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tomorrow〜Last scene〜
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半年後。
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「壱馬くん、明日お天気かな…?」
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「どーやろな?、晴れたらさ、桜見に行かん?」
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「ええね。私、桃スムージー飲みたい!
あっ、桜のピアス、どこやっけ。あれ付けて行きたい!」
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そろそろ寝るからって、一緒に横になってたのに、俺の腕から抜け出そうとする彼女。
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「あかん!行かさへん。明日探そ」
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「ん…」
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ちょっと不服そうな彼女の背中をギュッと抱きしめ直した。
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アメリカから日本に帰ってきた彼女と一緒の時間を過ごすようになって数カ月。
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洋服の制作と、販売。
好きな仕事をしてる彼女はほんと楽しそうで、目をキラキラさせてて。
そんな彼女を一番近くで感じられる。
彼女の『幸せ』が、俺にも『幸せ』を与えてくれる。
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彼女と初めて過ごす春は、楽しくて、あったかくて、優しい季節。
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翌朝。
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「明日美さん、ピアスあった?」
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「ん、あった!これ」
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鏡を背にした彼女が振り返ると、耳元で桜モチーフのピアスが揺れる。
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「どう?かわいい?」
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「ん…まぁ」
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「そこは『かわいいで』言うとこやん!あほっ」
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ぷいっと俺に背中を向ける彼女を背中から抱きしめて「かわいい。ん、めっちゃかわいい 」って言うと満足そうにふふって笑う。
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「壱馬くん?桃スムージー、私、おごってあげるわ。最近売上好調やし」
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「ええの?」
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「私の方がおねぇさんやしね」
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「一個しかかわらんやん」
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「そこが大きいんやろ?」
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「誤差やん、そんなん」
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「何か言うた?」
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「はいはい。じゃあ、おねーさんにごちそうになります(笑)」
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「はい(笑)ほないこっ」
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春独特の白く霞む中、自然握られた右手。
彼女の左手の薬指には、あの日送った指輪がある。
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明日も…明後日も…『未来』を約束した指輪。
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彼女と一緒にいれば、わくわくする明日が…『早くこないかな』って思える明日が永遠に続いてく。
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『美しい明日』
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俺が彼女に見せたかったのは、初めて名前を教えてもらったあの日から、ずっとそれやったから…。
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tomorrow
...fin
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完結しました。途中で長期離脱してしまってすみませんでした。 壱馬のお休み期間、どうしても描く気になれなくて。
壱馬がいないままで、グループがどんどん前に進んでくのが、めっちゃ不安でした。
でも、壱馬は帰ってきた。壱馬の帰る場所はちゃんとあって。
リアルは私が描くお話しよりも、もっと感情を揺さぶられるっていう。
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今回、初めてメンバーをライバルにしたお話を書いてみました。 いかがでしたか? また感想聞かせて下さい。 次回作、少しずつ進めていこうかなって思ってます。
いつも私のお話を読んでくれる方に、たくさんの『ありがとう』を 。himawanco
