タイ保健省の発表より、ちょっと「ぎょっ」としたこと。

 

 

 これは昨日の保健省による発表から、3月22日~4月9日までの期間にパブ、バー、カラオケ等の娯楽施設で感染した人のデータ。

 

 
 左下の男性:女性マークの横の%なのですが、「国籍 タイ 95.77%、日本 2.67%、その他 1.56%」と表示されています。
 
 そしてこちらは今日発表された4月に娯楽施設で感染した人のデータです。
 
 
 こちらでは、「国籍 タイ 96.41%、日本 1.62%、その他 1.97%」と表示されています。
 全体の数が緑の背景のタイトル内の1,589人をとるのか、左下のグラフの1,477人をとるのかはっきりとはわかりませんが、それを参考にすると4月に夜のお店での感染が発覚した日本人が24~6人いるということが言えそうです。
 
 今日、夫に、「しばらく日本人が多いところには行かない方がいいかもね~」と言われムッとしました。その時は、この数字を根拠に「タイでの感染者の90%以上はタイ人だ!!」と言い返し(こちらの数字は娯楽施設のみの数字なのでそれ以外も含めれば当然ほぼタイ人なはず)、夫もその後すぐ私の怒気に気づいたのかそれ以上は言ってこなかったのですが、でも今のタイのクラスターが娯楽施設を主要な感染源としていて、このように公に「日本人」の数字がフィーチャーされている現状では、「日本人は危ない」と考えるタイ人がいても不思議はない…ということに思い至りました。また、日本人のテリトリーって確かにバンコクでも日本人の多いチョンブリーなどでもごく限られた狭い範囲の中にあるから、この感染した人たちの行動範囲も十分、その中に含まれる可能性が高いのは確か。
 
 日本人はほぼ限られた日本人コミュニティー圏内で生活してる→つまり日本人だと、日本人感染者と同じ行動圏にいるもしくはその圏内に行く可能性が高い→つまり、日本人は危ない、このようにタイ人に思われても仕方はない…とも。
 今のところ、私がよく行くフジスーパーは感染者のタイムラインには上がっていませんが、しかしやはりしばらく自分の行動には慎重になった方がよさそうです。また、もしこのことがきっかけで、「日本人は…」と思われてしまったら、当事者としてやはり悲しいことです。年末の感染者増から数ヶ月も経たないうちに、元々危ないと言われていた夜のお店に行った軽率さはタイ人だろうが日本人だろうが指摘されて当然ですが、自分も逆の立場に立って、感染した人を必要以上に排斥・差別するのはよくないとも思いました。