2月初旬に岐阜県の大垣へ行ってきた時の様子とかを。
JR東海と青春ブタ野郎シリーズがコラボした、大垣市でのイベント「青春ブタ野郎は大垣の街をまだ知らない」が2月から開催されていたので、それに行ってきました。
岐阜県大垣市まで行く必要がありますが、九州からだと新幹線で米原駅か名古屋駅まで行ってそこから在来線で行く、もしくは飛行機で中部国際か小牧に飛んで鉄道か何かで移動する・・・のどちらかがメジャーなルートになると思います。
まあ、お出かけジャンキー野郎の私がそんなメジャーなルートを採用する筈もなく・・・。
まず手始めに、鹿児島本線のけやき台駅へ向かいました。
そこから徒歩で約15分の所にある九州道の基山PAへ。
朝がパンだけしか食べてなかったので、パーキングエリア内にあるコンビニでコロッケを買って食べたりしました。
敷地内に福岡県と佐賀県の県境があるので、ここで県境跨ぎの反復横跳びもできそうです。やる人いるんか・・・?
基山PA内には高速基山バス停があり、ここから九州各地に向かう高速バスに乗ることができます。
通過するのは福岡~熊本線「ひのくに号」と福岡~長崎線「九州号」のスーパーノンストップ便ぐらいだったかな?
私は宮崎行きの高速バス「フェニックス号」に乗車しました。
九州自動車道の宮原SAで一回目の開放休憩が行われました。位置的には八代の手前辺りです。
熊本始発の宮崎行き高速バス「なんぷう号」も同じタイミングでの休憩となり、しかも同じ九州産交運行便なので結構紛らわしいことに。
左の日野・セレガが福岡発のフェニックス号、右の三菱ふそう・エアロエースが熊本発のなんぷう号です。
今回は車種が異なってたからまだマシな方で、酷い時だとどっちも日野・セレガというパターンも。。。
宮原SAにはトイレのほかに売店とかもあるので、いきなり団子を買って食べました。どーでもいいですが、いき〇りステーキもありました。
この先の八代から人吉の区間、インター間の距離が日本一長い区間で38kmちょっとあるんだとか。
途中に全長6km越えの肥後トンネルがあり、八代JCT~えびのICの区間は危険物積載車両の通行が原則できない区間となっています。
二回目の休憩地点は、宮崎道の霧島SAです。宮崎県に入っています。
宮原SAほどではないですが、ここも売店とかあります。
サービスエリアからは韓国岳(からくにだけ)が見えます。
16時過ぎに宮崎駅に到着しました。
宮崎駅の西口からは宮崎港までのバスがありますが、1時間半以上の待ちになりそうだったので、今回は別ルートで港まで行くことに。
宮崎駅の東口に移動し、イオンモール宮崎行きのバスに乗ります。
バス停にアローラナッシーとナッシーが描かれてますね。
イオンモール宮崎でバスを降りて、そこから港まで徒歩移動です。
バス運賃がこっちのルートだと100円ぐらい安くなったのかな。
イオンモール宮崎から港までは2kmだったか3kmだったかの距離があるので、雨の日には使いたくないルートですね。
まあ、このルートは元々使うつもりはなく、当日宮崎に着いてから思いついたやつですが。
宮崎らしい(?)アローラナッシーのモデルになった街路樹がある道の歩道を歩いていきます。
途中にある宮崎ポートパーク宮崎県緑地公園からは、港に停泊している宮崎カーフェリーの「フェリーろっこう」を正面から見ることができました。
2022年10月4日に就航した新造船です。
瀬戸内海に迂回するのを考慮して200メートル未満の全長ながら、間近で見ると結構迫力がありました。
この公園から港のフェリーターミナルまでは真っ直ぐ行けず、迂回して行く必要があります。
公園から迂回してフェリーターミナルまで歩きました。
着いたのがちょうど乗船手続きと徒歩の乗船が開始されたタイミングで、乗船券を自動チェックイン機で発券しました。
ネット予約だと自動チェックイン機に予約番号を打ち込めば発券できたかと。
乗船が始まってるので、さっさとフェリーろっこうに乗船してしまいます。
ボーディングブリッジを通って船内に入り、エスカレーターでエントランスへ上がります。
フェリーろっこうのデッキプラン。
客室区画は3階と4階になっていて、3階の約半分がドライバー区画となっています。
フェリーろっこうのエントランス。
乗船時点では人が多かったので、夜中に人がいない時間帯に撮影しています。
ステージ状の踊り場があり、ここで船内ライブなどのイベントが行われる時もあります。
踊り場を囲うようにソファーと小さいテーブルが設置されています。
1年前に乗船した姉妹船の「フェリーたかちほ」の時は、確かライブが行われていました。
案内所と売店。
お土産や飲み物・食べ物の他、御船印もここで売っています。
エントランスの端にあるソファー区画のフリースペース。
テーブルがあるので、しばらくすると酒盛りとかが始まったり。
自販機コーナー。
船内にあるフリースペース。
フェリーたかちほと全く同じですが、フェリーろっこうの方は色合いがシックになっています。
船首部にある展望サロン。
4室ありますが、いずれの部屋も狭いです。
展望サロンからは前面展望を楽しむことができます・・・が、夜間は航行の安全のためにカーテンが閉められます。
宮崎カーフェリーは夜行フェリーなので、前面展望が楽しめるとしたら翌朝の神戸入港前ぐらいでしょうか?
宮崎港停泊時点では遠くにシーガイアが見えます。
長距離フェリーあるあるのゲームコーナーも健在。
今回はドミトリーを利用しています。
洗面台が並ぶ通路を奥に進んでいきます。
で、これがドミトリー区画。
通路と仕切り扉の類はなく吹き抜けになっています。
向かい合わせの開放寝台で、上段は階段で昇り降りします。
原則として下段寝台から先に埋めるようで、この日のこの区画では上段寝台を使っている人は見かけませんでした。
寝台内の様子。
寝台奥に頭、手前に足にして寝るスタイルです。枕元の照明のところにコンセントが一口あり、スマホの充電とかに使えます。
なお、ドミトリー区画は船内の内側にあるため外からの電波を拾えず(船体の鉄の壁で遮蔽されるため)、基本的に圏外となります。
リネンはセルフサービスになっていて、自分でリネンを敷きます。
あとサービスとして宮崎カーフェリーのロゴマークの入ったタオルがありました。
下段寝台の下には荷物を置くスペースがあり、ボストンバッグはもちろん、極端にデカいスーツケースを除けば入るかと。
区画の入口に寝台番号が書かれているので、指定された番号の寝台を使います。
ドミトリー区画のさらに奥には、雑魚寝区画となるエコノミー区画があります。
展望甲板に出ました。
結構広々としています。
鳥マークの描かれたファンネル。
フェリーろっこうの浮き輪。船籍は宮崎市。
売店でフェリーろっこうの御船印を購入しました。
通常版(左)と就航1周年記念版(右)があり、両方購入しています。
これで宮崎カーフェリーの御船印が全部揃っています。
同時に船印帳が全部埋まってしまったので、新しいやつを買わないとな・・・ってなってます。
19時10分に宮崎港を出港しています。
神戸三宮港には翌朝7時30分の到着なので、12時間20分の船旅となります。
なお、この所要時間は太平洋を通った場合のもので、太平洋が大時化などの理由で第二基準航路となる瀬戸内海へ迂回した場合は所要時間が3時間ぐらい延びるそうです。
船内レストランで夕食にしました。確か1人1,800円だったかと。
宮崎カーフェリーの場合はバイキング形式になっていて、好きなのを選んで取るスタイルになっています。
メニューには宮崎県ゆかりの料理もあり、冬季限定のメニューも。
それとデザートのプリンが美味しいです。
食後はドミトリーの寝台でゴロゴロしたり、フリースペースに行って電波を拾ってネットやったりの繰り返しでした。
大浴場がいつ行っても混んでたので、この時はホカホカ入水を諦め、代わりにシャワールームでホカホカ滝行をしています。滝行・・・???
シャワーを浴び終えた時点で、四国の高知県は足摺岬の沖を通っていました。
さすがにもう寝ないと翌朝がキツいので、寝台に戻って寝ました。
6時前ぐらいに目が覚めて、外に出たら真っ暗な大阪湾を北に向けて航行しているところでした。
日はまだ出ていません。
レストランで朝食にしました。こちらは1人700円とコスパ良さげ。
夕食同様にバイキング形式になっています。
やはり朝はカレーしか勝たんな??
朝食を終えたぐらいになって、ようやく日が昇ってきました。
船から眺める日の出は、旅してる感が出ていいものとされる。
反対側の西側を見た様子。
遠くに明石海峡大橋が見えます。
宮崎カーフェリーでは基本的に明石海峡大橋の下を潜らないのですが、第二基準航路で瀬戸内海に迂回する場合は明石海峡大橋の下を潜ります。
まもなく神戸三宮港。
神戸三宮港に入港します。
深夜便で先に高松からのジャンボフェリー「あおい」が入港しており、こちらは8時半に高松へ折り返します。
宮崎カーフェリーは7時半に到着するので、高松行き「あおい」に乗り換えることもできそうです。アオイチャンカワイイヤッター!
神戸三宮港からは三ノ宮駅行きのバスが接続しています。
今回は旅程の都合上、駅まで歩くと間に合わないので、210円課金してバスで三ノ宮駅まで移動しました。
なお、バスは交通系ICカードの利用はできず、現金だけの扱いになっている点には注意が必要です。
続きます。