一時期隆盛を極めた北海道の花畑牧場
何故成功したのか?
何故失敗したのか?
ということについて、考えたい
まず、これについて考えようと思った最大の理由は・・・
今日、親が金スマを見ている時にマダムシンコが成金ぶりを披露していた
これは顧客へのマイナスイメージではないかと言っていた(まぁ、うちの親はそこまで頭がよくないのでここまで具体的には言っていない
最近、花畑牧場の宣伝・・・
つまりは、田中義剛を見ない!!
だからと言って、=の関係で企業の衰退、失敗を定義したわけでないことは予め言っておきたい
あくまでも、情報収集をしていく中でこれは一つの失敗なのではないかということについて考えた
<花畑牧場のマーケティング的考察>
花畑牧場の経営理念
1、食べる人を幸せにする
2、作る人を幸せにする
3、地域の人を幸せにする
となっている
これは一応概ね経営に生きていないことはないことはない
1、食べる人を幸せにする
これについては、考え方は非常に難しいが、ブームの当初は製品の希少性が非常に高く、入手困難だった
それを手に入れたことによる達成感という面では生キャラメルを含めた事業へのロイヤルティーといった概念では成功と言える
逆に、これを手に入れやすい環境の整備では、ブーム当初の入手困難さを解消したという面でも経営理念に沿っているのではないかと考えられる
2、作る人を幸せにする
従業員の満足度などはデータとしてはあまりないが・・・
こと個人を限定し、牧場を経営したいという“田中義剛”本人は目標を達成し、幸せだと言える
3、地域の人を幸せにする
北海道の夕張などの問題への取り組みや製品価値を利用した一種のテーマパークとしての牧場の価値を創造したと言える
他にも地域の雇用などの問題を考えれば、これについては最も花畑牧場が取り組んでいるものだと言える
といった観点からは経営理念に沿った経営をしていたという考えはできる
・なぜブームは起きたのか?
あくまでも、私の考察になるが、田中義剛はあくまでも、生キャラメルという商品を含めた牧場の製品の価値を高めて、一種のロイヤリティーを作り出したかったのではないかと考えた。
そこで花畑牧場が注目したのは六次産業的なアプローチだと考えられる
従来の一次産業の在り方は
生産→農協→市場流通
というのが基本的なあり方で
農協などのツールを通さず、生産、加工、販売を全て自分達で行ったことが花畑牧場の考え方だろう
そうなると生産物を加工した価格で、自社で価格設定するため、生産物の農協の買い取り価格よりは高く販売することができるため、割と利率が高い
ただし、一種で農協という機関を通さないことで、様々な手間がかかる
個人で行う場合でも、安全管理などの手間がかかり、農協の持つ信頼性を利用できない
企業として行う場合は、全てに人件費やコストがかかることになる
ようは売れなければ、マイナスの面が多いということ
当初の販売網は非常に限定されていたが、白い恋人の賞味期限問題をきっかけとして、市場に流通することとなる
これが火付け役となり、元々行っていたインターネット販売や牧場での販売など様々な製品、サービスがウケて、ブームとなった
・ブームからの動き
~ブーム当初~
まず、生産規模が小さく、市場流通のレベルでは需要に追い付かない状況になった
そのため、消費者は入手したいという気持ちが強く、消費者の消費意欲をかきたてた
また、クチコミなどの要素がうまく生きていたのだと考えられる
~ブーム中期~
経営者たる田中義剛のメディア露出が増えてきた
メディアによる宣伝効果を狙っており、また、これも消費者の消費意欲を刺激していたと考えていいのではないだろうか
~ブーム後期~
メディア露出が多すぎて、逆にくどいという意見などのマイナスイメージが増えてくる
また、事業の成功による製品の多様化、牧場という技術を生かした多角化も増えてくる
この頃から都市部への店舗展開が進む
コラボレーション企画などを催し、宣伝効果を狙う
・ブームへの対応への考察
ブーム中期ぐらいからある意味での失敗が考えられる
それは、まず一点として企業イメージのマイナス
当初はタレントの持つプラスイメージが功を奏して、花畑牧場への信頼性として生きたが、あまりにもメディア露出が多すぎたため、消費者からマイナスイメージが生まれたのではないだろうか
また、多角化が進み、花畑牧場というブランドの商品自体への入手困難さが解消され、ロイヤリティーは価格面だけが残ったと言える
以上がマーケティング的な考察である
<私が考える失敗例としての考察>
・技術の模倣の容易さ
・店舗拡大によるロイヤリティーの低下
・過度な価格設定
これが、理由ではないだろうか?
まず、生キャラメルがどういった製品かと言えば、原価だけで言えば、恐らく通常のキャラメルと大きな開きはない
それが人箱850円というのは、かなりの高価格設定だと言える
それに加え、生キャラメル自体が家で作ることのできる程度の技術の商品である
あくまでも、土産物としては高い設定とは言えないが、これが都市部で入手できるならば、これは非常に高額なのではないだろうか?
白い恋人やロイズは、土産物としての価値を追求しているため、通販事業はともかく、店舗拡大はそこまで大々的に進めていないし、それをそこまでPRすることもない
一時期のブームの影響で、入手の容易さをアピールしたことによって、ロイヤリティーの低下を招いたと言える
以上の理由から通常のキャラメルと同程度とまではいかないが、商品価値の低下があったと考えられる
もともと、田中義剛は牧場経営がしたいという経営精神があり、その点だけは否定してはいけない部分ではないかと考える
これは正しい考察かどうかはわからないが、もう一つ私が感じた彼の功績を伝えた上での考察をしたい
田中義剛は従来の農協への流通というシステムを壊したいと考えていた
これ自体は経営者として、悪い判断だとは考えないし、立派な理念だと感じた
ただし、農協の流通を通さないと言うことは、同じ価格で販売しても、利益率が大幅に上がる
それを加工した上で販売すれば、より利益を上乗せできる
その上で、さらに利益を上乗せしているのは、この考えと相反するものではないだろうか?
従来の流通システムを壊したいならば、従来の価格設定を壊す必要があるのではないか?
といったことは私の考えでしかないが、このような矛盾には疑問点を感じる
結論
田中義剛の経営の仕方はある意味では様々な問題があるが、良い点もある
一次産業の商売としての事例としては悪くない
また、私自身は失敗と定義したが、これはあくまでも私の解釈だ
市場への流通が拡大され、今まで置かれていなかった土産物売り場でメインの商品としての位置を占めている
これらのことから必ずしも失敗とは言えない
私はあくまでもブーム期の対応とそれと比較した現在について考察したということは忘れないでほしい
長い文章を読んでくれた人はありがとう