もう一つ
Aさんのことで。
ちょっと宗教チックな
スピリチュアルな思想に感じる部分もありますので
苦手な方は、今回はお控えください。
ついでに
話の流れがあっちゃ、こっちゃになっちゃいました
ごめんなさーーい
ーー ※ ーー ※ ーー ※ ーー ※ ーー
まだまだ元気な頃のAさんとの会話で
よく耳にしたのが「いい死に方をしない」という言葉
これが
とても印象深く残っていまして。
この言葉は
Aさんからだけではなく
オイラが海外を彷徨っていた頃に出逢った現地の友達も
よく言っていたセリフ。
「いい死に方をしない」
とだけ耳にすると
ちょっと怖いですが
ヒトを傷つけたり、陥(おとしい)れたり
悪いことをする人は、いい死に方をしない
という流れです。
他人に嫌なことをされて
腹立たしいけど
こちらからは何も出来ず(何もせず)
そんな時にAさんがよく放っていた言葉です。
『そう思わないとやってられない』といった感覚に近いもんだと思って
受け取っていました。
オイラはどちらかというと
目の前でケチョンケチョンにしてやりたいタイプなので ←恐ろしいよね
Aさんや海外の友達みたいに
そうやって怒りを抑えられる人に『何で⁉︎それでいいの?』と思っていました。
幾度となくそういう人と出逢うので
オイラも『そっち思考に変われよ』って神様から言われているんだと思っています。
Aさんは生活保護を受けていました。
聞いた話ですが
もちろん人間の一生なので
Aさんの人生もいい時もあったし、不運な時もあったようです。
若い頃は
ものすっごい稼いでいて高級な物しか持たなかったAさん。
その後は自分で仕事を始めていたけど
早くに旦那さんを亡くし
家を建てるから一緒に住もうと言ってくれていた
子供を亡くし
70歳を前にして仕事で詐欺に遭い破綻
太陽に当たれない体質になり
そんな70近くの女性を雇ってくれるところは
なかなか見つからず
Aさんは生活保護を受けていました。
こうやって書き並べるとなかなか厳しい人生ですが
それでもオイラから見るAさんはプライドがあって
シャキッっとしていて輝いて見えたんですよね。
今年の6月
一人暮らしは厳しいだろうと
介護施設に入居したのですが
その施設が
これまたすっっっごいキレイな施設で
広いトイレ付きの広い個室に
1階にはホテルのような受付にラウンジ
おそらく
まだ新しい施設だからだと思うけど
ビックリするほどキレイで
生活保護の人でもここに入れるの⁉︎と確認してしまいました。
だって
かーちゃんが入っていた介護施設よりも
何十倍もキレイで新しいし明るいし
20万以上払っていたとーちゃんの施設よりも大きくてキレイ
これじゃ〜払っているのがバカバカしいじゃんっ
なんでと思ってしまったけど
立場上でも
施設を選ぶことなんて出来ないAさん。
今すぐ入れる施設がここだったんだそうです。
もちろん
もっとボロい施設もあるけど
すぐに入居できるのはここ
まるで
神様から与えられたかのように感じてしまいました。
冷静になって考えると…
それだけの事をして生きてきたAさん。
神様から与えられて当然か、と納得してしまいました。
障がい者のお姉さんを引き取って最期まで介護していたし
親や兄弟、子供が亡くなってからは
毎月月命日にお墓参りに行っていたんです。
毎月行ってたら大変じゃない⁉︎と言ったこともありましたが
「10年間はやるの。
仲良くなかった親だけど、亡くなったらそんなのは関係ないから。」って。
10年経ったあとも
体調が悪くない限りお墓参りに行っていたようです。
そして昨日のブログに書いたように↓
死にたいという願いがこんなにも早くに叶った。
最後の試練も
神様が短く終わらせてくれたのかなと思ってしまいました。
生活保護の人には葬儀はありません。
亡くなってすぐの枕経もなく、通夜もなく
一度もお経してもらうことなく火葬されます。
会場はないので
遺体が安置されていた小さな部屋でお別れ
棺に手向けるお花も無いので
香典の代わりに(香典も不要)
Aさんが大好きだったカサブランカ系をメインに花束を用意し
入れさせてもらいました。
「菊は入れないで」と言っていたので(笑
ご要望通りにね。
カッコいい女性をイメージしてお願いしたよ。
Aさんらしいんじゃないかな
ひまわり