また子供が犠牲になる痛ましい事件がありました。

 こういう事件が起こる度、私たちはどうすれば子供たちを守ることができるのか、考えてしまいます。

 

 タイも他の多くの国と同じように、子供は学校や習い事へは、専用の送迎バスや親の送迎で通い、子供だけで通学することはあまりありません。放課後や休日の塾や習い事では、待合室で時間をつぶしながら子供を待つ親があふれかえっています。親が子供へかける手間や費やす時間、相当なものだと思いますが、子供を狙った犯罪が多かったり、交通事故の起こる頻度が多かったりという理由で、親が付き添うのが当然のようになっています。

 

 一方で、大人の腰の高さにも満たない制服姿の小学生が電車で通学する光景が当たり前に見られ、子供だけで塾に行くことも遊びに行くこともごく普通にできる、そんな世界にもまれに見る安全な国、日本。親だけでなく、地域の大人たちみんなで子供たちを見守るという、そんな社会の有り様も大きいのだと思います。

 でも、今回の事件のような突発的で残虐な行為においては、学校の送迎バス乗り場という大人の目のある場所でも、犠牲になられた方のお一人が生徒の保護者であったように、子供を守り切ることができないことが露わになってしまいました。

 地震や火災の避難訓練をするように、不審者や犯罪者の突然の襲撃から身を守る訓練も、子供のうちからしないといけない社会に、日本もなってしまったのかな…。

 

 いくら親が子供の側についていても、防ぐことのできない痛ましい事件はどこでもいつでも起こりうる。私たち親はできる限りのことをしたいと思うのに、このような犯罪に対して有効な対策が見えてこないのが本当に辛く悲しいです。