したかったのに自分のことを忘れてるようでできなかったので思い出してくれてよかった。

大歓声。


・(イヤモニに関して)「俺が鎖国してるから(会場笑)こんなの嫌だなと思ったんだけど、
○△×…(よく聴き取れず)海外のロック歌手もやってるみたいだし(とかなんとか)」


・「(イヤモニをいじって)水が…」(多分汗で違和感があったのかと)


・新曲4曲の説明では「ぼやいてる歌なんだけど」というフレーズをあちこちで多用

一年間葛藤しながら曲を作ったんだなあと感じさせる。


・「話したいことはたくさんあるんだけど、たくさん歌います」


・一日目のアンコールのあたりだったか?
「おそらくみんな…」まで言っておきながらストップする。
それを微笑とともに平然と受け止めるお客さんもすごいよ


・メンバー紹介の時、成ちゃんに「妖怪人間ベム」。二日とも言ってた。
ハットがそんな感じだったかららしい


・突然の金髪石君に「頭皮が痛いのは治りましたか」


・映画・雑誌で伸び放題だった髪(笑)はすっきりカットされてました。


・「いい顔してるぜよく見えないけど」お約束MCは二日とも。


・「空を飛びたくなりませんか?」


・「お互い様だエブリバディ」


・シャツは二日ともすごく早い段階でビショビショ。


・(野音の感想ではないですが)

「あなたへ」ワイドショーで何度もサビを聴くうちにすでに好きな曲になってきている。
早く全体像を把握したい。


だいたい思い出すのはこんなところ。


完全復活を上回り、大きな期待とともに未来を感じさせるステージだった。

本当になんというか、波乱と闘いと克服を繰り返す人だ。

その都度凄みを増して、これからさらにまたどれだけ昇り詰めるんだろうか。


エレカシの音楽は、普段自分の中で諦めとか誤魔化しとか常識とか理性とか
そういうもので優先順位をつけて無理やり整理している心の中に無遠慮に立ち入ってきて
ぐちゃぐちゃに撹拌してあっさり立ち去っていく。

あとのことなんか知ったこっちゃない。
こちらはその惨状に呆然とするしかないんだけれど、

自分の嘘と真実を露わにされることで

普段がちがちに梱包して隠していた自分の「魂」の部分に出会うことができる。


それがエレカシの音楽の力だ。


気のせいか、野音の虫達も開演前より開演後の方が

リーリーリーリー声が激しくなるように思えてならないんですよね。

虫の本能をも目覚めさせるエレカシ。(爆)


「そんなんで、野音でできるのか」

映画の中でメンバーを叱咤していた宮本さん。

もちろんそれは自分に向けての言葉でもあったろうと思う。

これだけ長く野音で歌い続けてなお、まったく慢心していない。

一回一回全力で挑み、今の時点での自分達の力すべてをさらけ出して客席にぶつけてくる。

奢らず、隠さず、胸を張って「俺達を見ろ!」とぶつかってくる。

エレカシの野音に来ると背筋が伸びる思いがするのはそのせいなんだろうと思う。


また来年も。再来年も。その先もずっと。

エレカシの野音は続いていく。

そしてそれは、まだまだこんなものじゃ終わらない。(いやもう充分すごいんだけど!)

その都度きっとまた、さらに進化したものを見せてくれる。


一年間の不安を、野音をかすめた台風とともに見事に吹き飛ばして

そう、強く確信させてくれた、「復活の野音」。


本当に本当に。


素晴らしい二日間でした。

enc.1


22.今宵の月のように


この時、月が出ていたようなんだけど残念ながら見逃してしまいました。
位置的に見えなかったのか、自分が見そびれたのかはわからないんですが。


ステージの真上に演出で光るライトを月と思ってじっと聴く。



23.武蔵野


これもまた、野音で聴くことができるとひときわ嬉しい歌の一つ。


どこかのMCでちらっと「野音は90周年だそうで、すごいですね」と言っていたけれど
ビルが立ち並ぶ都会のど真ん中に、たくさんの緑に囲まれて90年の歴史を数えた野音を想い、

それ以前の歴史を想い、もっともっと昔を想う。


今立っているこの土地も、昔はなんにもなかったんだろう。


悠久の時の流れ。


時の流れには誰も抗えない。
いつの時代も「今」の継続の中で誰もが生きてゆく。


「優しいうたも全部 幻」


今のこの歌声も、この素晴らしいライブもいつかはマボロシ。


「俺はただ 頭の中 イメージの中笑うだけさ」


本当にスケールの大きい歌であり繊細な歌だと思う。

この曲があったからエレカシファンでいる、と確信できる歌の一つ。



24.コール アンド レスポンス


「全員死刑です」を待ち望み、宣告されて沸き立つ客席。
エレカシファンだから分かるこの瞬間。(笑)


「死刑です」はつまり、
「時間がねえぞ。わかってるか。だから生きている間は懸命に生きろ!!」
と同義。


改めて自分の命の期限を思い知らされ、ぼやぼやしている暇はないんだぞと
心をひっぱたいて起こされる。


今日も宣告されて嬉しかった。エネルギーもらいました!



25.ガストロンジャー


昨日に続きキレのあるガストロンジャー。


繰り返すけれどもう、この一年のブランクのことなんてすっかり吹っ飛んでしまっていた。
目の前にいるのは、以前にも増して凄みのある演奏で客席をたたきのめす、
皆が待ち望んでいたエレファントカシマシだ。



26.ファイティングマン


ああ、二日間のライブが終わってしまうなあ、と寂しさを覚えながらも
最後はもう、楽しく聴こう!と全身で音を感じながら懸命に聴いた。


聴き違いでなければいつもの「頼むぞ!」をこの日は「頼んだぞ!」と言ってたような。



enc.2


27.待つ男


グッズの白っぽいTシャツに着替えて登場。

「これしかなかった。恥ずかしい」


恥ずかしいんだ(笑)


二日間を通して、この曲はどうにか聴きたいんだけど、と強く思っていた曲だった。


アンコールで登場して、最初の音を祈るように待つ。

聴きなれた重厚な出だしに、心臓がドクン、と鳴った。


ああ、待っていたんだ本当に聴けるんだ。


また、エレカシの「待つ男」を、「何の不安もなく」聴けるのを、ずっと待ってた。


ただただ、食い入るよう に見つめて聴いた。
待っていた、期待した通りの、ど迫力の待つ男。


最後、「長い」のところをやらずに会場に向かって
「エブリバディ!エレファントカシマシ!!!!!」と叫ぶ。
会場が声援で応える。


二日間のライブの完結と、これからのエレカシの確かな明るい未来とを同時に感じた瞬間。


「復活の野音」。


最高のライブだった。

18.さよならパーティ


気付いたらずいぶん長いこと『STARTING OVER』を聴いていなかったようで

ものすごく久しぶりにこの曲を聴いた。


ああ、やっぱり好きだなあ。


ファンになって最初に買ったアルバムで、この曲に打ちのめされて何度も何度も何度も聴いた。
2009年の「JAPAN CIRCUIT」で初めて生で聴けて、感動が止まらなかった。


そんなことを思い出していたらなんだか、

ファンになってからのこの数年のことがぐるぐる回帰されて
エレカシのことももちろんなんだけれど自分自身に起こったいろんなことが

どっと押し寄せてきて一気に涙腺が破壊される。


聴きながら、妙なことなんですが「はてさて~」の新曲と、「地元のダンナ」も頭の中で
同時再生されていた。


あんなこともあってこんなこともあって、ずいぶん時間が過ぎていったなあ。

なのにちっとも成長していない自分。
いやでも、自分なりに一歩一歩歩いてきた。そこは認めてもいいんじゃないか。


その二つの思考をぐるぐるさせていたら、この曲の泣かせどころ


「誇れるモノが 今は無くってもいい ココロに水を少しかけてやればいい」


泣いていいところでしょここはもう。涙があふれてしょうがなかった。



19.笑顔の未来へ


あーこれもファンになりたての頃PVを何度も何度も見たんだよなあ、
CDで曲も何度も何度も聴いたなあ。
なんてまたメソメソグズグズする。


「笑顔の未来へ行こうぜ!」


宮本さんのメッセージが心にグサグサ刺さってくる。


笑顔で。

泣いてちゃだめなんだ。

泣きたいことばかりあるけれど、泣いたらちゃんと涙をふいて
笑顔の未来へ。


会場中が頭の上で手拍子をしながら音楽に身を任せて飛び跳ねる中、
私も小さく手拍子しながら涙でにじんだステージを一生懸命見て、聴いた。



20.ズレてる方がいい


今日の演奏も完全復帰を思わせる安定感と凄みと気迫と。


圧倒されていたらようやく自分の心の旅は終結してきて(爆)
またエレカシの放つ音にただただ身を任せるように聴くことが出来てきた。


一年に渡っていろんなことを考えながら(これは自分のことではなく宮本さんのこと)
聴いたこの曲。


この先も、どうやったって忘れられない曲になるだろうと思う。



21.俺たちの明日


この曲の時はステージを見ながら時折客席も視界の端で見渡すのがもう癖になってしまった。

この日はごく左寄りの席だったので、真横から見るような形で

たくさんの拳がステージに向けて突き上げられるのを目にすることが出来て壮観。


会場が一つになる。


ステージから宮本さんとメンバーが会場にエールを送り、
会場中がステージの宮本さんとメンバーにエールを送り、
また、一人一人が、頭の中できっとそれぞれの「お前」を思い出してエールを送っている。


いつも、これに感動して泣いてしまう。


定番であり名曲。
やはり素晴らしい歌は多くの人の心を動かす。

11.新曲(はてさてこの俺は…)


昨日はこの曲を初めて聴くということでただただ懸命に歌詞を追っていたんだけれど
今日はその意味まで咀嚼しながら、自分のこともなんとなく顧みながらじっと聴くことが出来た。


後半、「飛んでっちまいたい」の叫びのところで、鼻の奥が痛くなって涙がにじんできた。


自分自身の心の奥底にしまってある鍵のかかった引き出しをふいに開けられて
動揺してしまうような、そんな妙な心の揺れ。

考えないようにフタをしているところをこじ開けられたような。


この二日間、エレカシおかえり!という感慨とともに聴いていたライブですが
二日目のこの歌のあたりから何かこう、

ライブから離れて自分の心と会話するようなそんな不思議な時間がしばらく続いた。


昨日・今日とたくさんのエレカシの名曲を聴けたわけだけど、

そんな中で新曲でありながらとても心に残ったこの歌。


早く全容が知りたい。



12.なぜだか、俺は祷ってゐた。


新曲の余韻に浸っている中での宮本さんのMC


「子供の頃、運転手になりたくて」

「ヒーローになりたかった」


心臓がギュッとなる。もしかして聴けるのか、あの歌?


的中して、涙がじわっとあふれてきた。


ライブで一度聴きたかった歌。ずっと。

今日、叶った。



13.風に吹かれて


新曲→なぜだか~に続いてこの曲が来ると、
ああ、人生ってやつは、といろいろと思わざるを得ない。


歌詞が心に直球で響いてくる。


いろいろなことがあるけれど。
受け入れよう。

受け入れて、また、歩いていこう。いつもの風に吹かれて。



14.シグナル


からの、シグナル。引き続き、心の旅。


「雨上がりビルの向かうには晴れた空」がリアルな景色として見える気がした。
(雨上がりではなかったんだけれど、お天気をずっと気にしていたので感覚的に)


力強く会場を指差しながら歌う。


メッセージが心に突き刺さる。



15.新曲(エンドロールで流れた歌)


本当になんというか、葛藤の歌だなあ。聴くのがちょっとつらくなるほどの重厚感。


完成されてCDで聴いたらどんな感じになるんだろうか。

不安と叫びと。
「我が祈り」のような感じだろうか。



16.明日への記憶


昨日はちょっと漫然と聴いてしまったこの歌、

今日は一つ一つの歌詞をしっかり咀嚼しながら聴くことが出来た。


なんだか本当に、この日は歌詞がとても深く心に沁み入る日だった。

自分のちょっとしたテンションでも、こういうことは左右される。


演者にとって、もちろんライブは「生き物」なのだろうけれど、
聴く側にとっても「生き物」だ。

平穏な心で聴ける日もあれば、気になることが喉元にひっかかったまま聴く日もある。
体調がいい日、悪い日。周囲の状況。


この日はいくつかの条件が重なってきっと「深く」聴く日だったんだろうと思う。


この「明日への記憶」は、今まで自分がCDで聴いたのも全部含めて

一番心に響いてきた気がする。



17.新曲(「あなたへ」)


いったんステージ袖に下がり、新しいシャツに着替えて再登場。


自分の位置からは何をしているのか見えず
どうしたんだろう、とふと心配になったので、ほっとした。


「このシャツ製造中止になっちゃって」に騒然とする会場。


「30枚くらいはストックがあるんだけど、破いたりできなくなっちゃって」と。


いやいやそれは困る。シャツが破れないように気をつけるような宮本さんなんて見たくない。(爆)
早いところ別のブランドを探して、フィットするシャツに出会ってほしいと祈るばかり。

(っていうかオーダーメイドじゃだめなのか?普段着としても着るからそういうのは嫌なのかな)


イヤモニはシャツの襟元を通す?ようになっているらしく、

新しいシャツに付け替えるのをスタッフさんが手伝う。

手伝っているのにうろうろうろうろ動きまわるのでスタッフさん笑っちゃってました。


無事装着完了。


新しいシャツで歌ったのは、この時の映像を何かしらに残すためだったのか
大事な新曲なので気持ちを改めるためだったのか。


一言一言、 「置くように」歌う宮本さん。


じっと聴き入る。

心配されていたお天気もどうにか持ってくれて、

薄曇りの中晴れ間がのぞくような感じでした。


雲の動きは結構速かったけれど強風が吹くこともなく、

心地いい風が時折さーっと全体に吹き渡る。
しかしやはり台風の影響か、蒸し暑さも残り、なにしろ湿気がすごい。

宮本さん今日もきっとあっという間に汗だくだろう。


夏の終わりを静かに感じさせる、なんとも言えない風情のある空気の野音。

こういうのもなかなかいい。



1.平成理想主義


ちょっと個人的な記憶の話になりますが
2011年新春ライブの時のアンコール一曲目がこの曲だったんですが

バラバラとステージに上がるメンバー、それぞれの音合わせに「?」となっていて、
ギターのイントロの段階になってようやくこの曲だと気付いて
「ああああなぜ気付かなかったんだ私」と自分を嘆いたんですが


今回もまったく同じ失態を犯しました。(爆)


ステージに上がってからの音合わせ?珍しいなーなどとのんきにぼーっとしていた自分が歯がゆい。


へ い せ い り そ う し ゅ ぎ だよほらちゃんと心の準備しろ!


と、タイムマシンに乗ってあの時の自分に伝えたい。(凹)


途中「アイライク…空!」「アイライク、自分(会場から笑)」「アイライク…日比谷の野音!!(歓声)」



2.地元のダンナ


だああああああああああああ来た、来たーーーーーっ地元のダンナ!


イントロで心が一瞬にしてにヒートアップするのがわかる。


昨日の疲れをまったく感じさせないパワフルな演奏。


「はじまるぜーーーー!」


歓声。歓喜。



3.四月の風


昨日に続き今日も。


四月の風ではないけれど、夏を惜しむような九月の風がいい具合に吹き渡る。


「明日もがんばろう 愛する人に捧げよう」


歌詞が優しく力強くのびやかに野音全体に響く。



4.悲しみの果て


声が本当に安定している。


昨年、活動休止になる前に自分が見たライブが「GO FES!」と「LIVE FACTORY」だったんだけど
両方とも声がきつそうだったなあとぼんやり思い出す。


思えばこの時から体は相当無理がたたっていたんだろうな。


休養を経て、それ以前をも上回る伸びやかで力強い声。


「休むっていうのは休暇っていうか(休暇じゃなく)本当に休みました」と昨日言っていた宮本さん。

本気で一生懸命「休んで」、しっかり治して戻ってきてくれたことが伝わってくる。



5.東京からまんまで宇宙


ステージ上の全員が本当に楽しそう。


「ぐるぐる」と会場全員も巻き込まれるように宇宙へ飛んでいってしまいそうだった。



6.大地のシンフォニー


昨日同様、丁寧に丁寧に伝えるように歌う宮本さん。じっと聴き入る。



7.新曲(めんどくせえ)


そういう人は多いと思うけれど、空を見てー鼻がーきゅーんとなってーの歌詞が妙に耳に残るこの歌。


文語調の難しい歌詞があるかと思えばこういう非常に感覚的なフレーズもあったり
宮本さんの書く詞は本当に面白い。



8.ゴクロウサン


冒頭イントロでふああっ、と変な声が出そうに。嬉しすぎて。(笑)


家でイヤホンで聴くゴクロウサンもいいけれど、
ライブで聴くのはもう、やっぱりたまらないものがある。


2009年野音二日目でこれを初めてライブで聴いた時、

ああもう、ライブは今日が最後でもいいと思ったくらい嬉しくて感動した。


もちろんその直後に撤回しましたけど。(笑)


撤回したおかげでまた今日聴けて嬉しい限り。


あーもう、 フレーズが表情が、声が、楽しい楽しい!
もう、小気味いいったらありゃしない、最高だった。ゴクロンサン。



9.星の砂


会場のテンションを保ったままこの曲へ。

今日は昨日ほどはエロくなかった。(笑)


昨日は聴き入ってしまって星のひらひらをしそこねたので今日は一緒にひらひら楽しんできました。



10.涙を流す男


昨年の弾き語りのこの曲も、位置はもっと後方だったけれど

左方向からステージを見る角度で聴いたのを思い出す。


希望と不安と入り混じりながら聴いた昨年に比べ、なんと心穏やかに聴けることかと

ステージに無事に戻ってこられたことを本当に本当に嬉しく思う。